「花とゆめ」と同時に購入したアルバムです。

ただし、発売日は7年程違いますがｗ

当初は、購入する予定がありませんでした。

何故ならば、谷山浩子さんのアルバムは、`70S、`80S、Memories、カイの迷宮、しまうま、漂流楽団、ベスト、と弟と半々ではあるものの揃えていたので、収録曲がかなり被っていたのです。

しかし、収録されている「カントリーガール」のアレンジが違う、という事を聞きまして。

「これは、買わなければならない（使命感）」

と、思い立ちまして、同時購入の運びとなりました。

さてさて、そんな「カントリーガール」は、前奏有りのバージョンです。

`70S収録版は、

「カントリーガール、君の目の中で、夕焼けが燃える。カントリーガール、君の微笑みは草原の匂いがする～」

と、ほぼアカペラな歌い出しの後に前奏部分に入るのです。

そして、一番の違いは、サビの歌詞ですね。`70S版とは違い、

「僕は、始めから終わりまで、君を見ていた～」

から始まる歌詞が追加されています。

かなり、物語が変わる追加です。

あと、よくよく考えてみると、最後に追加されている、

「さあ、今すぐ後ろを振り返れ。僕はここにいるよ」

という歌詞は、怖いかもｗ

でも、好きですね。

今の所、ランキング一位（何の？）

「まっくら森の歌」は、かなりの知名度ではないかな。

谷山浩子さんの不思議な世界観と、優しい声が融合している、心に沁みる温かさも備えた曲。

誰からも愛される曲だと、私は思っています。

みんなのうたに採用されたのもむべなるかな。

最後に、少し、寂しく終わる所は、ほんわかだけでは無い谷山ワールドの一端が垣間見えているかも。

この曲が二位、とひねりのないL2さんでした。

このアルバムも「花とゆめ」と同じく、二枚組となっておりまして、上記二曲が収録されているのが、白ディスク。

銀河通信

カントリーガール

まっくら森の歌

学びの雨

会いたくて

小さな魚

河のほとりに

SORAMIMI　～空が耳をすましている～

ひとりでお帰り

お早うございますの帽子屋さん

風になれ　～みどりのために～

窓

MOON SONG

恋するニワトリ

海の時間

神様

ねこの森には帰れない

の17曲収録。

「河のほとりに」は、中島みゆきさんを彷彿とさせるような抒情的な歌謡曲の風味。

「窓」も、「河のほとりに」の系統っぽい雰囲気を出しつつ、不思議世界な展開。

「ねこの森には帰れない」「お早うございますの帽子屋さん」は、メルヒェンな世界観、例えるならば、竹本泉さんのコミックのような（分かり難っ！）

白ディスクは、幾つかの曲は注意する（どういう事？）必要があるものの、みんなのうたで聞いた曲の流れで、一般の人にもお勧め出来るものだと思います。

そして、お勧めし難い方の黒ディスクは、というと。

たんぽぽ食べて

ドッペル玄関

人形の家

SAKANA-GIRL

ガラスの巨人

悪魔の絵本の歌

てんぷら★さんらいず

そっくり人形展覧会

仇

ダイエット

穀物の雨が降る

不眠の力

王国

リカちゃんのポケット

キャンディーヌ

意味なしアリス

楽園のリンゴ売り

というラインナップ。

どうでしょうか？

中身の想像もつかないタイトルばかりかもしれませんね。

黒、といいつつも、リズムやメロディーはコミカルだったり、明るかったりするものも多いです。

但し、シュール或いはダークな曲であるので、不思議さと怖さとが混じった奇妙な世界が展開します。

しかしながら、極端とも言える、不思議ほんわか、から、シュールでダークな曲まで、谷山浩子ワールドを凝縮したアルバムとしては、満点なんじゃないかな、と思っています。

このアルバムを機に、ワールドの住人になるのも一興かもしれません。