SoCに定番のSnapdragon 800を採用しWQXGA(2560×1600ピクセル)の高解像度IPS液晶パネルと64GBストレージを搭載したdocomoのハイエンドタブレット”ARROWS Tab F-02F”です。
タブレットを新規で購入するつもりな無いので白ロムで低価格なものを見かけたときに購入しました。
●Docomo ARROWS Tab F-02F
SoCに定番のSnapdragon 800を採用しWQXGA(2560×1600ピクセル)の高解像度IPS液晶パネルと64GBストレージを搭載したdocomoの2013年冬モデル。
ARROWS Tab F-05Eの後継モデルでSoCは消費電力面で不利なNVIDIA系からQualcomm製に変更となっています。 現在は最新モデルとなるARROWS Tab F-03Gが販売されています。
●OS
製品発売時は4.2.2でした。その後、OSアップデートで4.4.2へ更新できます。
設定メニューはiOS風デザインにカスタマイズされています。
スペックは余裕で満たしていますがandroid 5.x系 へのOSアップデートはdocomoの都合により打ち切られてしまいました。残念です(>_<)
●SoC
SoCはQualcomm Snapdragon 800を採用。
2013年当時としては高速なSoCで問題なしとしたいところですが液晶パネルが高解像度過ぎてゲームによっては厳しい部分もあります。
●液晶パネル
液晶パネルは10.1インチWQXGA(2560 x 1600ドット)のIPSパネルを搭載。
発色と視野角は良好。輝度も十分明るく、応答速度も速いです。
30インチクラスの液晶モニターと同じ解像度ですから、高精細のためドット(ジャギー)を感じることは有りません。
●スピーカー
本体前面にステレオスピーカー(横置き時)を搭載しています。
防水仕様の関係でしょうか。音質は若干篭っている感じであまり良い音質とはいえません。
●内蔵ストレージ
本体ストレージは64GB(空き容量は約51GB)。
Docomo端末ではiOS機種を除くと64GBの大容量ストレージを搭載している製品は少なく貴重です。
さらにmicroSDXCカードで増設することもできるので動画を沢山録画&保存することができるのは魅力です。
●カメラ
メインカメラは810万画素積層型CMOS(Sony Exmor RS for mobile)センサーを搭載。
手振れ補正機能(静止画のみ)も搭載しています。
サブ(イン)カメラは125万画素CMOSセンサーです。
タブレットで写真&動画撮影する予定はないので評価は無しで(^-^;
●地デジフルセグ対応チューナー
フルセグ放送に対応した地デジチューナーを搭載しています。
画質に関しては高視野角&高輝度&高解像度な液晶パネル+ステレオスピーカーのおかげで高画質な小型の液晶TVとして活躍できるレベルです。
電波の受信感度については付属のF型変換USBケーブルを使用しないとまともに映りませんので自宅などの室内用と思ったほうが無難かもしれません。(*ワンセグに切り替えることもできます。)
付属のF型変換USBケーブルを使用するとUSB端子からの充電は出来なくなるので、専用スタンド+専用ACアダプターと組み合わせることになり、この事からも室内用といえます。
●重量
本体の重さは519g。
軽量といっても片手で持つには重過ぎるので7~8インチの軽量タブレットとの比較は厳しいものがありますが、10インチクラスのタブレットとしてはかなり軽量です。
●専用スタンド+ACアダプター
充電機能(専用ACアダプター 12V/3A)を備えた専用スタンドが付属します。
専用スタンドの使用感は良好です。
地デジをアンテナ接続で視聴する場合、変換ケーブルの関係でUSB端子が塞がれてしまうので、専用スタンド+ACアダプターと組みあわせることでバッテリー残量を気にせずに地デジ放送を楽しむことができます。(*バッテリー的には充電しつつ、又は充電したままでの利用は好ましくないと思います。)
問題点はELECOM製のハード&ソフトカバーを本体に取り付けた状態では利用できないのと、ACアダプターの端子がmicroUSBではなく丸型でタブレットのUSB端子に直接差して利用できないことの2点です。
●ベンチマーク(android 4.4.2)
液晶解像度が高いためベンチマークでは不利なわけですが、Snapdragon 800パワーのおかげでスコアも良好です。
●感想
F-02Fは”WQXGAの高解像度IPSパネル、64GBの大容量ストレージ、フロント・ステレオスピーカー、防水仕様”この4つのワードがポイントです。
10ヶ月くらい使い続けてますが性能面では(ゲーム以外)ではまったく不満はありません。唯一の問題点(OSの仕様)のブックリーダーとしての使用時にフルスクリーン化できない点についてはOS 4.4.2へのアップデート公開のおかげで改善したのでメインタブレットの一台として活躍しています。
海外の格安タブレットは防水仕様にはなっていない製品がほとんどで、水周りやお風呂場で安心して利用できるのは国内モデルならでは。10インチクラスでステレオスピーカーをフロントに搭載しているモデルは小数派のため貴重な製品です。加えてDocomo系のSIMカードはそのまま使えますので低価格SIMと組み合わせた”サブ端末”としても優秀です。
SoCに対して液晶パネルの解像度が高すぎるため一部のゲームで処理落ちが目立つ点には注意が必要ですが、高解像度液晶パネルはWebブラウズや動画&静止画の鑑賞に最適です。android 4.4.2へアップデートすることでアプリのフルスクリーン表示が可能となり、ブックリーダーとしては最高の製品になりました。
液晶解像度の関係でゲームよりメディアプレイヤー向きの製品と言えます。後継モデルF-02Gの登場で価格が落ちているので低価格で見つけたらお勧めします!
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購入金額
21,500円
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購入日
2014年頃
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購入場所
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