IntelのLGA1150向けCPU「Corei5-4460」です。
プレミアムレビューを行ったゲーミングPCのG-Tuneの中身です。
せっかくなのでCPUの評価をおこないました(;=゚ω゚)=333
【モデルナンバー(実クロック)】4460 / 3.2GHz(TB3.4GHz)
【コードネーム】Haswell Refresh
【製造プロセス】22nm
【コア/スレッド】4 / 4
【L1/L2キャッシュ】未調査 / L3 6MB
【コア電圧/TDP】未調査 / 84W
【主な拡張命令】SSE4/SSE4.1/SSSE4.2/Xdbit/VT-x
【内蔵GPU】intel HD Graphics4600 (MAX 1.1GHz)
【Socket/Slot】LGA1150
【sSPEC】SR1QK
【リリース時期】2014年5月11日
【製品HP】
http://ark.intel.com/ja/products/80817/Intel-Core-i5-4460...
【発売時の記事】Akiba PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/201405...
Haswell Refresh世代のCorei5です。
プラットフォームはこのレビュー執筆時点では1世代前となるLGA1150となります。
Haswell世代のCPUは依然として人気が高い状態です。
理由としては発売から時間が経過して成熟したマザーボードがあること。新プラットフォームであるLGA1151が登場したことによりこれらの価格が値下げ気味であること、安価なDDR3メモリが使えることなどが挙げられるでしょう。
Haswellからの進化点と言えば、同ランクの製品と比較してクロックが100MHz程度上がった程度の違いです。
ちなみに私は「自分で自作PCを組まない人」や「PCにあまり詳しくない人」にPCを勧める場合は、Corei5の最下位を勧めています。
これらの人はパワーユーザーに比べるとPCの買い替えサイクルが遅い為、恐らく6年程度は使うと考えています。レビュー執筆時から6年前と言えば、Core2Quad 9000/8000シリーズ登場したころです。Corei5のポジションを考えるとQ8000シリーズに相当しまだ現役でも使えますが、そろそろ買い換えたいと思うころでしょう。これが、CeleronやPentiumだと辛いと思います。(パワーユーザーで無くてもゲームや動画編集をする人はたくさんいますし)
このCPUはマウスコンピュータのゲーミングPC「G-Tune」に搭載されていたものです。
CPU単体のレビューとして、その外観や性能を確認していきましょう(;=゚ω゚)=333
■外観レビュー
既製PC搭載品だったということもあり、箱や付属品はありません。
という訳で、いきなりCPU本体です。
パッと見、マーキング印刷の文字が大きくしかも、左寄りですね。
そして、sSpecは「SR1QK」
生産国は何と「VIETNAM(ベトナム)」です。インテルのベトナム製のCPUって初めてみました。
裏面です。
まあ、特に感想はありません(^^;
いつもなら、この後に動作させてみよう的な項目があるのですが、こちらはPC搭載品だったので省略します(^^;
■ベンチマーク
今回のレビューは性能比較がメインです。
すると何と比較するか悩む訳です。
実は私はCorei5って所持数が少ないんですよね(´;ω;`)・・・
Corei7は2600/2600K/3770/3770K/4770K×2/4790K/4960X/5960Xと9個に対し、Corei5は750/3570Kの2つしか持っていません。その為、いつもの比較レビューをしたいのですが、同じポジションをCPUが少ないので、劣勢になると思いますが、Corei7をメインにどこまで迫れるか比較しましょう。一応、Corei3とA10-7850Kも入れておきました。
という訳で、今回のベンチで使うCPU比較表を作成したお(´・ω・`)
そして、注意したいのが、今回のCorei5-4460だけWindows10(64bit)環境で行っています。
(他のCPUベンチは全てWindows7-64bit環境)
また、G-Tuneでベンチをおこないましたが、仕様を揃えるため以下ように構成を変更しました。
【CPU】Corei5-4460
【メモリ】DDR3L-1600 8GB×1枚 → DDR3-1600 4GB×2
【HDD】500GB
【マザー】GA-H81M-D3V-JP
