以前プレミアムレビューで2回にわたりOffice 365を使わせていただきました。
実はこの後さらに、当時使っていたTechNet Professionalのライセンスに付属していた、Office 365 Enterprise E3のテスト用ライセンスを1年にわたって使ってきました。
Office 365自体はこれまでもさんざん述べてきた通り、非常に魅力のあるサービスです。しかし、私のように個人単位で仕事をしている人間にとっては、機能過多という面があったのも事実です。
たとえばLyncなどは使うべき相手がいませんし、チームサイトも活用できるような仕事の仕方ではありません。
先日試用ライセンスの期限が間近となり、更新の案内が送られてきたのですが、ここで素直にEnterprise E3を継続しても使わない機能が多く割高になってしまうことが気になっていました。
そこで検討を重ねた結果、契約することにしたのがこのOffice 365 ProPlusです。
あくまでEnterprise E3から機能を削ったものであるということ
Office 365の管理センターなどは、すべて他のエディションと同様のものとなっています。ただ、画面上部のメニューバーの表示項目は削減されていて、Officeソフトウェア関連のものや管理以外のメニューは使えなくなっています。
▲Office 365 Pro Plusユーザーでログインした場合の管理画面
しかしその一方で、各個別のメニューの中には使えないはずの機能の管理項目もあり、どうもちぐはぐな印象を受けてしまう部分があります。コンシューマー向けのOffice 365とは成り立ちが異なる以上、仕方ない部分もあるのでしょうが、この辺りは改善して欲しいところです。
また、アカウント自体は「onmicrosoft.com」のものを使えるのですが、このアカウントに対してのExchange機能は全く用意されていませんので、アカウント名によるメールを使うことも出来ません。
オフィススィートとしての機能自体は、慣れ親しんだOffice 2013 Professional Plus相当のものに、Officeオンデマンドが追加されているということで、特に不満はありません。
本当なら以前レビューさせていただいたOffice 365 Small Business Premiumを契約したいと思っていたのですが、このプランは現在は廃止されていて、Accessなど機能の一部を削減したOffice 365 Businessへと変更されてしまいました。私はAccessが使えなければMicrosoft Officeの意味が無いという使い方をしていますので、必然的にOffice 365 ProPlusでなければOffice 365 Enterprise E3以上を契約せざるを得ないのです。
その他プラン毎の違いは、
http://www.microsoft.com/ja-jp/office/365/plan.aspx
をご覧ください。
最後に、私の環境に依存しているのかもしれませんが、Office 365 Enterprise E3からOffice 365 ProPlusに移行したことによる弊害があり、各サインイン画面のうち、一部では「アカウント情報が登録されていない」という旨のエラーを表示して、Office 365を利用することが出来ない場合があります。別のサインイン画面から入れば、上に示したようなコントロールパネルを閲覧することが出来るのですが、一度は入れなかったサインイン画面からは何度試しても入れないようです。この辺りの不確実さは、業務用としては致命的ですので改善は急務といえるでしょう。
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購入金額
1,252円
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購入日
2014年12月02日
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購入場所
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