腕時計を見るのは大好きだが、いざ自分がつけるとなると話は別だ。
人の腕はこんなにもなめらかでしなやかであるのでに、なぜわざわざ突起物を付けねばならないのか。
そんなわけで今まで時計といったらスマホか懐中時計の2択であった。
しかし前者は時間を見るのにわざわざバックから取り出す必要があり(Xperia Z1 Ultraなので新書ほどの大きさがある)後者は手巻き式だったためものぐさな自分はよく浦島太郎状態になっていた。
これでは具合が悪いぞと導入したのが、CASIOの「F-91W-1」だ。
俗にいう「チプカシ(チープカシオ)」の代表モデルともいえるシロモノで、1,000円前後というお値段にも関わらず防水、軽量、多機能と3拍子そろった人気モデルなのだという。さすがにフォーマルな場で使用することはできないが、普段使いならこれくらいがちょうどいいだろう。
本当はG-SHOCKの「スピードモデル」も素敵だなあと思ったのだけれど、懐具合と相談するとやはり安価で最低限の機能が揃っていて丈夫な「F-91W-1」がベストであると相成った。
レトロフューチャーな感じがイイ。
80年代を思わせる液晶に、細身のベルトといたってシンプルな見た目。
しかし人によってはこれが古臭いというかダサいという印象を受けるらしい。
友人からは「なんで今更この見た目なの?」だとか「タイムリープしてきた人」などと言われているが、逆に言えば1,000円でタイムリープができるという訳だ。
それに「今はかっこよくても10年後はダサいもの」より、「今ダサくて10年後もダサいもの」の方がよっぽどいいに決まっているじゃないか。という訳で自分はかなり気に入っているデザインである。
近々、クレーの「花ひらく木をめぐる抽象」っぽいデザインに何とか色を塗れないものかと思案中…。
軽くて視認性もよし
実際に装着してみると、やはりその軽さが魅力的だと感じた。
重量は23gなので、500円玉3枚分と同じくらいである。
視認性もよく、液晶は見る角度を選ばない。しかしライトは左端しか照らさないので暗闇で見る場合は分や秒を見るのに少々難儀するかもしれない。
また、ベルトは樹脂製なので汗をかくと蒸れてしまう感じがある。夏場や汗っかきな人には気になるかも。
ウワサのモデル…!?
余談であるがこの「F-91W-1」、テロリスト御用達といわれる物騒ないわくつきのモデルでもある。
ウサーマ・ビン・ラーディンがつけていたことと、このモデルがアルカイダのテロリストの間で即席爆発装置のタイマーとして使用されており、爆発物製造訓練の講習者はこの「F-91W-1」が配布されていたという話がことの発端である。
なにやらきな臭い噂もあるが、よくも悪くもワールドワイドな製品であることの証明だろう。
長く使いたい頼もしいやつ
やはり一番気に入ってる点は、なんといってもその薄さ。
じゃらじゃらともごてごてともしない。まさに無駄をそぎ落としたフォルムだ。
G-SHOCKが見た目通りの剛性を誇るのに対し、「F-91W-1」はシンプルゆえの堅靭さがある。
チープだからと侮るなかれ。「F-91W-1」は安かろう悪かろうを覆す時計なのだ。
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購入金額
996円
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購入日
2017年06月23日
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購入場所
amazon
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