先頃、「レトロフリークBASIC」のレビューを行ったわけですが……
「11機種対応カートリッジアダプター」欲しいなぁ、と言ってたのに、気がついたら「レトロフリーク」のレビューを行う事になっていたと言う……
な… 何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をしているのか わからなかった…
位置合わせも簡単な合体機構
先ずはパッケージ。BASIC同様にマスコットキャラのジャンプ君が描かれており、右側にレトロフリークと、そのセット内容が。
ちなみにBASICとパッケージを比較。
上がレトロフリーク、下がレトロフリークBASIC。箱の大きさが結構違いますね。
内容物。
レトロフリーク本体+カートリッジアダプター、レトロフリーク標準コントローラー、コントローラーアダプター用USBケーブル、コントローラーアダプター、ACアダプター、HDMIケーブル、保証書にGG/MKIII対応カートリッジアダプタのちらし。
何でレトロフリーク本体+カートリッジアダプターなのかと言うと……
本体底面を見ると理由が判る。
カートリッジアダプターにレトロフリーク本体がドッキング。
レトロフリーク本体をスライドさせると分離可能。
カートリッジアダプターの方には、レトロフリーク本体のUSBポートと一致する形でUSBコネクタが用意されているのが判る。
カートリッジアダプター正面。
向かって左側がPCエンジン用のHuCardスロット。
右側の上側がゲームボーイ系のカートリッジスロット。
右側の下側にはUSBポートが3つ。
カートリッジアダプター背面。
本体下部にポート類があるが、ここの部分はレトロフリーク本体。
レトロフリーク本体自体はBASICと同形状なので、各ポート類とかの説明は公式見るか、以下のレビューを参照。
標準のレトロフリークと、BASIC版のレトロフリークを並べてみた。
形状的には同じだが、本体の成型色が異なっているのが判る。
標準の方が色が薄く、BASICの方はスーパーファミコンを模した色合いになっている。
底面から見ちゃったけど、こっちが上面。
整形色以外には違いが見当たらないが、排熱用のスリットから中の基盤を見ると微妙に違っているように見える。なお、分解はしない(w
BASICのレトロフリークをカートリッジアダプターに取り付けてみた所。
明らかに色が違うのが見て取れるが、使用に関しては何ら問題ない。見た目の問題だけ。
」
こちらはレトロフリーク用コントローラーアダプター。
とりあえず上面。
側面には各種レトロゲーム機のコントローラーが接続可能なポートが用意されている。
短辺の側面にはレトロフリーク本体と接続するためのUSBポートあり。
反対側はポート類などは無し。
レトロフリーク本体とカートリッジアダプターの合体機構が上手く作られているなぁ、と関心。
本体側の側面のモールドの部分が、アダプターとの合体時にガイドレールの役目も果たすようになっていて、デザインと実用性を兼ね備えている部分が素敵。
簡単だけどアップデートは一手間
本体に電源ケーブルとHDMIケーブル、そしてSDカードを挿して……準備完了。
レトロフリークを起動してみると……先ずは言語選択。素直に日本語を選択。
遅延についての説明。REGZA等のゲームモード付きのTVとかではゲームモードを選んでおくとラグが減るとの事。
いきなりコントローラーアダプタのアップデートが……
アップデートしない理由が無いので素直に「はい」を選びます。
レトロフリークのアプリケーションバージョン、2019年12月時点での最新バージョンはver2.7(build3241)ですが……
起動したレトロフリークのシステム情報を確認するとver2.6の模様。
アップデートする場合、公式サポートサイトから最新データを持ってきて、という訳には行かず、先ずは自身のレトロフリークのシステム設定内にある「アップデート用データ書き出し」を用いて、自身のレトロフリークの情報が入った「アップデート用データ」ファイルを作成しなくてはなりません。
メニューを選択すると、レトロフリーク本体に挿してあるSDカード内に「アップデート用データ」ファイルが作成されます。
ファイルが作成されたらレトロフリーク本体からSDカードを抜いて、今度はPCに。
レトロフリーク公式サポートサイトの「レトロフリーク アップデートデータ ダウンロード」ページで、先程レトロフリーク本体から出力した「アップデート用データ」ファイルを選択してダウンロードボタンをクリック。
アップデート用データで対象チェックが行われた上で、アップデートデータがダウンロード出来る仕組みのようです。
ダウンロードした「アップデートデータ」ファイルをSDカードに移して……
PCから抜いたSDカードを再度レトロフリークに挿して……
するとレトロフリークがアップデートデータファイルを検出して、アップデートを実行するか聞いてきます。
程なくしてアップデート終了。ver2.7(build3241)に。
不正使用防止のためか、本体のアップデートのために、レトロフリーク本体からアップデート用データの書き出しを行った上、そのデータを持ってアップデートデータファイルのダウンロードを行わなくてはならない点は少しばかり面倒ですね。
まぁ、頻繁にあることではないので些末なことではありますが……
データファイルを自動認識してアップデートしてくれる点自体は便利ですけどね。
レトロゲーム機複数台分が、レトロフリーク1台で!