【VGA】GeForceGTX960 → 内蔵GPU Intel HD Graphics4600
【OS】Windows8.1 → Windows10
要はメモリを合計8GB(デュアルチャネル動作)にして、内蔵GPUを評価する為に、グラフィックボードを外しただけです。
っという訳でベンチです。
CPU関係のベンチ
CPU関係のベンチスコア表
【結果】
やはり、Corei5-4460は、SandyBridge世代のCorei7にも勝てません。午後のこーだーの1スレッドを見る限り、クロックが上回るCorei7-2600に追いついており、IPC自体は上がっていると言えます。ただ4460はCorei5の最下位モデルなのでクロック自体が低いのです。
また、CrystalMarkと午後のこーだーは古いベンチであり8スレッドを活かせていないと思います。なので、マルチスレッドの評価についてはCINEBenchと3DMarkが正しいと考えた方が良いでしょう。
GPU関係のベンチ
比較対象CPUの測定日が古いので、結構抜けている部分があります。
GPU関係のベンチスコア表
【結果】
何故か、Windows10環境ではFF14キャラクター編が動作しない(一瞬ウィンドウが表示されすぐに消える。互換モードでも無理)のでスコアはありません。
性能的に同じHaswellコアの4770Kと同等です。
SandyBridge/IvyBridge世代からの性能向上は大きく、ゲームなら十分に体感できるレベルでしょう。但し、AMDのA10-7850Kにはまだまだ及びません。(CPU性能では圧勝していますが・・・)
また、更にGPU性能が向上しているSkylake世代のCPUでも、下位のPentiumG4400になら勝つことができるようです。この辺はSkylake世代のCorei5とか試してみたくなりますね(;=゚ω゚)=333
■CPU-Z、GPU-Z
まずはCPU-Zです。
クロックは800MHz-3.4GHzで変化していました。
お次はGPU-Zです。
こちらは600MHz-1.1GHzで変化していました。
■まとめ
私としては珍しいCorei5の最下位のCPUを評価してみました。
CPUの性能としては、やはりSandyBridge世代のCorei7にも太刀打ちできません。1スレッドあたりのIPCが・・・と言いたいところですが、Corei7と比べると動作クロックが低い為、何とかSndyBridge世代と同等かな?と言ったところでしょう。
しかしながら、上記のCPUベンチを見ても8スレッドを活かせるベンチやゲームは現状多くありません。
GPU性能としては、Haswell世代の4770Kと同程度です。少なくともスリムPC等でグラフィックカードを搭載しないでゲームをしたいなら、4770Kよりコストパフォーマンスはずっと高いですし、SandyBridge世代のCorei7からでも2-3倍のパフォーマンスは上がると考えられます。
このCPUは以下のような人にお勧めします。
・Core2Duo/Quadで頑張っている人
DDR3に変更されることで安価で高速で大容量なメモリが使用できます。
また、当時のチップセット内蔵グラフィックスよりも遥かに高速です。
・コストパフォーマンスの高いゲーミングマシンを組みたい人
多くのゲームはまだ4スレッド以下で動作します。
Corei7も魅力的ですが、価格差を考えると、その分のお金をSSDや
グラフィックカードにかける方が幸せになれるでしょう。
・5~6年間は同じマシンを使い続けたいという人
まあ、将来のことまでわかりませんが、歴代、インテルの場合、
上位ブランドの最下位モデルを購入するとそこそこ長い間使用できます。
ショップブランドPCのミドルレンジやゲーミングPCに多く採用されていることからも、そのコストパフォーマンスに定評があることが伺えます。時代はSkylakeに移行中ですが、現状ではまだまだHaswellにも魅力があると思います。
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購入金額
0円
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購入日
2015年10月17日
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購入場所
zigsowプレミアムレビューのPCの中身
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