今年もボージョレ・ヌーボー解禁日を迎えました。
コネコの時代は、キャンペーン対象ボトルを自腹購入してレビューを制作し、ご褒美としてお正月用のドン・ペリニヨンを頂戴してました。
そのキャンペーン対象品では無いのですが、もう1本。 この時期に頂戴するボージョレ・ヌーボーがあります。
シャトー・ド・ピゼイ。
マセラシオン ナチュラーレ
シャトードピゼイのボージョレ・ヌーボーは、地方全体の0.5%にあたる取れ高の希少品。
昔は領主様だけのお楽しみだったそうです。
生産量の5% 千に満たないケースのみが日本に空輸されると伺っております。
量産品が採用している「マセラシオン・カルボニック」と呼ばれる「炭酸ガス充填方」なら2〜3日で発酵するのですが、ピゼイは「マセラシオン・ナチュラーレ」と呼ばれる倍以上の日数を要する手法で醸造されているようです。
ボージョレ・ヌーボーとして 例外的に濃いワイン
今年に限ったことでは無いのですが、特に知られている「ジョルジュ・デュブッフ」等と比較した時に感じるのは、「濃い」ということです。
まず色が濃い。 その色目は、オペラ座の緞帳のよう。
まさに濃くて赤いビロードの深みが感じられます。
もちろん新酒なので、透明感も感じることが出来ます。
味わいも濃くて複雑。
まず感じるのは新酒ならではの鼻に抜ける爽やかな酸味と香り。
口の中に広がるフレッシュな果実味。
特に今年のピゼイの持つ酸味は 素晴らしかったです。
生ハムとサラダ。 チーズ。 ブタの冷しゃぶが欲しくなりました。
季節モノを楽しめる幸せ
舞台女優の水谷八重子さんが、京都のご贔屓に振る舞われるヌーボーです。
私自身は面識を持っておりませんが、彼女から振る舞われるケースの中の1本を
毎年頂戴できる幸せを満喫しております。
季節モノを楽しむことは、出来不出来に関わらず、それを手にすることができる自分を再確認することかもしれません。
今年もピゼイを頂戴できた幸せを噛み締めながら、秋の一夜を過ごさせていただきました。
-
購入金額
0円
-
購入日
2015年11月20日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。