おさむらいさんのステージがあった愛知県主宰のサブカル系イベント「ぽぷかる5」。そこで購入したCDの一つ。前作(Vol.2)と同様全編ボカロ曲ではあるのだが、Vol.2がボカロ曲のギターインストアレンジメドレーだったのに対して、Vol.3はボカロ曲のギターアレンジながらヴォ―カル入り。
おさむらいさんは自身も歌うが、今回は人気歌い手とのコラボ。しかも、ゆう十が2曲に参加する以外は残り6曲すべてが歌い手が異なるという豪華さ。男声あり、女声あり、アップテンポの曲あり、バラードありで様々な曲が収められているが、「おさむらいさん節」になっているのはさすが。
「如月アテンション」はじんの楽曲。元曲はやるせない暗さが底辺にあるカゲプロ系の曲の中では一二を争う明るい曲。アイドル調のノリの良い曲だが、これを生ギター+ハーモニカでシンプルに仕上げる。カッティングを弦の上で止めた時の音やボディタップの音などがリズミカル。歌うは昨年(2015年)メジャーデビューした歌い手鹿野。ちょい裏声気味の彼女の声がかわいらしい。
164のハードなディストーションギターとGUMIの金属っぽい声が印象的だった「天ノ弱」は、力強いコードストロークと歌に入るとチョップ奏法を交えた分散和音~ミュートアルペジオなど多彩な音がhalyosy(ハルヨシ)の柔らかい声音のヴォーカルを支える。音造りとしてはハードではないのだが、エネルギー感高し!
「地球最後の告白を」はkemuの名作ボカロ曲だが、緩やかな複数の生ギター+フィンガースナップ+ボディタップ中心の静かなアレンジにのせて、neroの甘いイケメン声で歌われると、歌詞の内容的にも男性(男の子)が女性に向けて歌う歌なのですごく合っている。爆裂リズムの元曲もよいが、このサワヤカで郷愁を誘うようなアレンジもイイナァ...
CDの後半には「magnet」と「リンネ」以外のインストアレンジが収められる(ギターで主旋律をあてているので「カラオケ」ではない)。この中ではツースリーでカウントを取るボサノヴァ風アレンジの「ハロ/ハワユ」と、丸みのある音で爽やかな夏の風を感じる「地球最後の告白を」がいいかな。
前作
と比べると曲自体が長いのでガッツリ聴ける感じで聴き応えがある。ただボカロ曲のほとんどが女声(KAITOやがくっぽいどなど男声ボーカロイドもあるがあまり使う人は多くない)のためか、cybercatの方が男声だと違和感を感じるのがちょっと。鹿野以外は全員男性なんですよ、これが。そこが個人的に。
【収録曲】
1. 如月アテンション / じん feat. 鹿乃
2. アイロニ / すこっぷ feat. that
3. ハロ/ハワユ / ナノウ feat. ゆう十
4. しわ / buzzG feat. しゃむおん
5. magnet / minato feat. コニー×ゆう十
6. 天ノ弱 / 164 feat. halyosy
7. リンネ / ハチ feat. ぐるたみん
8. 地球最後の告白を / kemu feat. nero
9. 如月アテンション / じん
10. アイロニ / すこっぷ
11. ハロ/ハワユ / ナノウ
12. しわ / buzzG
13. 天ノ弱 / 164
14. 地球最後の告白を / kemu
「前半」
「後半」
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購入金額
1,000円
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購入日
2016年01月10日
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購入場所
ぽぷかる5
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