レビューメディア「ジグソー」

久々に、PCI Express スロットに刺すSSDを買ってみました。


現状、Core i7 3770K + Z77 Expressで組んでいる、micro ATXシステムもHaswellで組んでみようと思い、様々なmicro ATXマザーボードを調べました。
(現在は、ASUS Maximus V Gene + Core i7 3770K)
私の場合、System Drive(128GB SSDx2:RAID-0)、Capture Drive(4TB HDDx2:RAID-0),Data Drive(2TB HDDx2:RAID-0)+Optical Drive(BD Drive)を搭載したいので、SATAポートが、最低でも7つ必要です。
また、ディスプレイが、DELL U2711(WQHD)なので、2,560x1,440の表示が可能なDisplayPortを搭載していれば、Intel Quick Sync Videoを使うために、CPU内蔵GPUをプライマリーに設定で来て完璧です。

しかし、私が調べた中では、SATAポートが7つ以上あって、DisplayPortを搭載した micro ATXサイズのマザーボードは、見つけられませんでした。

なので、DisplayPort搭載マザーボードに、SATA増設カードを使ってSATAポートを増設するか、SATAポートが7つ以上あるマザーボードで、外部GPUを付けて、WQHD解像度の表示を行うかの2択だと考えていました。
しかし、本格的なRAIDカードは別として、安価なSATA増設カードでは、速度的に心配です。micro ATXのマザーで、無駄にPCI Expressポートを消費するのも…
考えた結果、SATAポートが7つ以上あるマザーで、外部GPUを付けて組んでみようという結論に至りました。

Z87 Expressを搭載した、micro ATXのマザーボードの中では、唯一、ASUS Maximus VI Geneだけが、Z87 ExpressのSATAポート以外に、AsMediaのSATAポートが2つが登載されているのですが、画像出力が、HDMIのみなのです。
ASUSTeK Maximus VI Geneは、7月末時点で、未だ発売されていなかったので、新たなシステムを組むのは、このマザーボードが発売されるまで待とうと考えていました。

そんな時、秋葉原で見かけてしまいました。
ASUS RAIDR Expressという、PCI Expressスロットに刺すタイプのSSDです。
このタイプのSSDは、随分前に、OCZのSSDを使った経験があるのですが、OSのインストール時に、毎回ドライバーをインストールしないとドライブがシステムに認識されません。OSのインストール時以外に、システムをイメージバックアップからリカバリする際にもこの作業が必要(昔は当たり前だったのだが…)で、とても面倒でした。
RAIDR Expressは、標準ドライバーで認識されるとの記事を読んでいたので、思わずゲットしちゃいました。

RAIDR Expressは、120GBのSSDが内部的にRAID-0で構成されているのですが、使われているデバイスと価格のバランスを考えると、最新の256GB SSDを2台購入して、Z87 ExpressでRAID-0にした方が、容量的にも速度的にも良い結果が出ると思います。
しかし、私は、Z87 ExoressのSATAポートを2つ節約できるほうにメリットを感じました。
これで、そこそこの速度の起動ドライブをつくれれば、Z87 Expressの6ポートがそのままHDD+光学ドライブに割り当てられるので、DisplayPortを搭載した、SATAポートが6つしかないマザーボードでも、システムを組むことができるのです。
このSSDを購入し、ついでに、DisplayPortを搭載し、Z87 ExpressのC2ステッピングが登載された、AsRock Z87M OC Formula及び、Core i7 4770Kを購入し、家路につきました。

前置きが長くなりましたが、早速本体のレビューです。


先ずは、個装箱ですが、ASUSTeKのROGシリーズらしく、とっても豪華です。
パッケージ表
パッケージ表

ふた裏の説明
ふた裏の説明

パッケージ裏
パッケージ裏

ふたを開けると本体が見える
ふたを開けると本体が見える

こんな感じで本体が入っている
こんな感じで本体が入っている

Samsungの830SeriesSSDを購入した時も、豪華なパッケージでしたが、それ以上に豪華です。
まあ、240GBで4万円近くもするSSDですから、当然といえば当然です。
マザーボード同様、パッケージがふた状に作られていて、開けると本体が見えます。
個装箱背面と、ふたを開けたところに、セールスポイントが記載されています。
モード切り替えスイッチ
モード切り替えスイッチ

レガシーモードとUEFIモードの切り替えスイッチが付いています。起動時間の短縮に有利かもしれません。
一般的には、BIOS起動後、グラフィックが起動して、その後ストレージが起動するのですが、UEFIに対応したシステムでは、BIOS起動後、グラフィックとストレージが同時に起動を始めます。
個々に掛かる起動時間は(グラフィックスも起動ドライブも)変わらないのですが、シーケンシャルに起動するより、パラレルに起動する方が、起動時間が短縮されます。また、Windows 8のセキュアブートにも対応です。
デフォルトでは、汎用性の高いDuo Modeにセットしてあったので、UEFIモードに切り替えました。
言葉の意味を素直に受け取れば、レガシーデバイスとしても動作し、UEFI環境では、UEFIモードで動作しそうです。

次に、付属品です。
といっても、取扱説明書(日本語)とROMそれに、ROGエンブレムシール(立体)だけです。
標準ドライバーで認識されるSSDなので、付属ROMには、いくつかのアプリケーションが入っているだけです。
・RAM Diskアプリケーション
・SSD TweakeIt (SSD最適化・セキュアイレース・ファームウェアアップデートアプリ)
・ROG HybriDisk (RAM DiskをSSD/HDDのキャッシュとして設定するものでインストール後、シリアルキーを入力してアクティベーションが必要です)
・ROG Crystal Disk Mark (ROGスキンのCDM)
・カペルスキー アンチウィルス2013

アプリで簡単にセキュアイレースができるのは良いですね!
といっても、起動ドライブにしているとダメなんでしょう。(当然!)
私の場合は、このアプリは、別のPCに入れるものなのかもしれません。

次に、本体ですが、さすがに高級感があります。






OCZのSSDでは、基板がむき出しでしたが、RAIDR Expressは、きちんとカバーで表裏が覆われています。
また、パワーインジケーターやアクセスランプも単独で付いています。
デザインは、好みの問題なので、何とも言えませんが、私個人は、大好きなデザインです。格好良い~!
どこから見ても、デザインに隙がありません。本体を見ているだけで、ワクワクしてしまいます。


さて、気になる速度ですが、
ランダムでは、

0 fillでは、

カタログに記載されている最高速ほど速度が出ません。
参考までに、付属のRAM DISKを作ってみました
ランダムでは、

0 fillでは、

RAM DISKなので当然ですが、圧倒的な速度です。
そこで、付属アプリ、ROG HybriDiskを設定し、SSD Tweakitというアプリで、SSDを最適化しました。
SSDをRAM DISKでキャッシュさせるものです。

当然ですが、いくらキャッシュといっても、ランダムデータでは、速度は変わりませんが、 

0 fillデータでは、RAM DISKの速度が出ます。

この場合、ベンチマーク速度は実効速度に関係ないのですが、利用頻度の高いアプリの起動時間は、圧倒的に早くなります。
Adobe Photoshop CCが、1秒掛からずに起動してしまいます。

コストパフォーマンスは決して高くありませんし、万人に勧められるものでもありません。(速度に期待は禁物!)
恰好が良くて好きなデザインですし、私にはSATAポートを節約できるという、SSDの基本性能以上のメリットがあるので、良しとします。
  • 購入金額

    39,980円

  • 購入日

    2013年08月02日

  • 購入場所

    TUKUMO DOS/V館

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