SYLVANIAブランドの5U4Gです。
整流管で有名なのはやはりWestern Electronicの274Bだと思いますが、WEの274Bの代替管としてSYLVANIAが作った274Bと同一の構造な5U4Gがこの管の特徴です。
というわけで、なんちゃって274Bとも言えます。
プレートの間に2本伸びているロッドはトップのマイカに接続され、フィラメントを竿で吊っている構造となっています。
プレートの間にロッドがない5U4Gもありますが、これはフィラメントがマイカ固定なので注意が必要です。
RCAの5U4Gなどはこの構造をしているものが多いです。コストダウン目的?
買うならやはり吊りフィラメントの方が良いですよね。
今回手に入れたのは中古で格安だったのですが、ゲッターなどは十分残っていて動作は問題無いものの、マイカとサポートがなんか凄い汚れ方をしています…
真空だしカビ生えるわけじゃないんだけど、どうしたらこうなった…
構造としては先日買った、5R4GYと同一のように見受けられます。
SV-2A3EPXに上記の5R4GYも使えなくはないんだと思いますが、フィラメントが2Aか3Aかの違いと、5U4Gの~500V/約250mAに対して5R4GYは~1000V/150mAといった感じで違いがあります。
特に電流が取り出しにくいのでやっぱり5U4Gの方が良さそうですね。
A-300Bは1本の300Bに対し1本の整流管ですので負荷が低く、5R4GYがちょうど良い感じです。
5U4Gの良い点は、2A3と外見も同じなので並べると見た目がすこぶる宜しいところ。
KEN-RADの2A3と並べてみましたが、ちょうど同じ大きさでした。
欠点としては、吊りフィラメントの5U4Gは少しお高いことと、直熱管なので電源投入直後の立ち上がりにおいて2A3に負荷が掛かりやすい、という点でしょうか。
現在組み合わせているCV378は傍熱管なので立ち上がりは比較的ゆっくりなので2A3には優しそう。
今のところまだ1本しかないので、あと1本揃ったらアンプに挿して使ってみようかと思います。
しかし…汚れが気になる~
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購入金額
0円
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購入日
2016年05月14日
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購入場所
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