今年の千葉ロッテマリーンズは、1カ月に1度のペースで「マリンフェスタ」というファン感謝イベントを開催して、普段より割り増しされる入場料と引き替えに様々なサービスを実施しています。
その中でも特に集客の大きな原動力となっているのが、ユニフォームのレプリカ(というよりはユニフォームと同等デザインのシャツ)配布です。
今月は丁度昨日がそのイベント日となっていて、ユニフォーム型シャツの配布が実施されました。
2005年版のビジターユニフォームをベースとしたものです。2005年といえば千葉ロッテマリーンズがシーズン2位からプレーオフで勝ち上がり、日本シリーズでは阪神タイガースを4連勝で一蹴した年です。
この日は当時のエース、清水直行氏によるセレモニーや、同じく当時の中継ぎエースだった藤田宗一氏の愛娘による国歌独唱(藤田氏本人もこのユニフォームを着用してグランドに姿を見せていました)まど、当時に思いを馳せるような仕掛けがありました。試合内容はいつも通りの情けないものでしたが…。
古き良き時代の思い出
当時はまだスポンサーロゴもなく、至ってシンプルなデザインです。ここ数年のレプリカユニフォームには必ずスポンサー企業のロゴが入るようになりましたからね。
ユニフォームとは生地の素材が大きく異なっていて、当然ながら見た目の印象も少なからず異なっています。無料配布ですからそれほどコストをかけられないのはわかりますが…。
2005年の日本シリーズ制覇(+交流戦の開始)は、良くも悪くもこの球団のあり方を大きく変えました。球団に対するスポンサー契約は大きく増え、メディアの注目度も格段に上がりました。
しかし、その反面ファンサービスの質などは目に見えて低下していきます。このシーズン「ファンは(ベンチ入り25人に次ぐ)26番目の選手」と唱えてチームが大躍進したことから、ファンクラブに「TEAM 26」という愛称が付けられるようになったのですが、それ以降は入会記念品のバリエーションが乏しくなったり明らかなコストダウンが図られたものが増えるようになります。
実際に私がファンクラブに入会するようになったのは2005年シーズン開始前からだったのですが、当時は記念品もそれなりに楽しみに出来るものがあったのですが、やがて欲しいと思えるようなものは無くなってしまい、結局記念品不要で会費が下がる「カジュアルレギュラー会員」へとランクダウンさせてしまいました。
千葉ロッテでは経営者側が色々と奇抜なアイディアで集客を図るということが続いているのですが、今年辺りはかなり迷走している感もあります。いくら小手先で目先の数字を改善させたとしても、リピーターが確保出来なければ経営が本質的に改善することはありませんし、野球ファンにとっていい野球をみせることこそ最高のファンサービスであるという意識が欠けているように感じられるのです。
これ以上書くと球団への文句が噴出しそうなのでこの辺にしておきます。
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購入金額
0円
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購入日
2015年07月11日
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購入場所
QVCマリンフィールド
CLWさん
2015/07/12
良いですね。(^^ゞ
jive9821さん
2015/07/12
今年からユニフォーム配布日にはその分入場料が上がるというシステムになってしまいましたので、その辺りがちょっと残念な気がします。
友人がチケットがあるので行こうと、昨日球場に向かう直前になって連絡してきたので、今日改めていってきます。