キヤノンの撒き餌レンズであるEF 50mm F1.8 IIが、25年振りにリニューアルした。
旧50mm F1.8 IIは、DCモーターでジーコジーコという音が特徴だったが、新モデルはステッピングモーターによる静音化と共に、デザインも一新されたので、旧モデルを下取りにして入手した。
新モデルはステッピングモーター駆動ではあるが、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMなどに採用したリードスクリュータイプではなく、EF 40mm F2.8 STMと同じギヤタイプで、小型化に適した方式だという。リードスクリューのほぼ無音とは異なり、ギヤタイプでは若干の駆動音はするが、DCモーター駆動の旧モデルと比べると遥かに静かになり、合焦も早くなった。
EF 40mm F2.8 STMと共に、なんちゃってL化・・・
赤ラインを入れてなんちゃってLに仕上げても、あまり違和感を感じない。
もはやチープ感など微塵も感じさせない・・・
旧タイプとなった50mm F1.8 IIは、プラボディ、プラマウントで、見た目はプラスチッキーで、見るからにチープ感漂うものだった。
新タイプは、つや消し塗装された鏡筒と、幅広くなったピントリングが目を引く。
マウントは金属となり、上面にはCanon銘板まで貼り付けられているため、チープ感など微塵も感じない。
フィルター径は、52mmから49mmに小径化されたが、バヨネットタイプのフードが装着可能になったのも、見た目の良さに繋がっている。
純正レンズフードは在庫がなかったので、又の機会に入手することにした。
寄れるレンズになったのが嬉しい・・・
レンズ構成などの基本設計は、旧タイプを継承するが、フィルムカメラ時代に設計されたレンズは、新たにデジタルカメラに最適なコーティングに変更された。
また、絞りはきれいなボケを表現できるよう、非円形の5枚羽根から、円形7枚羽根になった。
そして、最短撮影距離は、従来の45cmから35cmに、10cmも短縮された。
実際に使ってみると、旧モデルでは、もう少し寄りたいと思っても寄れないことが多かったのだが、新モデルでは、まだ寄れるの?って思うほど寄れるようになった。
室内での試し撮りだけなので、7枚羽根円形絞りや、ニューレンズコーティングの効果はまだわからないが、旧モデルでは、ボケるし良く写るけど、寄れないし、見た目はとってもチープ。という不満点を見事に解消したニューモデルといえる。
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購入金額
16,000円
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購入日
2015年05月24日
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購入場所
カメラのキタムラ 静岡・千代田店
kensanさん
2016/12/02
ねおさん
2016/12/02
F4くらいまでは、綺麗に丸ボケしてくれますね。
添付は、F2.2、F2.8、F4です。