L2さんがCDを自分で購入した順に、好きな歌手を上げていくと、この方の名前を出した段階で、聞いている人は、「？？」と怪訝な表情になります。

まあ、それは、プリンセスプリンセス、南野陽子、小森まなみ、森川美穂、聖飢魔Ⅱ、さだまさし、という並びになるからなのかもしれませんね。（敬称略にて失礼します）

その後に続くのが、アニメ特撮サントラとか、アニソン（特撮含む）になりますしｗ

はい、余談でした。

このアルバムを購入するきっかけは、レビュータイトルの通りに「防人の歌」が聴きたかったからです。

結構、ヘビーローテーションしていた事がありますねぇ。通勤のお供に聞いてました。

もちろん、今でも好きな曲です。

しかし、それを凌駕する曲が二曲。

「無縁坂」と「まほろば」

自分を育ててくれた、母親の老いに、寂しさと、感謝と、綯い交ぜにした感情を歌う「無縁坂」

恋う人を想う歌ながらも、その旋律と歌詞は、二人の関係が黄昏ていく様だと表していく「まほろば」

短調の切ない響きなんですけれども、サビのビブラートの掛かるシャウトのような歌が好きなんですよね。

特に、「まほろば」の『あおによし、平城山の、空にぃ、満月ぅぅ！」という所が、好き過ぎて、そこだけリピートしたい位なんです。

メッセージ性の強い歌が多くて、さらりと流すような曲よりも、重く芯に残る曲が多い、と私は思っています。

ご本人の軽妙洒脱な性格とのギャップが、また、何とも言えない良さを感じる所かも。