仕様上は7.1chサラウンド出力や、光デジタル出力に対応するという高機能型の製品ですが、個人的にはこれらは完全に余計な仕様だったのではないかと思っています。
ENVY24HT-S自体はもう少し上のクラスのサウンドカードで多く使われたDSPで、実売3千円台だったこの製品に対してはオーバースペックといえるものでした。D/Aコンバーターも、アナログ2chステレオ出力用としては、Wolfson製の24bit/192kHzをサポートするWM8728が使われていて、クラス不相応なほどまともな部品となっています。
ただ、このカードをサラウンド出力用として使おうとすると、ENVY24HT-Sの仕様上の制限(2ch以外はサンプリング周波数48kHzまで)に合わせたVIA製の6ch出力対応コーデックであるVT1616が組み合わされてしまい、せっかくのWM8728は真価を発揮出来なくなってしまうのです。
購入当時アナログ2ch出力に限って試聴をしてみましたが、実売3千円程度とは思えないほどにまともな音が出て来て驚きました。アナログ2chの出力だけで判断する限りでは、当時使っていたTerratec Aureon 7.1 Spaceと比べてもそれほど遜色はなかったと思います。
当時の評判でも、とにかくまともに動かないとか色々悪評が多かった製品ですが、私が使っていたものは3千円程度なら文句なしという程度の満足感はありました。
ただ、どうしても引っかかったのが、この製品の外箱に書かれた仕様ラベルでは、搭載DSPが「C-Media ENVY24HT-S」となっていたことです…。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
ふっけんさん
2014/06/19
3000円を切っているのに、7.1ch+光デジタル出力対応、ブラケット部分が金色、黒い基板はそれなりに高級感がある上、中身の割に無駄に箱がデカい(^^;
音は悪くもなく良くも無かったというより、あまり印象に残っていません(^^;
ドライバをアンインストールする前にカード取り外すと、ドライバのアンインストールができないという素敵仕様に嘆いた製品でもありました。
jive9821さん
2014/06/19
当時同じ価格帯で売られているのは殆どがC-Media CMI8738辺りを使っていて、音質が悲惨なものが多かったこともあり、私としては「値段の割には頑張っている」という印象の方が強かった製品です。後で他の方々のレビューを見て、あまりの悪評に驚いた程でした。