先日Astell&Kern AK100を購入しましたので、以前から使っていたRATOC REX-KEB02AKをようやく想定通りの環境で使う準備が出来ました。
最初は適当なデジタルケーブルを用意して繋げば良いと思っていたのですが、AK100の光デジタル端子はヘッドフォン端子と共用であり、一般的な角形コネクターではなく、3,5mm丸形のコネクターとなっています。
そこで角形-丸形というタイプの光デジタルケーブルを買おうと思い、何となく思い出したのがこのAK-OPTICAL01-BLKでした。
簡単に言ってしまえば非常に短いオプティカルケーブル
パッケージに表記されている通り、両端のコネクター形状は3.5mm丸形と通常の角形です。この製品の非常に大きな特徴といえるのは、なんといってもケーブル長が僅か6cmしかないということです。
この6cmという長さは、AK100とREX-KEB02AKを、REX-KEB02AK添付のゴムバンドでまとめて上下に重ねて持ち歩いた際に、無理なくささる最低限の長さということらしいです。全長でも僅か15cmですので、DAPとポータブルアンプをセットで持ち歩く時に邪魔にならないというメリットがあります。
また、端子部をカバーするキャップがケーブルにくくりつけられていて、キャップを紛失しづらくする工夫が施されています。オプティカルケーブルは当然光が遮られてしまえば信号が伝わりませんので、端子部の保護は意外と重要であり、よく考えられた仕様といえるでしょう。
実際にAK-OPTICAL01-BLKを利用してAK100とREX-KEB02AKを接続してみましたが、当然のことながらREX-KEB02AKの方の性格が強く表れた音になります。とはいえ、Digital Audio Labs Card Deluxe CDX-01の同軸デジタル出力と比較すると音質は明らかに異なっていて、特に低域方向の分解能や馬力はやはりCard Deluxeの方に分があります。高域方向も繊細さや透明感でややで及びません。
AK100の内蔵ヘッドフォンアンプとREX-KEB02AKを比べると、重心がぐっと下がり、密度感や分解能で格段に進歩します。AK100の方は、そもそもかなり味付け過多な音であることがはっきりしてしまいます。
もっとも、私が実際にこの2台をセットで持ち歩くかといわれれば、なかなかその機会は無いだろうと思います。AK100の方は先にレビューで書いた通り、じっくりと聴き込まなければ「高音質っぽい」音で聴かせる巧さがあり、外出中に使う分にはそれで不満を感じることはまず無いだろうと思いますので。
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購入金額
1,980円
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購入日
2015年01月22日
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購入場所
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