SDカード使いまわしなので、BASICでインストールしていたSFCのゲームが見えてたりする訳ですが……実行しようとするとエラーメッセージが出て遊ぶことが出来ません。
賛否両論あるでしょうが、不正使用防止って意味では正しい機能だと思います。
PCエンジンのゲームで遊びたいなぁ、というのが元々のレトロフリークを切望した趣旨だった訳ですが……
先頃部屋の整理したせいで行方不明になったPCエンジンを発掘している最中にファミコン見つけちゃいました(w
と言う訳で、ファミコンのソフトも入れちゃいましょう(w
ファミリコンピューター
発掘されたファミリコンピューター。日本の家庭用ゲーム機のブームを作った立役者。
ファミコンの下にあるのはディスクシステム。残念ながらレトロフリークでは使えない。
SFCの時同様に、カセット挿したら自動認識してレトロフリークに取り込むか聞いてくる。
レトロフリークの高解像度化機能でグラフィックのジャギーが軽減されている上、HDMI出力になっているので画面はかなり綺麗。
懐かしのファミコン&ディスクシステム。
ディスクシステムは流石に無理だけど、ファミコンもレトロフリークで蘇った!
PCエンジン
いよいよ本命のPCエンジン。
向かって右手に見えるのがPCエンジン コアグラフィックス、左手手前がスーパーCD-ROM^2。
コアグラの背面にスーパーCD-ROM^2をドッキングさせて使用する。
そして左手奥に見えるのがPCエンジンDUO。
真ん中のが発掘されたHuCardの皆さん。
当然の事ながら、PCエンジン(初代)と、CD-ROM^2(初代)もある。
実はこれら以外にも、コアグラIIとスーパーCD-ROM^2のセットが1つ(前述のスーパーCD-ROM^2とは別に、もう1台)と、PCエンジンDUO-Rがあったのだけれど……数年前に弟の所に里子に出たので手元には無い。
ちなみに手元に残っているコアグラ&スーパーCD-ROM^2のセットは嫁さんが嫁入り道具で持ってきたもの(w
今回はレトロフリークと言うことで、発見できたソフトの中からHuCardのみ出しているが……
この他にCD-ROM^2のソフトもあって、寧ろそっちの方がメイン(^^;
なお、コレクターでは無いので、HuCardのソフトに関しては収納の問題などでケースは全て廃棄している。(huCardと取説のみ抜いて保存してあった。)
さて、所有機説明はこのくらいにして、実際にHuCardのゲームで遊んでみる。
ボンバーマン'93、そして定吉七番。
手元にあるHuCardを全部取り込んでみたのだけれど……
唯一「ストリートファイターIIダッシュ」だけ読み取れなかった。
カードをスロットに挿してみるも、レトロフリークの画面に反応が無く認識されない。
ちなみに他に認識されなかったのは「天の声バンク」。
こちらは外部記憶装置みたいなものでゲームじゃないので当然と言えば当然。
後で自分でも遊んでみたけれど……
色々と懐かしすぎて、すっかりクリア出来なくなっている現実が……orz
大人には懐かしく、子供には目新しい
懐かしのゲームが綺麗な画面でプレイできる幸せ。
自分以上に嫁さんが懐かしがってましたね、ファミコン系。
そして子供達も一風変わったゲームに興味津々。
結局、ゲームなんてグラフィックが綺麗だとかそういうのじゃなくて、ゲームとして面白いかどうか、なんですよね。
後、世代に関わらず協力プレイや対戦プレイは熱い。
その結果として喧嘩になる場合もありますが……
そして若い世代は慣れるのも早いね……
子供達に色々プレイさせてみたけど、PCエンジンでは先に上げたBE BALLやボンバーマンが。
そしてファミコンだとアイスクライマーやマリオブラザーズが人気。
特にマリオBr.は興奮の度合いが段違い。流石マリオ。
ぶっちゃけスーパーマリオやってる時よりエキサイトしてる。
この後、皆でPCエンジンのボンバーマンで遊びまくったりした訳ですが……
世代を超えても充分通用するレトロゲーム群。
そういうものがゲーム機本体が故障などで失われて代替機も入手し辛くなっている現状において、カセット系のゲームのみに対応とは言え、レトロフリークは非常に有り難い存在ですね。
再現率も問題なく、今の所動作や見た目がおかしいゲームは無い感じ。
勿論、ストIIのように取り込めないものもありますが……そちらの方が例外的な感じですし。
そもそもストIIのHuCardが特殊仕様ですしね……
どこでもセーブ出来るのも嬉しい機能。
ファミコンやスーファミの方にカセット本体内にセーブするタイプだと、実機で動作したとしても電池切れでセーブできなかったりしますが、レトロフリークなら問題なく保存できるし、自分の好きなタイミングで保存できるので、子供達に遊ばせるにしても中断させやすいってのがメリット。
これから新しくソフトも買い揃えて、って人には大変かもだけど、そういえば押し入れの奥に眠ってるよね、って感じの人なら、是非試して貰いたいって思うくらいの良品。
レトロフリーク1台で複数のレトロゲーム機のゲームが遊べるから、遊ぶ時の繋ぎ変えの煩わしさからも開放されるのも嬉しい点ですね。
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購入金額
0円
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購入日
2019年12月12日
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購入場所
サイバーガジェット
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