自重は12gと、最近単品販売されているヘッドシェルの中では比較的軽い方となりますが、炭素繊維を混ぜた複合素材とのことで、剛性は十分に確保されています。リード線は異様なほど細く、若干頼りなさを感じますがとりあえずそのまま付属のものを使いました。
最初はDENON DL-103Rと組み合わせるつもりで購入したのですが、DL-103Rにはaudio-technica AT-MS11を組み合わせたために浮いていたものを、以前入手したclearaudio Virtuosoと組み合わせることにしたのです。
Virtuosoはaudio-technica製のヘッドシェルのようなねじ穴が貫通していないものと組み合わせるのはなかなか無理がある構造で、LH2000の構造であれば組み合わせやすいのではないかと思ったのです。一応AT-LS13に取り付けていたのですが、取り付け強度には少々不安を感じていました。
LH2000へと移したVirtuosoの音は、エージングが進んできたことも相まって、以前と比べれば芯が感じられるものとなってきました。エレキギターのエッジが明瞭になってきましたし、ハイハットのアタックも以前よりは鋭さが感じられるようになってきました。低域の量感は相変わらず健在で、高価なモデルらしい余裕が感じられます。
LH2000自体の特徴は、比較的硬質にスッキリとまとめてきているというところでしょうか。剛性の高さがそのまま音質にも影響を与えているように思えます。カートリッジの取り付けやすさもなかなか良好で、これを買っておけばとりあえず間違いではないという出来を保っているところが魅力といえます。
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購入金額
4,200円
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購入日
2013年09月08日
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購入場所
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