ASUSTeK Computer ゲーミングブランド 「STRIX」シリーズのサウンドカード上位機種
STRIX RAID DLXを導入したのでレビューさせていただきます。
また、同社のEssence STX IIとCreative社のSound BlasterX AE-5も所持しているので
そちらとも比較してみたいと思います。
宜しくお願い致します。
使用PC構成
OS : Windows 10 64bit
CPU : Core i7 6800K
M/B : ASUS STRIX X99 GAMIN
CPU COOLER : Corsair H110i
GPU : ASUS STRIX-GTX1080-8G-GAMING
Mem : CORSAIR DOMINATOR PLATINUM 16GB×2 32GB
SSD : Samsung 850 EVO 500GB
HDD : 2TB
Power : Seasonic Snow Silent SS-750XP2S
PC Case : IN WIN IW-CF04S 909-Black/Silver
Headphone : SENNHEISER HD579
コントロールボックス付属
グラフィックカード並みに大きなパッケージデザイン
■付属品
・STRIX RAID DLX本体
・コントロールボックス
・コントロールボックス用ケーブル
・ミニピン→光角形変換コネクタ
・説明書、ドライバDVD
■機能面
・ オーディオプロセッサー「CM6632AX」
・ D/Aコンバーター「ES9016 SABRE32 Ultra DAC」
・ A/Dコンバーター「CS5381」
・ ヘッドホンアンプ「LME49600」
・SN比124dBの高音質設計
・ 手元で音量の操作を行えるコントロールボックスを付属
・ ゲーム内の音の方向を画面に表示する「Sonic Radar Pro」機能を搭載
・ 600Ωのハイエンドヘッドホンにも対応
・ 鋭く光るフクロウの目でPC内をスタイリッシュに演出
・ 3.5mm出力ジャック×5(1つはS/P DIFコンボ)、3.5mm入力ジャック×1
・ PCI Express x1接続
・ Windows 10/8.1/8/7 SP1に対応
■インタフェース構成
上から
・マイク/ライン入力
・ヘッドフォン出力
・フロント2ch出力
・コントロールボックス接続端子
・リア2ch出力
・センター&サブウーファ出力
・サイドサラウンド2ch出力兼S/PDIF出力
側面にはSTRIX RAID DLXのロゴとPCI-E6Pin端子。
ノイズ対策用のPCI-E6Pin補助電源が必要になります。
コントロールボックスは重量もあり背面に滑り止めの加工を施しているので操作中にズレる心配はありません。
上部のつまみで音量調整、つまみを押すことによってスピーカーとヘッドホンの切り替えが手元で操作出来ます。
側面にはヘッドホン端子、マイク端子が装備されています。
6Pin補助電源とドライバのインストール
PCI Express スロットに装着、6Pinから電源を取れば準備完了です。
熱やノイズ対策の為、出来ればグラフィックカード上、もしくは1スロット空けて取り付けた方が良さそうです。
ドライバは付属のDVDでからではなく、公式から最新版を導入して下さい。
専用ソフトウェア「Sonic Studio」と「Sonic Radar Pro」
ドライバのインストールと同時に専用ソフトウェア『Sonic Studio』と『Sonic Radar Pro』がインストールされます。
このソフトを使って音質やサラウンドやイコライザー等の設定が可能になります。
右側
・出力デバイス設定
・スピーカー設定
・サンプルレート設定
・入力デバイス設定
左側
・Equalizer:10バンドグラフィックイコライザ
・Bass Boost:低音強調プロセッサ
・Voice Clarity:ボーカル/ダイアログ(dialog,セリフ)強調プロセッサ
・Compressor:ダイナミックレンジコントローラ
・Virtual Surround:ヘッドフォン出力および2chスピーカー出力両対応のバーチャルサラウンドプロセッサ
・Upmix:マルチチャネル出力時のスピーカーモードでのみ有効なアップミックスプロセッサ
・Reverb:演算された疑似残響を付加するリバーブプロセッサ
・Noise Gate:マイク入力時の「ノイズゲート」プロセッサ
・Perfect Voice:Sonic Studio独自のマイク入力用プロセッサ
なんと24bit/192kHzアップサンプリングをゲームでも利用可能です!
「Sonic Radar Pro」はゲーム内の音を視覚的に表示するソフトです。
画面上に表示させ、どの方向にどれだけの音量が鳴っているのか目で確認出来ます。
使えるか使えないかは個人差があるので何とも言えませんが、面白い機能だと思います。
少々見にくいですがPLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSでテスト動画を撮ってみたのでご覧ください。
定位感
ゲーミング用のサウンドカードで重要なのは、FPS等の足音や銃声の方向、いわゆる『定位』だと思います。
方向性の正確さがスコアなどに影響してくるのでゲーム用途にサウンドカードを導入する場合、定位感を重視して製品を選んでいる方も多いと思います。
こちらのSTRIX RAID DLXにもバーチャルサラウンド機能が搭載されているので、定位の正確さが高い製品になっています。
まずは下記の動画をご覧ください。
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDSで2つのキルシーンを動画にしてみました。
1つ目のキルシーンですが、建物内に侵入した時、左外側から走ってくる足音が聞こえました。
そのまま足音を追いかけキルすることが出来ています。
2つ目は追いかけてくる敵を待ち伏せし、コンテナ左側から足音が聞こえたので銃を構え相手に見つかる前にキルすることが出来ています。
どちらも足音を聞いて相手の行動を判断し安全にキルが取れています。
これはSTRIX RAID DLXの正確な方向性の恩恵です。
ちなみに使用しているヘッドホンはゼンハイザーのHD579というオーディオ向けのヘッドホンです。
一般的なヘッドホンを使用してもSTRIX RAID DLXを導入すれば音に対する正確な方向性も得られることが可能となっています。
サラウンド効果
STRIX RAID DLXのサラウンド効果を使って、いくつかのゲームを実際に遊んでみました。
Sonic Studioの設定はこの様な感じです。
動画にしてみましたので是非ヘッドホンやイヤホンでサラウンド感をお聞き下さい。
DLX AE-5 STXⅡとの比較
サブPCで愛用している同社のEssence STX IIとCreative社のSound BlasterX AE-5を個人的に比較してみると
音質 STXⅡ>DLX>>AE-5
サラウンド感 DLX>>AE-5>>>STXⅡ
定位感 AE-5>DLX>>>STXⅡ
この様な感じです。
あくまでも個人的な感想ですが、
・音質重視ならSTXⅡ
・定位感重視ならAE-5
・マルチに使いたいならDLX
といってもDLXに欠点は見当たらず音楽、ゲーム、映画とマルチに使えるカードと感じたので迷わずメインPCに導入しました。
20000円前後と少々お高いカードだとは思いますが、オンボードやご使用中のカードに不満があるならば導入しても損はない製品だと思います。
ハムノイズ、ホワイトノイズも一切ありませんのでストレスフリーです。
音の感じ方は人それぞれですが、良い音で音楽を、迫力ある音で映画を、臨場感ある音でゲームをプレイすれば、楽しさも増しますよね。
長々となりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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購入金額
20,970円
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購入日
2017年12月13日
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購入場所
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