■ Cooler Master: Elite 110 Cube
こちらも着弾してから3ヶ月以上経ってます(苦笑)
Core i-7 4770 を こちらの板↓ に載せて、このキューブケースに入れます。
------------------------ これから長期にわたってレビューが続きます ------------------------
【2014.09.15 追記】
『インテル® SSD 730 + 〇〇で、ブレイドアンドソウル を圧倒的に攻略するんだ!』
http://zigsow.jp/special/intel/ssd730-bns/
のレビューでこのケースを使用した PC を組みました。
と云っても、レビュー用に新調した、というわけではありません。
「購入日」をご覧いただければお分かりのように、PREMIUM REVIEW とは無関係に
「省スペース」かつ「ある程度の高性能な」マシンを組む目的で買っておいたのですが、
多忙にかまけて長いこと「持ってる」だけになっていました。
ようやく、まとまった時間が取れ、「さぁ、組むぞ!」と取り掛かろうとしたときに、
省スペースPC向けのグラボ と Intel製 最新SSD が提供される ZIGSOW PREMIUM REVIEW
のレビュアー募集が始まり、「まさに自分のための企画だ!渡りに船だ!」と応募しました。
Mini-ITX で組む省スペースPCにぴったりの ELSA GeForce® GTX 750 1GB S.A.C B&S と、
現在 Intel のコンシューマー向けではハイエンドSSD である730シリーズの480GB モデル で
組めば、性能的にもワタシが行う作業では全く不足はありません。むしろ過剰な性能です(笑)
ということで、ZIGSOW PREMIUM REVIEW をきっかけに取り掛かりました。
比較用に置いている小物は、左から、30cm定規,LG L-03A,四六判(188×130mm)の書籍
組み上ってしまえば非常にコンパクトです。タワーケースに特有のあの圧迫感とは無縁ですね。
それでいて、「小さい」と引き換えに通常ならば諦めなければならないパーツを
組み込むことができるところが、このキューブ型PCケースの最大の特徴/美点です。
「小さい」を実現するために犠牲になりがちな要素としては、電源の問題がまずあります。
高出力の電源ユニットを搭載するには、それなりのスペースが必要で、
Elite 110 Cube クラスの大きさのケースだと、通常は、
フルサイズのATX電源ユニットを内蔵させる代わりに ACアダプタを使うことを前提にしたり、
SFX電源を組み込む仕様に設計されている ことが多いです。
しかし、Elite 110 Cube には、小さなPCケースだからといって妥協することなく、
高出力の電源ユニットを搭載することができます。
PCケースの上端に寄せるか底面に置くかはともかく、電源ユニットの前後位置については、
一般的には、ケース背面にぴったり寄せて搭載する設計がほとんどです。
Elite 110 Cube はケース背面から電源ユニットをオフセットして、
少し後ろに出すところが、独特なデザインになっています。
長さ160mmの一般的なフルサイズの電源ユニットはもちろん、
長さ180mmまでのハイエンド電源ユニットの搭載が可能となっています。
次に、「小さい」とトレードオフになりがちな要素に、グラフィックス性能があります。
Mini-ITX マザーボード指定のキューブPCケースが
ビデオカード用のスペースを用意していることは稀です。
ビデオカードが搭載できることを謳っていても、大きさの限界が設定されていたり、
1スロットタイプのものに限る、など何かしらエクスキューズが付くのは避けられません。
ここでも、Elite 110 Cube は例外的な存在です。
長さ210mmまでの2スロットタイプのビデオカードを搭載可能することができます。
上写真の赤枠で示しいるスペースにグラフィックスボードを入れます。
グラボを構成に含めないのであれば、ここにHDDやSSDを設置します。
それでは、このケースの導入経緯と内部に組み入れるパーツの構成を述べていきましょう。
夏に引っ越しをして、それまで快適に過ごしていただだっ広い部屋から倉庫のような(笑)、
極狭部屋に引っ越しました。専有面積でいうと4分の1未満になってしまいました。
モノを捨てまくりましたが、自宅でも仕事をするのでデスクトップPCは必要です。
それまで使っていたタワー型(といってもミニタワーなのですが)を新居に置いてみると
主張しすぎる存在感と少なからぬ圧迫感を醸し出すようになりました。
これは 実家の親の Windows XP パソコンと入れ替えて使わせることにしました。
ここから Core i-7 4770 だけ抜き取って、省スペースPCを組むことにしたのです。
