先日秋葉原のパーツショップ価格表を眺めていると、ソフマップリユース総合館でCrucial製SSDの500GBモデルだけが妙に安くなっていることに気付きました。いずれも税別ですが、BX100が14,800円、MX200が16,800円で、特売というわけでは無くごく普通に売られているようでした。
そこでBX100は先日250GBモデルを試したばかりでしたので、今まで使ったことがないMX200を試してみようと思い、CP+に出向いた帰りに買ってきたのです。
MX200とBX100を比較すると、コントローラーがMarvell 88SS9189(MX200)とSiliconMotion SM2246EN(BX100)という部分以外には、実はほぼ違いがありません。以前Impress PC Watchで基板を確認した際には、どちらも全く同じMLC NANDが搭載されていました。
ただその割に公式情報によると耐久性に大きな差が付いています。書込寿命を500GBモデル同士で比較した場合、MX200ではかなり長めの160TBWであるのに対して、BX100では72TBWとごく普通の水準となるのです。ファームウェアによる挙動の差なのか他の理由があるのかはわかりませんが、なかなか面白い差です。
BX100と同様に、Acronis True Image HDのライセンスや、9.5mm厚用のスペーサーが付属しています。
SATA 6Gbps対応機としてトップレベルの性能
それではいつも通り、ベンチマークテストの結果です。接続先はXeon E5-2670を搭載したASUS P9X79です。
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
先日掲載したBX100も意外なほど優秀だったのですが、ごく一部の値を除いて概ねそれを上回る結果となりました。外観がBX100の前作となるMX100に近く、かなり地味な印象を受けがちなのですが、速度性能はSATA接続として間違いなく最速レベルです。強いていえばランダムでややムラが出る印象はありますが、殆どの項目で優秀といって良い水準です。
ちなみにメーカー公称速度では、Read 555MB/s、Write 500MB/sとなっていますので、Crystal Disk Mark 5.1.1の値がほぼ公称値通りということになります。ランダムの公称性能はRead 100,000IOPS、Write 87,000IOPSであり、読み出し側で少し物足りない数字となっている程度です。
SSDの公称性能は参考程度で見るべきものではあるのですが、このMX200に関してはかなり実際の値と近いという結果となりました。
以前は上位モデルだけあり実売価格も高めだったのですが、今回程度の価格であればTLC NANDの廉価モデルの少し上という程度の価格帯ですから、お買い得度はかなり高かったのではないかと思います。出来ればBX100の500GBモデルも買って比較してみたかったところです…。
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購入金額
18,114円
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購入日
2016年02月28日
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購入場所
ソフマップ
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