Raspberry Pi2 で使用できるI2SのDACです．

最近のkitは，RCA端子以外は実装済みなので，安心です．Raspberry Pi2側もそのまま使えます． 

非常に小型で，Raspberry Pi2の専用ケースにもそのまま収納出来ます．

RAC端子は，ケース内に収まらないので，外付けします．ケースに穴開けしてRCA端子を取り付けてもいいのですが，丁度スリットが空いていましたので，そのスリットを通して，引き出しました．

また，電源は，モバイルUSBバッテリーで駆動できます．0.36～0.42A程度ですので，出力が安定していれば，1A出力のもので十分だと思います（仕様上は２Aです）．ただ，バッテリー切れを起こすと，OSがクラッシュするかもしれませんので，注意が必要です．

ヘッドフォンで聴く場合には，ヘッドフォンアンプが必要(ハンダ付けすれば，直接出力も可能)ですが，期待以上，想像以上にすばらしい出来です．この筐体から出る音(実際にはHPA経由ですが)とは，到底思えません．解像度というか，鮮度というか，まさにハイレゾの音がします．EQの設定をしないなら，Foobar2000＋(普通の)USB-DACより，オススメです．Digi-Fi No.15&16の組み合わせより，レベルが違うくらい，いい音です．

ただし，欲を言えば，全体的に音の厚みと高域の透明感があれば，最高だと思えます．が，値段を考えれば，欲張りすぎると自重できます．

Raspberry Pi2とSabreberry+とNASとアンプで，ネットワークオーディオが完結します．既にNASが構築済みで，中古のアンプがあるなら，最新のネットワークオーディオと遜色のない環境になります．DSDもPCM変換ですが，再生可能です．

能率の悪いスピーカーでなければ，アンプは，LXA-OT3でも十分です．

省電力と音にこだわるなら，大容量USBメモリとモバイルバッテリーとPHAでも稼働できます．

Raspberry Pi2 Type-Bと専用ケースセットより，SabreBerry+の方が高いですが，その分の価値は十分にあります．