PCDJコントローラーは安く済ませたいのが本音でしたが、安価製品は何かと役不足的な部分が多く、Traktor Kontrol S2 MK2との比較になりますが、S2には独立したフィルターのつまみがない等の決定的な相違から、いくつかの選択候補から絞り込んでいく中で、最終的には「値が張ってでも・・・」の思いからS4 MK2を選択。
ミキサー部が4chになっているので当然4トラックを「完全支配」出来ます。あまり使うことはないのですが、それでもTraktorの醍醐味となるRemix Deckを挟みたい場合などはトラックが多く扱える方が創造性も広がるしいろんな事が出来てしまうのでそれだけでも有利です。サンプリングセンスが問われるため、このRemix Deckは簡単な操作ですがとても奥が深いと感じます。
また、高音質なオーディオインターフェイスを内蔵しており、iOSアプリ「Traktor DJ」ともばっちり連動します。iOSデバイス側の反応の良さも驚異的でもたつくこともなく、シビアなタイミングが要求される「Super Slicerモード」なんかもがっつりプレイ可能です。
外観はさすがのNative Instruments!筐体パネルの光沢が極上の高級感を演出していて、パフォーマンスパッドやトランスポート部のイルミネーションと絶妙にマッチし、暗いブースや部屋の中でも強烈な存在感を見せ付けます。
このS4 MK2よりも高価で優れた機能を持つ4chコントローラーがいくつかありますが、あそこまでいくとかなりのプロユースになります。個人でチマチマ、それでも最高にクールなDJプレイを目指すのであればこの機種で「まったく事足りる」話です。根本的にTraktorソフトウェアが優秀なので。
異なるトラック(DECK)間のBPM(テンポ)を合わせる「Sync機能」というのがあり、この精度が素ん晴らしく高い!「いかなる状況でも寸分違わずテンポを合わせる」優れものです。Serato DJはこの辺りの精度がTraktorには及ばない訳です。
1点だけ問題があり、PCの要求スペックを満たしていても動作が重たくなるケースが「たまに」見掛けられます。TraktorがSeratoに比べ使いにくい部分がいくつかあるとすれば、この点はさすがに大きいのかもしれません。
それでもやはりTraktor!なのです。
-
購入金額
69,800円
-
購入日
2015年09月頃
-
購入場所
MusicHouse Friends
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。