「V-Colorって、なんだ?!」
このSSDに対する、私の第一印象がこれだった。
なにせ、今までインテル製のSSDしか使ったことがなかったからだ。
他の有名メーカーに比べて知名度も低い。
ラインナップは価格.comを見ても、この製品1種類しか挙がってこないからだ。
さすがにググってメーカーを探してみた。
■V-Color公式ホームページ
どうやら、ここを見る限りでは、SSD以外にもメモリも作っているようだが…。
SSDは256GBの写真もあるが、スペック等の掲載がされているのは128GBモデルだけだ。
こんな、ちょっとミステリアスなメーカーの、他メーカーにないビビットなデザインのSSD。
それが比較的安価で売られているとあれば、つい飛びついてしまうのも無理はない(のか?)
国内で販売している OVERCLOCK WORKS でも、この奇抜さに惹かれてか
あっという間に在庫がハケてしまい、再入荷したのち完売となっている。
2016.03.01現在も在庫は無い状態だ。
この赤色に惹きつけられる理由にあの”例の3倍”を連想してしまう人が多いのだろうか。
というのも、ブリスターパックでSSDの外観がハッキリと見える状態なのだが、
この筐体がビビットな赤色というのがまた目を引く。赤い「V」の文字も良く目立つ。
しかも、付属品は説明が書かれた厚紙以外存在しない。この潔さもなかなかいい。
※この紙は保証書も兼ねているので、無くさないよう気を付けないといけない
早速、ブリスターパックから取り出してSSDの裏面を見る。
まあ最低限必要な情報が色々書いてある。
当たり前だがSATA 6Gb/sであることにホッとした。
そして、どうせならと一気に筐体のネジを外して分解してみることにした。
開けてみて驚いたのだが、フラッシュメモリ全部に刻印がない!
2枚目左下のキャッシュメモリらしきものも含めて正体不明とは。
怪しい、実に怪しいぞ!!
かろうじて”コントローラのようなもの”にだけは刻印がしてあったが、
読み取ろうと思っても何のことかよくわからなかった。
さて、こんな怪しいSSDだが、ちゃんと認識しているのだろうか。
動作確認のため、メインパソコンに増設する形で接続させてみた。
ディスクの管理で確認すると、ちゃんと「V-Color VSS 100 Series」と認識しており、
すでにNTFSでフォーマット済みの状態で表示されている。
早速、ベンチマークもしてみた。
公式ホームページにある、このSSDのスペック表には、
- Read Speed : Up to 540MB/s
- Write Speed:Up to 240MB/s
とあるため、一応カタログスペック以上の性能はあるようだ。
まあ、無事認識もするし、速度もそれなりに出ているので、
ちゃんとシステム用のSSDとして使ってみることにしよう。
システム用なら128GBでも十分(ノートPCだと厳しいかも)
私自身は、システム用に128GBでは足りないのでは?と思うことがある。
それは、長年Windows7をHDDで運用してきたから感じる事なのかもしれない。
ただ、調べてみるとWindowsが新しくなるにつれて必要な容量は減っているようだ。
■参考資料1:Windows7のインストールに必要な容量は?
http://freshfield5.blog96.fc2.com/blog-entry-38.html
■参考資料2:windows8.1はOSにどの程度の容量が必要ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13119620848
■参考資料3:【Cドライブ激減】 Windows10 はクリーンインストールして使うべき
http://makeyoufree.net/strongly-recommend-windows10-clean-install/
上記資料から参考程度であるが、システムに必要な容量は下記のとおり。
Windows7…27GB
Windows8.1…25.6GB
Window10…11.41GB
新しいものほど必要な容量は減っていき、特にWindows10では半分以上減っている。
なので、Windows10を入れるのであれば、普段使っていくなかでも問題ないだろう。
もし、マイドキュメントやダウンロードに多少データが入ったとしても、
たちまちすぐに一杯になることもないだろう。
ただし、物理的にドライブが1つしか使えないノートパソコンとかだと、厳しいかもしれない。
大きなアプリやゲームは別ドライブに入れる、動画などのデータは大容量のHDDにする、
といったやりくりが必要になってくるだろう。
たまには冒険もしてみよう!(ただしバックアップはしっかりと)
インテルを代表とする、有名メーカーだとSSDも、
・システムを引越しするツールを自前で用意
・3~5年以上の長期保証
・不意な電源断でもデータを保護(コンデンサ内蔵)
といった手厚いサポートがあり、安心して使うことができるのだが、
それに対し、この製品は3年保証ではあるものの、公式の引っ越しツールもない。
不意な電源断への対策もなさそう。
なので、長い間使用し続ける事への不安感がないわけではない。
が、そこを跳ね除けるレベルで日々、SSDは進歩し続けている。
安価でここまでの性能が出ているのであれば、こんな冒険もたまにはいいかもしれない。
(私はサブマシン用に使うため、壊れてもそれほど痛手にはならない)
もちろん、大事なデータを扱うのであれば、SSD自体はもちろんバックアップ環境も
含めて信頼できるメーカーの製品を使うようにしよう。
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購入金額
4,980円
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購入日
2016年02月13日
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購入場所
OCWORKS
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