今までCayinのAS-300BMKIIを使っていましたが、予想以上に良い感じだったので、同じくCayinの300B搭載アンプに手を出してしまいました…。
定価でも5万円ほど高い(AS-300BMKIIが249,900円、A-300Bが298,000円)こともあってか、整流管5AR4が加わっているのと、300B真空管もFullMusicのニッケルメッシュプレートの300B/nが付属します。
購入した個体は前オーナーが整流管をMullard CV378に交換済みでした。
整流管が増えている以外は、6SN7/6SL7→300Bという構成はAS-300BMKIIと同じですが、300B真空管が違うこともあってか、音のキャラクターはかなり異なります。
AS-300BMKIIがどちらかというとメリハリのある、力強い印象があるのに対し、A-300Bは高音域の透明感と、全体的な柔らかさが同居しているサウンドです。
Mullardの整流管の存在と300B/nがかなり効いているのかな?
どちらも甲乙付けがたいのですが、PCオーディオ用にA-300Bを使い、リビングのサブシステム用にAS-300BMKIIという組み合わせにすることにしました。
PCオーディオ用にはもったいなさすぎる組み合わせですが…
デザインはAudioSpace共通のデザインであったAS-300BMKIIとはかなり異なり、Cayinの高級シリーズ共通の、中央に大きめのボリュームを配した、シンプルなデザインです。
電源ON後一定時間ミュートになったり、リモコン操作が可能だったりするあたり、今どきな作りになっています。
NFBのon/offも可能ですが、AS-300BMKIIほどの差はありませんでした。
offにできるのは部分帰還っぽいので、さほど影響ないのかな?
MullardのCV378とFullMusicの300B/n。
CV378、こうやって見るとかなり背が高い真空管ですね。
前段はPSVANEの6SN7にSYLVANIA 6SL7-GTの組み合わせで使っています。
6SL7をFullMusicにしたところ、相性が悪く片chからハムノイズが出てしまいました。
AS-300BMKIIではノイズが出ないので、FullMusicはそちらで使うことに。
300Bですが、メッシュプレートを採用していますので、中のヒーターが透けてみるので雰囲気があって良い感じです。
デザインセンスも良いアンプだと思います。
中身はこんな感じ。
中央のコンデンサが1本ありませんが、最初から省略されているようでした。
googleの写真検索では2本搭載しているものもあるので、コスト削減されたんでしょうか。
音質にどれくらい差があるか不明ですが、ちょいと残念な感じ。
今まで使っていたAS-300BMKIIはCastleと組み合わされてサブシステムとなりました。
Choraleの845はBabyBoomer改と組み合わされてサブサブシステムに。
MonitorAudio Studio20のメインシステムとCastle Yorkのサブシステムと比べてしまうと、アンプの性能差が圧倒的過ぎてChoraleの845はほとんど出番が無さそうです…
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2016/11/23
出力管を全て交換し、現在はPCオーディオ用のアンプとして使用中です。
Emission Labsの300B-XLSに交換してから、今まで聞こえなかったニュアンスとか出るようになって、凄く良い感じです。
現在のA-300B。
Emission Labsの300Bの存在感が凄いですね…。
6SL7はKEN-RAD、6SN7はRCAのピンチステムの初期型、整流管はBrimarの5R4GYです。
元々5AR4なので電圧高めになりますが、Emission Labsの300B-XLSはかなり無理が利きそうな作りですし、プレート耐圧も400V→500Vに強化されていますので、たぶん大丈夫だろう、ってことで。
ネットで調べてみたら、cayinから後継モデルのA-300B mk IIがリリースされているみたいですね。
国内では扱いないのかな…?
といっても、新品では高すぎて買えませんが。
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購入金額
0円
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購入日
2015年10月29日
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購入場所
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