表題の通り、本品はNXP社のLPC1114 ARM-cortexM0を搭載したBASICインタプリタです。
動作には別途NTSC信号(NTSC信号ってのは、昔のアナログTVで使われていた規格です。1Vp-pです。(←多分))をケーブルで供給しますので、動作させるには黄色いコンポジットケーブルが必要です。旧いTVが蘇るかもしれません。
コドモにも、オトナにも、あのBASICをもう一度。
こどもパソコンの名は伊達じゃないです。何せあのBASICが、幼少の時目にしたBASICプログラムが、電源ONで0.5秒、即時打鍵でき即時実行できるのですから。涙がちょちょぎれます。
子供でも容易に学習できます。しかし将来性の観点で言うとRaspberry piの方に軍配が上がります。
ちなみに、PS/2キーボード必須です。
PS/2変換アダプタ。
筆者はUSBキーボードにアダプタを噛ませて対処しましたが、上記の写真のアダプタはただ単に変換するコネクタであって、変換下駄のような高等な処理をするブツではありません。
ですので、お手持ちのUSBキーボードが使えるかどうかはそのキーボード(のコントローラー(キーボード基板(キーボードをばらしたときに見える茶色又は緑色の基板)にチップオンボードで実装されている8251+αみたいなCOBなICね。)が変換コネクタを噛ませた時、PS/2信号に対応できるかどうか(PS/2キーボードとして振る舞うかどうか))によります。
ギャンブル覚悟でお手持ちのキーボードを検証してみてください。(ぉぃ
(ってか最初からUSBキーボードが使えるようにしてほしかった。今時PS/2コネクタのついているPCなんて消えつつあるから。)
また余談ですが、筆者のIchigoJamはハンダ付けがへたっぴだったせいか、日ごろの行いが悪いせいかどうかは知りませんが、電源投入後しばらくすると画面が乱れてきます。
(追記:コメントで教えていただきました、IchigoJam Coreのマイコンが内部RC発振で駆動されているため、クロックの僅かな乱れが、マイコンの生成するNTSC信号に伝播して画面の乱れを引き起こす様です。(初代モデル))
2代目からは外部発振駆動になったそうなので、ある程度は改善されているかもしれません。
ちなみにまた余談ですが、PS/2信号の受け渡しプロトコルはある程度複雑です。
確かクロックにデータが重畳(?)されていて、ある程度トリッキーな信号だったはず。(間違っていたらごめんなさい)
筆者はそんな実装できません、開発者すげぇ!
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購入金額
1,620円
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購入日
2015年09月21日
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購入場所
秋月電子通商
jakeさん
2015/09/25
クリスタルがついてないので、クロックがヨレるのかもしれませんね。
1つ後のIchigojam Uからクリスタルが標準添付されるようになりました。
現在は互換機がいくつも出ています。
楽しくなってますよ。
Schrödingers Katzeさん
2015/09/25
キーボードのコントローラが接続先を判別、処理を変更してくれないと使えない「アダプタ」であって「変換をしてくれない」ので、素直にPS/2キーボードを買ってくると良いと思うのです。使えるほうがレアなんじゃないかと。
最初から両対応をうたっていて、アダプタが付いてるもの以外はギャンブルにも程があります。
PS/2や、NTSC信号を「ソフトウェアで生成」する辺り、技術の進歩こえぇえって思います。
あれ?機能を提供しそうなパーツ無いぞ…とおもったら、そういう仕掛けという。
もう終わっちゃいましたけど、夏休みの工作のネタに良かったかもしれませんね。
この規模なら不器用なお父さんでも作れます。
しばさん
2015/09/27
クリスタルが付いていないと思ったら内部RC発振で駆動していたのですね。しかしARM-CortexM0のGPIOからNTSC信号を生成する回路には驚きました。(白黒だったから処理できたのかも。カラーだとカラーバーストとか生成が面倒そう…)
>>Schrödingers Katzeさん
どうやら「あかんやつ」ですね。単純に線を繋ぐだけのアダプタのようです。
幸い筆者のキーボードは仰る通り「キーボードのコントローラが接続先を判別、処理を変更してくれ」るキーボードだったのでうまく行ったのかも(^^;)
ちなみにこれです。
Schrödingers Katzeさん
2015/09/27
ただ、これはUSBのHIDデバイスとして必須の機能じゃないので「対応をうたっていない商品」はそういう動作をしなくても商品は悪くないです。
アダプタ自体が単品売りされていれば、特定商品に対する対応オプションとなっているはずですし、汎用のアダプタとしては売ってないと思うのであんまりギャンブルする人は居ないかもしれないですね。ただ、想定外のバスに繋ぐのは、多分大丈夫ではありますが、想定されていない可能性のあるハードウェアでやるのはあんまりよろしくないと思います。
USBにしなかったのは、タイミングより中身の手順が煩雑なのと、変なもの繋いで動かないって言う人が出るからかなぁとおもいます。消費電力的にも下手なものを繋がれると不味かったりもする気がしますし。PS/2なら最大275mAだったはずですし。
NTSCの信号もカッチリと正しい信号になってなかったと思うので、もしかすると新らし目のちゃんと処理しようとするテレビとかだと乱れてしまうなんてことがあるかもしれません。他のテレビでもダメなら、クロックの方の問題かもしれませんが。
どっちにしろ、映像もキーボードのインターフェイスも、思いついたからって実際に汎用のものが使えるように実装しちゃうのが凄いと思います。