リコーが銀塩一眼レフカメラ用に製造していたレンズです。
Kマウントを採用しています。
リケノンというブランドのPシリーズで、28mmとしては2代目になります。
焦点距離は28ミリ、F値が2.8、最短焦点距離は初代の30cmから短縮し25cmとなりました。
このためMACROの表記があります。
焦点距離こそ一緒ですが、ほぼ別物です。
レンズの枚数(6/7→5/5)やフィルタの直径(φ52→φ49)などが異なります。
28mmの1代目やXR50mmとは、フォーカスリングの回転方向が逆です。
カメラを構えた状態で時計回りに回すと近距離、逆だと遠距離にフォーカスします。
リケノンは旧型のXRが非常に評判が良かったレンズです。
……が、コストダウンなのか後期のPモデルは評価が違うようです。
パット見ではカビやクモリは見られません。
保存状態が良いんでしょう。
Kマウントのレンズは割と人気があります。
最新のデジカメでも使えること、タマ数が豊富なこと、ソニーのEマウントなどへのアダプタがあることなどが理由でしょう。
程度のいい個体はレンズ単体で売買されています。
しかもそっちのが平均的に値段が高いです。
実はリケノンの28mmは初代を既に持っています。
レンズ単体で入手したんですが、ヘリコイドにガタがありました。
それが不満で、程度のいいのを探し直したのです。
本体付きのこっちのが安くて、程度が良いものでした。
【注意】
リケノンはマウント部分に突起があり、デジカメだと引っかかりやすいです。
取り付けの時に難儀します。
自分が使った個体は非常に嵌めこみが硬かったです。
あんまり無理すると最悪の場合、デジカメが壊れるのでご注意を。
また、ペンタックスではリケノンのレンズを保証していません。
これが原因で壊れた場合は、有償修理になります。
撮影サンプル
K-5にとりつけて、XR500AUTOに取り付けた初代28ミリを撮影しました。
絞りは開放でISO800です。
フォーカスは最短にして、合焦する位置にカメラを動かして撮影しました。
レンズに合わせたつもりでしたが、下のRICOHロゴもバッチリなのが謎です。
前玉の周りにある文字でわかると思いますが、フォーカスが合わないと盛大にボケます。
実際にマクロ撮影をする場合は、思い切り絞る必要がありそうです。
寄れる割に被写体が小さく映るので、「狭い場所で寄れるレンズ」の認識で良いでしょう。
「マクロ」を過度に期待するべきではありません。
-
購入金額
3,000円
-
購入日
2016年02月11日
-
購入場所
ヤフー・オークション
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。