レビューメディア「ジグソー」

結構しっかり留まります

近年針なしステープラーというと、本シリーズの紙に切り込みをいれ綴じ穴に通すタイプのモノが有名かと思います。

 

 

しかしながら、以前から針を使わないタイプのモノはいくつか存在していました。

 

その一つが、今回ハリナックスシリーズから出てきた綴じ部を圧着して綴じるタイプのモノです。

 

 

このタイプは昔使っていた事があるのですが、当時のモノは金属製でサイズが倍くらいあるにもかかわらず 2枚くらいか綴じられないモノでした。

 

Real-Dさんのモチモノ登録でハリナックスから小型で 5枚まで綴じられる本品の発売を知り、直後に購入していました。

 

伝票や資料などを綴じておき後でファイルにまとめるのに、普通のステープラーだと針の分かさんでしまうのがイヤで、現在は下記のモノを使っています。

 

 

一時、先のハリナックスを使っていたのですが用紙にそれなりの穴が空いてしまうのと、一箇所だけしか留めないと紙がズレてしまうため、上のテープで留めるタイプに落ち着いていました。

 

本品の場合、綴じる部分に幅があるためズレは無さそうですが、剥がれやすさだけが心配でした。

更新: 2015/03/09
デザイン性

昔と比べてかなり精錬されてきた

今までのステープラーやハリナックスとは綴じる向きが逆で、使い始めは違和感を感じます。

 

 

しかしながら、サイズは少し大きめのステープラーといった感じで握って綴じるのに丁度良い大きさです。

 

ちなみに外寸は 幅 34 x 奥行 95 x 高さ 85mmとなっています。

 

ただし綴じ部の強度を保つせいか、重量が 180gもあります。

 

 

最大で綴じられる枚数はコピー用紙 5枚までとなっており

 

 

試しにコピー用紙を 5枚挟んでみたところ用紙挿入口の隙間自体がギリギリでした。

 

綴じ方は用紙の角を斜めに綴じる方法と用紙の辺に対して平行に綴じる方法があり、この用紙挿入口にガイドが付いています。

 


ガイドに用紙を合わせて挿し込む

 

一見良さそうなのですが、用紙は直線綴じ時のガイドより奥に挿し込む事が出来ない為、好きな位置で綴じる事が出来ず、直線綴じ時でヘリから 2mmの位置でしか綴じる事が出来ません。

 

以前このタイプを使った時に強度をもたすために綴じ部を平行に 2段で綴じていたのですが、今回のモノでは出来ません。

 

ここで、剥がれやすいのではとまた少し不安になりました。

更新: 2015/03/09
使用感

押し込んだ時の感触がたまらなく気持ちいい(^^;

まずはコピー用紙 2枚の角を綴じてみました。

 

 

ガイドに合わせてみたもの、内部的にズレているようで、半分しか綴じられませんでした。

 

 

販売店のコメントを読むと個体差がかなりあるようで、しっかり留まると書いている人がある一方で全く留まらないという人がいたり、握りが固すぎて使えないと言う人がいる一方で軽く握れるという人もあったりしました。

 

その中でメーカーに問い合わせた人のコメントでメーカー自体が握りの固さの個体差を認める発言もあり、許容できない場合はメーカーに問い合わせると良いでしょう。

 

本品は握りも軽く、ズレる方向も把握したので微調整すれば済む事なので、このまま使い続けます。

 

改めて綴じてみて

 

まだズレてる(^^;
まだズレてる(^^;

 

強度を試すために 1枚だけ持って持ち上げてみてもビクともしません。

 

 

調子に乗って軽く振ってみたのですが、剥がれてきそうにありません。

 

実はギザギザになっている部分に対し垂直方向に引っ張られる力に対しては強い事を知っていたので、横方向にも引っ張ってみました。

 

 

ところがこれでも剥がれる事は無く、更に力を入れるとギザギザの部分が千切れてしまいました。

 

昔使っていたモノと違って、最近のはかなり強くなっているようです。

 

それでもメーカーの製品ページには横方向は剥がれやすいので、気になる場合は角綴じするか本の様に一辺に複数綴じるようにとあります。

 

先に 5枚綴じてみた時には角綴じをしてみたのですが、1枚だけ持って軽く振ってもやはりしっかり留まっています。

 

ちなみに思った以上にしっかり綴じられているのですが、このプレスロック式はギザギザになっている部分をペンの裏などでつぶしてやる事で簡単に外すことが出来ます。

 

この様な特性があるため、強力に留めようと同じ場所を 2重にプレスしてしまうと逆効果になってしまいますので、注意が必要です。

更新: 2015/03/09
総評

もう少し自由に綴じられると良かった

購入したモノが実際のガイドより少しズレていたのがちょっと残念でしたが、それ以上に残念だったのが、綴じる位置が決まってしまう事です。

 

直線綴じを行なった場合、ヘリから 2mmの位置に綴じられてしまいますが、もっと用紙の内側で綴じたい時もあります。

 

特に角綴じを行うにはもっと内側の方がしっかり留まります。

 

また、思った以上にしっかり綴じられるためそれほど考慮しなくて良さそうですが、強度を増すため平行に 2段綴じる方法がありますが、これも出来ません。

 

強度の問題か誰でも同じ様に綴じられる事を重視したのか分かりませんが、もっと自由な位置でプレスする事が出来ればただ綴じるだけでなくもっと他の用途でも使えそうな気がします。

 

あと心配なのが、昔使っていたモノは段々と綴じる力が弱くなっていってしまったのですが、どうやらプレスする部分の摩耗のためのようでした。

 

昔聞いた話だと、この部分には何百Kgの圧力がかかるそうでかなり負担が大きそうです。耐久性に関しては今後使っていかないと分からない部分ですが、どうなる事やら。

 

 

マイナス面を最後に書きましたが、思った以上にしっかり綴じられ針など無いので用紙を重ねても厚くならず、私の利用目的としては大満足です。

 

途中のタイトルにも書きましたが、握った時の最後圧着する時のえもいわれぬ感触が好きで、必要もないのについつい握りたくなります。

 

こんな事で余計な負担をかけないようにしなくては(^^;;;

  • 購入金額

    734円

  • 購入日

    2015年02月18日

  • 購入場所

    Amazon

23人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • aoidiskさん

    2015/03/09

    このタイプも 昔からありますよね。
    スタイル的に ハリナックス的で なんか 楽しいです。
    穴が開くわけでも無く 圧着するというのは 意外に便利
    紙質や厚みを 選ぶところはありますが
    穴開け式より 外した後も きれい
    ※意外にしっかりついているので こつが必要ですが・・
  • atsuo@tokyoさん

    2015/03/09

    > aoidiskさん

    外す時は固い平らな上で丁寧に山を潰してやらないと千切れやすいですが、それさえ守れば穴が開かず外した後がキレイってのは良いですよね(^^

    圧着タイプは剥がれやすいイメージが強かったのですが、今回使ってみて昔とかなり違い剥がれ辛くなっており驚きました。

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