NVIDIAのKeplerアーキテクチャを採用したGK104シリーズでは最も安価なGeForce 660Tiを搭載した、Leadtek製のWinFast GTX660 Tiです。
スペック的にはGTX670からメモリを256bit→192bitへ帯域幅にして75%に減少、これに伴いROPユニットも32基から24基へ同様に75%となっています。
また、L2キャッシュも512KBから384KBとこれまた75%に削減されています。
このほかのスペックはGTX670と同一で、メモリバンド幅を制約することで大解像度におけるパフォーマンスを抑え、ミドルハイレンジに持ってきたGPUといえます。
GTX660シリーズには、無印のGTX660と、上位モデルのGTX660Tiがありますが、搭載しているGPUがGK106とGK104という違いがあります。
GK104は前述の通りGTX680/670と同一のコアで、GTX660Tiはメモリ周りに制限が加えられてデチューンされた格好となります。
これに対しGK106はミドルレンジ用のGPUコアとして設計されており、660Tiと比べるとCUDAコアが1,344基→960基、テクスチャユニットが112基→80基と減少していますが、GPUクロックが915MHz→980MHz、Boostクロックが980MHz→1033MHzと強化されています。
なお、WinFast GTX660 Tiですが最高で1071GHzまでGPUクロックが上昇しました。
今まで使用していた、GTX580@900MHz OCとベンチマークを測定してみました。
といっても、GTX580との比較は様々なサイトですでに公開されていますので、詳しくはそちらを見て頂くこととして、今回はSLI構成でのベンチマークを、GTX580を100として算出してみました。
SLIが効きにくいタイトルもありますが、BIOHAZARD5では200%を超えるスコアを叩き出しており、GTX580と互角またはそれ以上という性能がそのまま現れる結果となりました。
気になる消費電力ですが、GTX580シングル時に比べ、GTX660Tiは+30~40W程度に落ち着いています。
600Wの電源にHDD×4台とcore i7 3770K@4.8GHz構成で使用していますが、最高でも500W弱と電源容量としては十分足りる範囲内でした。
いかにKeplerがワットパフォーマンスが良いかが光る検証結果となりました。
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購入金額
0円
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購入日
2013年05月頃
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購入場所
cybercatさん
2013/05/06
価格的には670✕2くらいですかね。
どっちが速いんだろ。
ちょもさん
2013/05/06
下記URLで660Tiの3wayと2wayの比較をやってますが、GTX690以上のスコアを叩き出していますね。
もっとも、メモリバンドが狭いためにかなりピーキーな感じはありますが…
ということで、おそらく670の2wayよりは高速だと思います。
800W電源はあるので、あとはケースが対応すれば3way試せるんですけどね。
いやー、それにしても3way+PCI-E x16がさらに1スロット使えるATXサイズのZ68 Extreme7ってソケット配置が素晴らしいですね。
Z87でも同様のスロット配置のマザー出ないかなぁ…