■更新履歴
2014.4.21:ベンチ追記中・・・
2014.4.12:ちゃんとファンを回転させた正規クロック状態のベンチ掲載!
2014.4.11:ベンチ掲載(但しファンが回っておらずクロックダウン状態orz)
2014.4.9:初稿掲載
AMDのSocketAM1(FS1b)向けAPU「Sempron3850」です。
発売日である2014.4.9にIYH!しました(;=゚ω゚)=333
【モデルナンバー(実クロック)】3850 / 1.3GHz
【コードネーム】Kabini
【製造プロセス】未調査
【コア/スレッド】4 / 4
【L1/L2キャッシュ】未調査、L3 2MB
【コア電圧/TDP】不明 / 25W
【主な拡張命令】未調査
【対応メモリ】DDR3-1600
【内蔵GPU】RADEON R3(128sp / 450MHz)
【Socket/Slot】SocketAM1(SocketFS1b)
【sSPEC/OPN】SD3850JAH44HM
【リリース時期】2014年4月9日
【発売時の記事】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/201404...
待望の省電力プラットフォームのであるSocketAM1のSempronです。
今回、このSempron3850と2650が登場しました。
前者が4コアですがクロックは1.3GHz、後者は2コアですがクロックは1.45GHzとなります。
個人的には廉価ブランドの旋風龍(Sempron)が大好きだったので復活は大歓迎ですw どうせなら、2コア版はDuronにして欲しかったなぁw K6-Ⅳでも良いよw
とりあえず、AM1プラットフォームを3組用意したので、またいつもの性能比較とベンチマークを実施予定です。(3組のCPUで一部の写真は使いまわしています)
■外観&付属品
それでは、いつもの如く外観レビューから(`・ω・´) !
( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!
化粧箱は小さくなりました。旋風龍タンもスリムな時代なのね・・・
あと、SocketA世代の経験者はSempronは緑色というイメージがありますよね。
シールの型番部分です。
Sempron 3850 Quad-Core!
APUのSempronというのも良いですね。4コアに進化した点も特筆すべき点です。
但し、クロックは1.3GHzと低めなんですね・・・
昔のAthlonⅡNeoを思い出すなぁ・・・
開封してみましょう。
付属品はいつも通りなのです(;=゚ω゚)=333
・APU本体
・APUクーラー、止め具
・マニュアル、エムブレムシール
これぞ旋風龍の紋章!
何故かダイの大冒険を思い出すw 久々読みたいな(^^;
続いてAPUクーラーを見てみましょう。
従来のAMDのクーラーと比べると小さくなっています。
止め具もプッシュピンタイプです。また、ファンは3pinです。
クーラーのサイズや取り付け方はAthlon5350のレビューの方に書きましたので、興味のある方は参照してください。
そして、いよいよ帰ってきた旋風龍様のご降臨です(;=゚ω゚)=333
( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!
旋風龍様のお背中でございます。
A4-3300と並べてみました。小さくなっていますね。
( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!
■動作させてみる
いよいよ組んで動作させてみましょう(`・ω・´)!
マシン構成
【CPU】Athlon 5350
【メモリ】DDR3-1600 4GB×2
【HDD】日立の2TB
【マザー】GIGABYTE GA-AM1M-S2H
【グラフィック】APU内蔵 RADEON R3
【ケース】適当なM-ATX with 220W SFX電源
【OS】Windows7 HomePremium64bit
レバーを上げてAPU様を玉座に鎮座させます!そしてレバーを閉じる。
(ちなみにAPUをソケットに挿したとき、奥まで差し込んでも若干カタカタ揺れます。レバーを倒すと固定されます)
※写真はAthlon 5350のものです。
クーラーの取付方法はAthlon5350のレビューを見てください。
そして、いつも通りに組み上げます。
■ベンチマーク
やはり、最も気になるのは性能でしょう!
