少し涼しくなってきた今日このごろ、
TakOnu氏の朝はゴリゴリっという音とともに始まる。
珈琲の香はどこか懐かしく、暖かさを帯びて心地よく、
布団の暖かさなど、どうでも良くなってしまう。
豆がはじける感覚が、体のあらゆるところから染み入ってくる。
隠居して、小さなカフェーを営んでいる老人のような気分だ。
挽いた豆をフィルターに入れ、ポトポトっとお湯を落とす。
落ちてきた液体は、金色を秘めた清い琥珀色。
黒いのにどこまでも透き通った液体。これぞ珈琲である。
ということで、Kalitaのコーヒーミルである。
基本的に外装は鉄でありずっしりと重い。
南部鉄器のようにゴツゴツ感があり非常に趣がある。
このミルの特徴は手回し軸が横向きなことである。
その御蔭で、非常に楽に回すことができる。
また、自重のお陰で、ミルを押さえつける必要がなく
軽く手を添える程度でいいのも良い。
このことが、均一な速度で引くことを可能にし、
結果として、余計な熱をコーヒー豆に与えないことに繋がる。
無論、カットタイプであり、微粉も少なく雑味が少ないのも良い。
出来上がった液体は非常に透明度が高く、
差し込んだスプーンの光沢が美しい。
なお、ダイヤル(写真では左側にある)を回すことで
豆の挽き具合も調節可能である。
ただし、細かくすればするほど、当然微粉は増え雑味が生じる。
したがって、その場合は、篩で後処理をする必要がある。
味覚というのはどうしても言葉で説明するのは難しく、
なんと表現すればよいかは難しいが、
予め店等で挽いてもらったものに比べると、
やはり、その場で挽いているため酸化が殆ど無い。
故に、酸味が抑えられ、豆本来の甘さが感じられるのも良い。
正直、試してくださいとしか言えないのが歯がゆいところだ。
※手作り製品ということらしいです。
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購入金額
12,600円
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購入日
2013年10月01日
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購入場所
Amazon
オセロットさん
2013/11/03
しかも,たいへん趣がある器具で,
のんびりした朝の様子が思い浮かびます.
実はコーヒーは好きというほどでもないんですが,
カフェイン摂取のため,近くの Peet's Coffee に毎日,
足繁く通っています.日本からは撤退したそうですが,
Starbucks よりはいくらか美味しい気がします.
TakOnuさん
2013/11/03
いいですよほんと、たまには自分で挽くのも。
はて、じつは、8月、9月とサンフランシスコにいたのですが、
UC Barkleyの知り合いに会うときに
Peet's Coffeeを利用しました。
確かに、スタバよりもおいしかった気がします。
その他では、The Coffee Bean & Tea Leafにお世話になっていました。
オセロットさん
2013/11/03
近くにいくつかあるようなので行ってみます.
ほんとうは自分で挽いて入れたいのですが,なかなか.
サンフランは寒かったでしょう(笑)
TakOnuさん
2014/01/30
是非いかれてください……。
時間ないけど自分で入れたいのであれば、ナイスカットミルとかおすすめですよ。
ええ、超絶寒かったです、ただ、UCBarclaysのほうは結構あったかかったように思います。