iPod Touchのノイズキャンセリングイヤホンとして使用しています。

音にはそれなりに拘りがありER-4等を使用していたのですが、数回の断線を経て
Bluetoothイヤホンに買い替えを検討していたのですが、Bluetoothかつ
ノイズキャンセリング対応となると、選択肢がかなり絞られるうえに、
イヤホン側では曲名表示が無い為、iPodに保存してある曲数が多いと選曲が難しい
という問題がある事が判明しました。

本機は以前にNW-F885を購入する際に、気になっていたのですが当時は、
手軽なハイレゾの再生環境を入手する事が目的だった為見送っておりました。
当時よりは価格がこなれてきていたのと、曲名表示ができるノイズキャンセリング
イヤホンとして使用できることに気が付き購入しました。

本体は、ここ最近発表の無かったスティックタイプで、MD-LP時代のWALKMANの
ようにひねって選曲します。
操作方法はほとんど当時と変わりません。
不満点としては以前使用していた、NW-A608LIやNW-S706Fのようにジョグを
前後させる事によってHOLDできるようにしてほしかったです。

肝心の音質は、iPod+Bluetooth接続という時点で諦めていましたが、
普通のBluetoothイヤホンよりは、良いかもしれません。
ただ、本体メモリーに入れてある曲を聞くとBluetoothより格段に音が良く、
慣れの問題かもしれません。

本機はBluetooth接続時に接続先を選ぶ事ができるので、スマホやらDMPやら
複数台持ちしている当方としては非常に有難いです。
ただ、Bluetooth接続時でも、一度電源を切ると次回起動時に内蔵データベースを
更新する点と画面にHOLD表示中はHOLDを解除してもボタン操作ができない点も
不満点でしょうか。
あとは、Bluetoothの規格上仕方がないのではありますが、Bluetooth接続時には
選曲の際にフォルダ送りが不可である点と、接続端末の電池残量が不明な点は不便ですね。

フォルダ送りができないなら、5曲送りとか、WシリーズのようにZAPPINの搭載を
してほしかったです。

個人的には珍しく、隙間を攻めてきた機種と感じておりますので、後継機に期待ですね。