なんといっても、今回の購入価格は198円ですから、コストパフォーマンスについては文句の付けようがありません。

メーカー希望小売価格は2m版で3,500円（税別）ですが、この価格を基準に考えてもコストパフォーマンスには優れているといって良いでしょう。前述の通り仕様面でも充実していますし、実際の音質も予想以上に良好でした。

まず、高級ケーブルではシールド性能を重視することから固くて太いケーブルが多く、取り回しという意味で弱点を抱えた製品が多くなってしまいます。一方、安物ケーブルは細く柔らかいため、取り回しは良いのですが、ひどいときにはデジタルケーブルの場合きちんと接続が確立しないものすらあります。

その点、この製品はより上位のケーブルと比べればやや細く、またシールドにもある程度の柔軟性があるため取り回しに困ることはありません。

一方音質や性能については、前述の安物ケーブルとは違いノイズに埋もれるようなことは無くなり、安定するようになりました。

今まではノイズが出ていないときでも低域方向の解像度が低く、アナログで入力した方が音質は整っているという状態だったのですが、今度は力感や解像度が大幅に向上してアナログ入力時よりも良好といえる水準になっています。

価格を抜きにしても素直に買って良かったと感じられる満足度でした。次に必要になったときにまたこの製品を選んでも後悔はなさそうです。