各種ベンチマークで比較してみましょう。
とりあえず、速報版です。
Sempron3850とAthlon5350以外の結果は以前の私のレビューの使いまわしです。
比較対象として以下のCPUを用意しました。(各CPU名は私の過去のレビューへのリンクとなっています)
・Athlon5350 (Kabini/4core/4thread/2.05GHz)
・Sempron2650 (Kabini/2core/2thread/1.45GHz)
・A4-5300 (Trinity/2core/2thread/3.4GHz TC:3.6GHz)
・E2-2000 (不明/2core/2thread/1.75GHz)
・E-350 (Zacate/2core/2thread/1.6GHz)
・Celeron1007U (IvyBridge/2core/2thread/1.5GHz)
・Celeron847 (SandyBridge/2core/2thread/1.1GHz)
※レビューの比較用の画像とグラフはAthlon5350のレビューのものを引用しています。
1.Windowsエクスペリエンスインデックス(Windows7 64bit)
Sempron3850は4コアでプロセッサのスコアが4.5です。4コアと考えると低いですが、1.3GHzで動作していると考えると健闘しているようにも思えます。グラフィック関係は上位のAthlon5350と同じようですね。比較の難しいCPUですね(^^;
2.CrystalMark2004R3
このベンチはCPUのコア数がそのままスコアに現れるので、ALU/FPUともCeleron1007Uを上回っています。2コアを想定してSempron3850のスコアを半分にするとCeleron847にも届いていないようですね。さすがにBobcat系とSandyBridgeをIPCで比べるは酷ですね。
3.CPU関係のベンチ
グラフはAthlon5350を100%としたときの相対性能です。(Sempron3850が基準では無いことに注意してください) ベンチマークのスコアは表にまとめて記載しています。
CrystalMark2004R3(ALU)
CrystalMark2004R3(FPU)
午後のこーだーノーマルベンチ(マルチスレッド)
午後のこーだーノーマルベンチ(シングルスレッド)
3DMark06(CPU)
3DMarkVantage(CPU)
CINE Bench R11.5(CPU)
CINE Bench R15(CPU)
CPU関係のベンチスコア表(暫定版)
【結果】
動作クロックが1.3GHzと言うこともありシングルスレッドではかなり厳しい結果ですが、4コアと言うこともありマルチスレッドだとCINEBENCHのようにCeleron1007Uを上回る場合もあります。事務処理や軽負荷なながら作業には向いているのかも知れませんね。
4.GPU関係のベンチ
※古いCPUで最新のベンチは取っていない為、一部古いベンチが混ざっています。
グラフはAthlon5350を100%としたときの相対性能です。(Sempron3850が基準では無いことに注意してください) ベンチマークのスコアは表にまとめて記載しています。
3DMark06(総合)
3DMarkVantage(総合)
FINAL FANTASY XI Bench3(HIGH)
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼアではない旧Ver.(1280)
モンスターハンターフロンティア ベンチ3(大討伐)
ファンタシースターオンライン2 旧Ver.1.00
きゃらコレ!ITちゃんダンシングベンチマーク
CINE Bench R11.5(OpenGL)
CINE Bench R15(OpenGL)
GPU関係のベンチスコア表1(暫定版)
【結果】
こちらもCeleron1007Uとほぼ互角と言ったところでしょうか。重いゲームにはまず向かないと思います。APUを名乗るならIvyBridgeにもう少し差をつけて欲しいところですが・・・
5.GPU関係のベンチ2
比較的新しいゲームのベンチです。
グラフはAthlon5350を100%としたときの相対性能です。(Sempron3850が基準では無いことに注意してください) ベンチマークのスコアは表にまとめて記載しています。
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア ワールド編(1280)
FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア キャラクター編(1280)
ファンタシースターオンライン2 Ver.2.00
ドラゴンクエスト10(1280)
GPU関係のベンチスコア表2(暫定版)
【結果】
新しめのベンチでは割と検討しました。特にドラクエ10は「普通」となるスコアである3000目前であり、ほぼ問題なくプレイできるでしょう。E2-2000の約2倍のスコアとなっているのもポイントです。
7.APU温度
・アイドル時:27℃(37℃)
・Prime95時:44℃(85℃)
・Prime95+FF14ベンチ時:45℃(89℃)
※括弧はファンレス動作時の温度
GIGABYTEのEasyTune6で確認。
さすがにファンレス動作時の温度は高いです(^^;
ファンを回転させるとフルロード時でも45℃程度と低いですね。
■CPU-ZとGPU-Z
CPU-Z
アイドル時はCPUクロックが800MHzまで下がります。
見ている限り、クロックは800、1000、1300MHzの3段階に切り替わっています。
フルロード時。
GPU-Z
Athlon5350のときと同じでGPUクロックは正常に取得できていません。
正常ならば450MHzのはず・・・
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購入金額
4,290円
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購入日
2014年04月09日
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購入場所
ドスパラなんば店
cybercatさん
2014/04/12
ふっけんさん
2014/04/12
昔の焼き鳥になっていた世代とは雲泥の差ですよねw