久しぶりに引っ張り出してきて聴いてみると、やっぱりこの盤は4000番台において、そしてホレスパーランリーダー作品中間違いなく最高峰の演奏だと感じさせる完成度。
DJの方々も御用達というふれこみは、相変わらずレコ屋に行くと聞くフレーズですが、個人的にはそんな話、聴きたくも無い。
高校生の頃、確か明大前にあったマイルスのママの選曲で聴いて以来、もっともカッコいいベースソロは?と聴かれるとこのアルバムのタイトル曲でもあるUS THREEのイントロと答えるようになりました。
深淵を覗き込むようなジョージ・タッカーのベース、寄り添いつつも揺るぎない主張を提示するアル・ヘアウッドのドラムス、そしてなんと言っても黒光りする知性が宿ったホレスパーランのピアノ。
アルバム全曲がどれも飽きさせる事の無い名曲ですが、正直言って完成度の高さではやはりタイトル曲に集約されます。
多くの再発、リマスターが出ておりますが、やはりオリジナルに限ります。
音の鮮度、深み、浸透力。すべてが違います。
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購入金額
0円
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購入日
2016年05月16日
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購入場所
お富さん
2016/05/16