2年9ヶ月使用してきたEOS Kiss X5から、EOS 70Dにリプレイスした。
Kiss X5は銀塩EOS以来、デジタルになってからは初めて所有した一眼レフで、久し振りに写真を撮る楽しさを思い出させてくれた。
EOS学園にも通い、写真を学んでいく中で、上位機への憧れる気持ちが膨らんできた。
ただ、自分の求める範囲ではフルサイズは必要なく、APS-C機からの選択となる。
Kissの上位機として中級機に位置付けとなるのは、一昨年8月発売の70D、昨年10月発売された7D後継機の7D MarkII、今年春追加投入された8000Dの3モデル。
各モデルの主な特徴
- 70Dは、旧7D譲りの19点AFとバリアングル液晶モニターで撮影自由度が高い。
また、デュアルピクセルCMOS AFにより、従来一眼レフが苦手だったライブビュー撮影時のAF速度を大幅に向上している。 - 7D MarkIIは、スポーツや、動物、飛行機、野鳥などの望遠レンズ使用比率が高い分野では、プロも使うモデルだが、ボディも一回り大きく重いし、液晶モニターは固定式となる。
- 最後発の8000Dは、左肩にモードダイヤル、右肩にサブ液晶という上位機のスタイルで、操作性を向上しながらも、Kiss X8iとほぼ同サイズなので小さく軽い。
Kissシリーズの軽快さと中級機の操作性を併せ持つモデルとして追加されたモデルで、Kissというネーミングに抵抗を感じるパパ向けモデルだ。
基本性能としては、70D同様の19点AFを採用し、2420万画素と、70D/7D MarkIIの2020万画素を上回る撮像素子を搭載。画像処理エンジンも70DのDIGIC5+よりも新しいDIGIC6で7D MarkIIと同じだ。
と、これだけ見ると8000Dが良いように見えるのだが、実際に手に取ってみると、Kiss並みの軽いボディと情報量の少ないサブ液晶、Kissに近い操作感のサブダイヤル周り。シャッターを押すと、パチャッっというKiss同様のシャッター音が響く。
発売から2年になろうとする70Dだが、大きさ、重さが調度良く、手に持った時にシックリくる。
シャッターもパシャっと、歯切れの良い乾いた音で軽快感がある。
7Dは先に書いたように、大きく重い。
ということで、手にした時の感触、シャッター押した時の感覚から、自分に合うのは70Dだった。
ボディ単体での購入も考えたが、現状所有する標準ズームである、EF-S 18-55mm IS STMと、SIGMA 17-70mm F2.8-4.0の2本を下取りとし、EF-S 18-135mmのキットにした。
Kiss X5と比べるのは可哀想だが・・・
基本スペックについて、Kiss X5との主な違いをまとめてみた。
重さは約1.5倍近いが、基本性能は大きく向上。
撮影に関わる機能としては、AF測距点数(9点 → 19点)、最高シャッター速度(通常:1/4000秒 → 1/8000秒、ストロボ同調速度:1/200秒 → 1/250秒)、連写速度(3.7コマ/秒 → 7コマ/秒)、最高ISO感度(常用:6400 → 12800,拡張:12800 → 25600)が主なところ。
表には入れていないが、バッテリー容量が大きいので、フル充電からの撮影可能枚数(常温・ストロボ未使用・ファインダー使用時)は、X5の約550枚に対して70Dでは約1300枚、50%ストロボ使用時でも、X5の約440枚に対して70Dは約920枚と倍以上になる。
そもそも、Kiss X5と比べることが間違っているが、重さ以外はすべての性能が上回っている。
抜群の使いやすさ!
Kissシリーズとの大きな違いは操作系。
Kiss系では右肩にあるモード切替ダイヤルが左肩に配され、右側上面にはサブ液晶画面があり、撮影モードや絞り、シャッター速度、ISO感度、露出補正値などの撮影情報が表示される。
サブ液晶上のボタンでは、AFモード、単写/連写モード、ISO感度、測光モードの切り替えができる。
右端はサブ液晶のバックライトボタンだ。
シャッターボタン手前のメインダイヤル左のボタンでは、測距モード切り替えができる。
背面では、右下にサブ電子ダイヤルがあり、露出補正が簡単にできる。
同軸内側に配されたマルチコントローラーとセットボタンで各種操作ができる。
誤操作防止用のロックレバーも用意されている。
操作性が良いと言われてはいたが、実際に使用してみると、良さが実感できる。
流石の中級機・・・
購入後、天候が悪く、なかなか撮影ができなかったが、今日やっと試し撮りができた。
使ってみた感じは、とても良かった。
途中、小雨が降ったが、防塵防滴仕様なので、多少濡れても安心だった。
<作例>
これから長く付き合えそうな相棒です。
関連するモチモノ
<関連する持ち物> 随時更新
(EOS Kiss X5 からの移動も含む・・・)
■ 前所有機
■ サブ機
■ 液晶保護フィルム
■ 予備バッテリー
■ ストラップ
■ キットの EF-S 18-135mm IS STM に・・・
■ 正常進化したニュー撒き餌レンズ・・・
■ APS-C用パンケーキレンズ・・・
■ 世界が変わる! 超広角ズーム
■ 初マクロレンズ
■ 望遠ズームをSTMに・・・
■ F2.8通しでシャープな写りの標準ズーム
■ 超望遠ズーム
■ SIGMAの新プロダクトラインレンズのカスタマイズに・・・
■ マクロ撮影用小物
■ C-PLフィルターで空や紅葉を鮮やかに・・・
■ NDフィルター
■ フィルターが増えてきたので・・・
■ その他のレンズアクセサリー
■ 三脚も必要だよね。
■ 三脚使用時の便利アイテム
■ 一脚は
■ 撮影の幅を広げる外付けストロボ
■ LED補助ライト
■ レフ板
■ カメラバッグ
■ 安心の防湿庫
■ メンテナンス用に・・・
■ RAW現像ソフト
■ 記録メディアは、信頼のSanDiskとコスパの高いトランセンドをメインに・・・
■ メディアケース
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購入金額
124,800円
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購入日
2015年07月11日
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購入場所
カメラのキタムラ 静岡石田店
harmankardonさん
2015/07/19
買うならこのセットと思っていますが,なかなか手が出ません.
やっぱり,綺麗な描写です.
jive9821さん
2015/07/19
私の持っているEOSはEOS M3を除いてセンサーの世代が古いものばかりですので、70Dの進歩がはっきりと実感出来ます。
ねおさん
2015/07/19
価格的にはX5のほぼ2倍ですが、操作しているときの感触や、撮影時の軽快感などが大きく違います。
同じレンズを使用する限り、X5との写りの差はほとんどないと思いますが、自分でも違うような気がしてくるから不思議ですね(^^;
ねおさん
2015/07/19
60Dの位置付けについては、7Dや6DとKissシリーズとの狭間で、難しかったのかもしれませんね。
EOS Mシリーズでも、残念感が拭えませんでした。
ただ、EOS M3やEOS 8000Dを見ると、キヤノンも少し変わってきたかなと、思えますね。
(8000Dは中途半端感がありますけど・・・)