そんなわけで?今まで2回出た「アニソンフォーカス」のオーディオ雑誌、「アニソンオーディオ」。vol.1
が2014年1月刊行、vol.2
がその年末で、もともと刊行ペースが速い雑誌ではなかったものの2015年は1冊もリリースされなかったので、「終わったのかな?」と思っていた。
それが15ヵ月ぶりに新しいのを見かけたので購入してみた。「アニソンオーディオ vol.3」。
今回の最大のポイント?は特典音源の供給の仕方。
もともとニッチな分野向けの雑誌、その割にはアニソンアーティストや声優へのインタビュー記事や、この雑誌のための新録ハイレゾ音源などを用意する等、凝り性の?この分野のファンに向けた気合は十分だったのだが、いかんせん高い。
vol.1が2000円、少しは刊行数が稼げてペイできると踏んだのかvol.2は少し下がったが、それでも1800円。やっぱハイレゾ音源のDVDが結構負担なのかな、と、vol.2のレビューには「自分は盤がある方が好きなんだけれど、場合によっては付録を配信にして少し価格を下げる努力をした方がよいかも。」書いたが、今回その手法に転換!1500円まで下がった(まだ高いけど)。
その姿勢は評価したい、かな。内容的にはアニソンアーティストへのインタビューやオーディオ機器のレビュー(当然試聴対象曲はアニソン)というものの他に、最近ふたたび盛り上がりを見せているアナログレコードに関する記事とタグについての解説。前者はアナログ未体験世代にあてたものでフォノイコライザーの話やプレイヤーの設置環境、レコード盤の取り扱い方など、識ってる世代にはど~でもよいことばかりだったが、後者はタグ編集ソフトの使い方から、オススメのファイル構成など多岐にわたり、デジタルデータとして音源を管理する事が多い現在では役立つことだらけ。これは参考になった。そして付属音源は、原由実の新録撮り下ろし音源やSuaraの「不安定な神様」の他では聴けないDSD音源(2.8MHz/1bit DSF)等が収められる(後者は市販形式は96kHz/24bitのリニア)。
綴じ込みでe-onkyo musictからのダウンロードコードが付く感じ。難点としては
・e-onkyo musicに登録する必要がある。
・有効期限(2016年12月31日)がある。
ということ。
特に後者は時間が経ってこの本を購入したときは無価値になってしまうのが物理DVDとは違う所。でもまあ価格的にはギリ許容範囲に入ってきたから、それとのバーターかな、と。あ、相変わらずイラストはすんばらしいですw【内容】
●付録音源解説(各インタビュー含む)
・原由実「桜、月華に舞う」(96kHz/24bit FLAC)-ハードな和ロック-
・今井麻美「朝焼けのスターマイン - acoustic arr. -」(96kHz/24bit FLAC)
-アコースティックアレンジの全パート録り下ろし-
・アルマギア -Project-「パレードプロトコル-diva. Festa-(能天気MIX)」
(192kHz/24bit FLAC)-歌姫フェスタ(CV.久保ユリカ)の楽曲-
・Suara「不安定な神様」(2.8MHz/1bit DSF)
-TVアニメ『うたわれるもの 偽りの仮面』の前期主題歌-
●アーティストインタビュー
・梶浦由記
・光田康典
●特別企画
・いとうかなこ、佐々木恵梨が聖地アキバで「シュタゲ」を聴く
・タグを知って音楽再生をもっと面白く
・この曲聴くなら ~ベストマッチ・オーディオを探せ!1~
・この作品観るなら ~ベストマッチ・オーディオを探せ!2~
・アナログでアニソンを楽しもう!
・クラムボン・ミトがデノン試聴室で「ここさけ」を聴く
・小音量かつコンパクトなオーディオ再生のコツ
●新製品紹介
他
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購入金額
1,500円
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購入日
2016年03月31日
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購入場所
フタバ図書
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