プレミアムレビューさせていただいてから使い続けているNAS、Synology DiskStation DS414j。
Synology Hybrid RAID(SHR)と呼ばれるRAID1/RAID5相当の独自RAIDで、異なる容量のHDDを使った場合も、全てのHDDが一番少ない容量に合わされてしまうのではなく、ある程度有効利用できる容量が増加する機構を持つ(3TB+4TB+4TBのHDD3台を使った場合、通常のRAID5では全てが3TB HDDと見なされて6TBしか容量が得られないが、SHRなら約7TBとなる)。ソフト的にも同一ネットワークにあれば、ブラウザに「http://find.synology.com/#」と打ち込むだけでNASを探すことができ、接続するとWindowsライクなファイルマネージャーが使えて、ネットワーク管理初心者でも扱いやすい。
最大4HDDまで対応のNASなので、今まで
①構築時(HDD2台):3TB+4TB=2.95TB=2.68TiB(RAID1相当SHR)
②HDD増設(HDD3台):3TB+4TB+4TB=6.95TB=6.32TiB(RAID5相当SHR)
③HDD換装(HDD3台):4TB+4TB+4TB=7.99TB=7.27TiB(RAID5相当SHR)
と容量アップさせてきた。
いずれもHDD1台死んでも復活できる冗長性を持っている。
NASなので速度はたいしたことはないが、いざというときの「金庫」として、大事なファイルのバックアップをおいてきたのだが、なかなか容量か埋まらず、4台目のHDD増設をしなかった。いや4台目のHDDを入手していないワケではなく、すでに購入済みなのでHDD不足というわけではない。その時点でのつくもたん税(ry
その理由は、ここのところSSDの大容量化と低価格化が進み、データ一時置き場にまでSSDを使うようになったこと。そうなると、今までデータの置き場の序列が内蔵HDD⇒NASだったのが、内蔵SSD⇒内蔵HDD⇒NASとNASの重要度が一段下がり、2つバックアップを取らなければならないほど重要なファイルでないと使わない感じに(実は内臓SSDも内蔵HDDもRAID1なので、もともと冗長性は高い)。そこまで大切なファイルいうのはあまり多くはなく、4TB HDD3枚使いの約8TBがいっぱいになるケハイがなかったのだ。今のままで行くと、NASの容量が足りなくなるにはまだ数年はかかりそうな勢い。
ただそこまで行くと、
・購入済みの4台目HDDと、稼働している3台の使用時間に差が開きすぎて、アンバランス
・NAS本体側の故障(電源など)があった場合、購入済みのHDDが無駄になる
ということが考えられたので、そろそろ入手済みの4台目のHDDを組み入れることにした。
購入してあるのは既存の3HDDと同等容量の4TBのHDD、ブランドも合わせてWDの赤。そして現行製品は1.33TBプラッタ版になっているが、用意してあるのは初期型の1TBプラッタ版(68WT0N0)。
ただ、それまでの3台と購入時期が半年違っていて、現在の1.33TBプラッタ版「WD40EFRX-RT2(68N32N0)」と同じ青色パッケージになっている。
約3年ぶりの増設なので、イロイロ変わっていて大変だったが、なんとか構築。
【DS414j HDD増設手順 2019年版 DSM 6.2.2-24922 Update 3対応説明】
①とりあえず一番基盤側の4スロット目を埋める。
②蓋締めてLAN線つないで、電源投入し、同一ネットワーク内のPCのブラウザより..
③「ストレージマネージャ」から「管理」を...あれ?「管理」がな...い..だと...
位置的に以前の「管理」のところにあった「操作」を押すと...
④どうやらあたりっぽいので「操作」⇒「ドライブを追加」を選んで..
⑤だいたいこういう恫喝が警告があるよね..
でも「やっぱ...」とこの段階でなる人はいない。あとで後悔する。
⑥なんで「合計容量」が「バージョン情報」なのか分からんけど...適用、適用っと♪
↓
↓
↓
↓
数分って言ったよね?
言ったよね?
言ったよね?
言ったよね?
言ったよね?
(`O´*)(`O´*)(`O´*)(`O´*)(`O´*)(`O´*)(`O´*)(`O´*)(`O´*)
⑦実に2日半経過時点である(まだ終わっていない↓98.84%完了)。
2日半経過しているが、まだ「パリティ整合性のチェック」のパーセンテージが上がっていく
⑧終わったー
10.90TiB≓11.98TBのRAID5相当SHR完成!
という感じ。ま、前回までの状況で覚悟はしていたが、実に「61時間24分」である。
性能的にはこんなモン。
前回と比較するため、懐かしのナノピコにしてみた(Win10でうごいたよ!)
ほぼ同等の「WD40EFRX-RT2」を2台使ったROG ZENITH EXTREMEのオンボRAID1は↑
予想はしてたけれど、速くはないな。
ただこれで、当面の「金庫」容量は確保。12TBもあれば、埋まるまでには相当かかるだろうし。
DiskStation DS414jの設計的には、最大容量は6TB HDD×4台の18TB(RAID5相当SHR)なんだけれど、6TB HDDって4TBより8TBに近い価格でコスパ悪いし、今の容量が不安になるあたりまで行けば、NAS本体の方の寿命も考えられるので、4TB⇒6TBへの換装は行わないつもり。
いや、これ以上RAID構築に時間がかかったら...(^^ゞ
2014年6月から使っている同型HDDは未だに現役
ディスクアレイを構成するHDDで一番古いのは、2014年4月の運用開始時に2番ベイに積んだWD40EFRX-68WT0N0だが、未だにエラーが発生しない。素晴らしい耐久性。
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購入金額
18,585円
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購入日
2015年01月04日
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購入場所
ツクモ12号店
未完さん
2019/10/25
絶対そんなに待てません(^-^*)
cybercatさん
2019/10/25
北のラブリエさん
2020/04/04
タフです。。。。
https://gigazine.net/news/20200402-new-hard-drive-ritual/
cybercatさん
2020/04/04
HDD故障率のメーカー・モデル別統計データ2019年版、故障率が最も高かったのは?
北のラブリエさん
2020/04/04
cybercatさん
2020/04/04
北のラブリエさん
2020/04/04
うれしいやらこわいやら。
cybercatさん
2020/04/04
baelさん
2020/04/05
https://www.drivedata.jp/column/%E6%95%85%E9%9A%9C%E3%81%...
cybercatさん
2020/04/05
海門が高く、東芝・HGSTは低い。
ただ文中にもありますが、「外れHDDを引く確率論」でなく、データロストを防ぐには
>データ保護の観点で肝心なのは故障率以上に重要なのは「バックアップ体制」
コレにつきますが。