上述したように、ZIGSOW PREMIUM REVIEW で執筆するレビュー記事のために、
いわゆる【Before/After】を示さなければならないので、二段構えの構成で組んでいます。
Before( ZIGSOW PREMIUM REVIEW に選出されなければずっとこの構成だったハズ)
● CPU : Intel® Core™ i7-4770 Processor
● CPU Cooler : Corsair H60 CW-9060007-WW
● Motherboard : GIGABYTEGA-H87N-WIFI (rev. 2.0)
● SSD : Intel® 330 Series SSDSC2CT240A3K5 (240GB)
● HDD : Western Digital WD Blue WD10EZEX (1TB)
● RAM : Team TED316G1600C11DC ( DDR3 PC3-12800 8GB X 2 )
● Graphics board : None
● ATX Power Supply : Corsair CP-9020058-JP [ CX430M ] (430W)
After( いったん、上記構成で組んだ後に SSD を入れ替えて、グラボを挿しています )
● CPU : Intel® Core™ i7-4770 Processor
● CPU Cooler : Corsair H60 CW-9060007-WW
● Motherboard : GIGABYTEGA-H87N-WIFI (rev. 2.0)
★ SSD : Intel® Solid-State Drive 730 480GB
● HDD : Western Digital WD Blue WD10EZEX (1TB)
● RAM : Team TED316G1600C11DC ( DDR3 PC3-12800 8GB X 2 )
★ Graphics board : ELSA GeForce(R) GTX 750 1GB S.A.C B&S
● ATX Power Supply : Corsair CP-9020058-JP [ CX430M ] (430W)
まず、【Before】の組み方 ― グラボなし ― ですが、本来ならば、このPCケースの場合、
3枚目の写真の中の赤斜線枠で図示した位置に SSD も HDD も収めることができます。
こんな感じに。
【After】の組み方 ― グラボ導入 ― だと、この空間はグラボに明け渡さなければなりません。
ケーストップに橋渡しされている長方形のプレートは、ケースそれ自身の強度メンバーにも
なっているのですが、ストレージを吊り下げるためのマウントとしても使えるのです。
グラボを搭載するのであれば、ストレージはここに追いやられることになります。
ところで、【Before】の場合、PCケースの側面に SSD を取り付けるのに
緩衝ブッシュ(ゴム製)を介してマウントするのですが…
これが、天井吊り下げになると SSDもHDDもダイレクトマウントになるンですよね。
単純にコストを下げたいがための妥協の産物なのか、あるいは、
「マウントプレート自身がしなって衝撃を吸収するから吊り下げの場合はゴムブッシュは不要」
という桜井眞一郎ばりの理詰めの結論からそうなっているのかは不明です(笑)
Cooler Master 社の一室で『地上の星』をBGMに流すのが相応しいような、激論が交わされる
シーンが繰り広げられていると考えるのは余りにロマンチック過ぎるかもしれませんが、
ぜひそうであって欲しいものですw
上から見下ろすと、こんな感じです。
こうやってストレージを天井に追いやってグラボのためのスペースを創り出すことになります。
「【After】の組み方」に載せている写真1枚目からもわかるように、
グラボのあるなしに関わらずこのケースは「ギッチリ詰め込んだ」感じが強いですね。
アップで撮ると、その「余白の少なさ」がもっと伝わってくるでしょうか。
「肉体の表面張力の限界」と古舘伊知郎に形容されたのはダイナマイト・キッドですが、
「キューブPCケースにおける搭載パーツの限界」と
評されるべきは、Elite 110 Cube ではないでしょうか。
------- 使用していくにつれて気づいたことや耐久性については随時追記していく予定です------
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購入金額
4,980円
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購入日
2014年04月01日
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購入場所
ディーライズ
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