以前登録した海外東芝パッケージ版の「Q Series Pro HDTS312XZSTA」と同等と思われるCFDパッケージ版の東芝SSD。
CDIで取得できる型番は「THNSNJ128GCSU」でファームは「JURA0101」。上記海外東芝パッケージ版HG6Qが「THNSNJ128GCST」でファームが「JTRA0102」。末尾が若干異なり、ファームのバージョンも違うのかもしれない。
海外パッケージ品との相違点は代理店保障(3年)がつく点、そして付属品の差。東芝パッケージ版では9.5mm用スペーサーが付属していたがそれは省かれ、3.5インチ用マウンタが付属する。もちろんネジもその分8本だ。デスクトップ自作PCに使うには嬉しい配慮だろう。スペーサーなんて適当なスポンジでもいいわけだし。秋葉原での店頭実売価格はどちらのパッケージも殆ど差がない。
また外装にあった東芝SSDのステッカーは無いのでブリキの弁当箱スタイル。CFDとしての型番は底面側にはられているのみ。
見た目はまさにドシンプルで殺風景。いっそ表側は好きなシールはってしまおうか。
またパッケージ表記の公称値にも差がでている。まあ海外パッケージ版はそのSSDに適したベンチを使って少し大げさな数値を出していた感もある(Read554MB/s Write512MB/s)のだが、CFD版は代理店で計測した数値になっているようで謙虚な値(Read514.3MB/s Write475.9MB/s)になっている。
試してはいないがRAMDISK機能等を備えた高速化ソフト一式のダウンロード権もオマケでついてくるようだ。
まずは実測。いつものCDMだ。Z77の内蔵SATA3ポートに接続したもの。
左から旧型のHDTS212XZSTA、海外パッケージHG6Q、そして今回のCFD版HG6だ。
やはり海外パッケージ版HG6Qとほぼ同じ。それぞれ3回のベンチを行ったのだが、すべての回においてWrite関連のスコアに若干の差が。あとシーケンシャルは海外パッケージ版のスコアを越えなかった。個体差なのかファームの違いか。まあどっちにしろパッケージ公称値はクリアしているし、前世代の同社モデルより着実に速度アップしているのは間違いない。
つーかそもそも体感速度に影響するような差ではない。
消費電力の計測値も全く同じ(Idle1.5W/Read3.1W/Wright3.4W)なので海外パッケージ版のデータをそのまま貼っておく。
とにかく128GBクラスとしては他社より一歩出たWrite性能をもつのが強み。そして実売価格も極端な差はなく、前モデル含め割と安定しているイメージがある。128GBクラスでパフォーマンスがほしいなら「とりあえずコレ買っておけばいい」くらい。
ちなみにOSを入れた状態(Windows7、X79)でのベンチも十分。この状態でもパッケージの公称値をほぼクリアしているというのはさすがだ。
ただ既に他社高速モデル、そして東芝の前世代モデルを使っている場合体感速度に差がでるかといえば…正直判らない。書き込み速度が重要になるフォトショのキャッシュなんかには期待できそうだが。
今回840Proからの交換だが840Pro自体も高性能だけに特に変わった感はない。840Proを玉突きで移動させてSSD不足を解消させるのが主な目的だったので、体感速度差については維持できればいいや程度なのだけど。
さて、あまりに見た目がさびしい。私のメインPCにぶち込むのなら(ほとんど見えない場所に設置するとはいえ)840ProやM3Pの時のような派手さがなくてつまらない。
…で、ご覧の有様だよ!海外パッケージ版のシール風のデザインにななみ追加してみたよ!ちなみに入れるOSが7だからこうなったわけで、8だったらゆう&あいだな!
【2014年6月追記】
バンドルソフト「SSD TURBO BOOST」をインストールして高速化設定をしてみた。要はPC側のメインメモリを使って高速化するタイプのソフトで、体感速度に与える影響はまあ「ちょっと速いかな?」程度。元々HG6自体が優秀すぎるというのもあるだろうが。
但しその設定をした状態のベンチマークは最早笑えるレベル。
実質RAMDISKみたいなもんだからね!ランダムライト回りがSSDの素の状態より低スコアなのは恐らくソフトの特性だろう。まあこのソフトは純正ではなくあくまでバンドル品なのでその辺のリスクも考慮しておきたい。
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購入金額
10,680円
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購入日
2014年03月30日
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購入場所
TSUKUMO
cybercatさん
2014/04/07
CLWさん
2014/04/07
下小川さん
2014/04/08
問題はSSDが見えるPCなんてまず無いという…せっかくのななみSSDも組み込んだ後一度も見えてませんw