DENON｢DL-103｣ MCカートリッジです　今回購入したのは当然ながらジャンク品なのですが、

DL-103と言えば国産MCカートリッジの原点とも言える機種です　NHKとDENONの共同開発と

言われていますが1964年頃の話で一般市販は1970年です　FM本放送は1970年３月です　 

　　　通販業者からはこのような状態で送られてきます　意外と丈夫です... ピラミッドパワー？　　　

                 ビニタイで保持されています　　　　　　　　　 

      　        このあたりが良い仕事してますねぇ～状態？　若干雑？　ポリ袋に入れないの？

　　　　　　ケースが浮いていたので開けてみたらすんなり開きました　分解済み？　　 

　　　　　　　　線が切れていました～ 　なんてこった！

解りにくいですが緑丸のところで左右(L ,R)とも破線の部分が切れています　破線は書き込みました　

実際はポッチの向こう側を通って下の端子に繋がります　コイル部分は普通はテープが貼ってあり

弄ってあるのはこのテープを通してネジを廻しています。　　　　　

髪の毛の何分の一位の細さの線なので指で触っただけで切れます　針折れでケースを開けたと

思いますがその時、両側線材を指で触って切断したのだと思います　両方とも下側でした。

線材が細すぎてピンセットで摘むだけで切れてしまいます　長い年数で材質が弱いのかも知れませんが、それが原因で切れたか、所有者がケースを開けて切ってしまったのか不明ですがケースは接着もされていない状態で開きました　　

テープは被せて有るだけで、このテープが剥がれていたりネジ穴が見えたら既に弄ってある状態です

緑色がダンパーでその右の茶色の部分がコイルです　コイルから出力リード線が端子に繋がります。

カンチレバーが折れているのが判ります。

コイルが切れていると、どのカートリッジでも殆ど直しが効きません　針折れで直そうとは思っていましたが今回は無理でした　壊れたDL-103はメーカーで有償交換が利きますので（３万くらい）、壊れたMCカートリッジなども低額で販売されています　ヤフオクでは高いですけどね　新品交換、残る道はそれ位です。