俺はオッサンzigsowユーザー、愛生。
幼馴染で同級生の窓辺ななみとASUSへ遊びに行って、黒ずくめの男の怪しげな開発現場を目撃した。
開発現場を見るのに夢中になっていた俺は、背後から近づいてくるもう一人の仲間に気づかなかった。
俺はその男にアプリをインストールされ、目が覚めたら・・・OS容量が縮んでしまっていた。
愛生が生きているとやつらにばれたら、また命を狙われ周りの人間にも危害が及ぶ。
店長の助言で正体を隠すことにした俺は、窓辺ななみに名前を聞かれて、とっさにWindows RTと名乗り、やつらの情報をつかむ為に、父親の職業は不明な、ななみの家に転がり込んだ。
たった一つの真実見抜く、見た目はWindows 8、中身は別物。
その名は、Windows RT。
■ はじめに ■
Windows RTって何?って聞かれると、廉価版Windows 8では無く、Windows 8風のOSとお茶を濁して答えるしかない。
このWindows RTは、Windows 8用の一部のアプリは使用出来るものの、Windows用のアプリケーションソフト(.exe等)は一切使えない。
見た目や操作感はWindows 8と同じなので、ネットサーフィン等なら特に問題無いが、それ以上を求めると力不足です。
このASUS VivoTab RT TF600Tのスペックは、同じASUS製のAndroidタブレット Google Nexus 7(2012)と同等で、ARMアーキテクチャー系のCPUで動作します。
Windows RTの存在意義は、Windows 8が動作するPCスペックより低いスペックで稼働可能で、OSの卸価格も安い所でしょうか・・・と言いたいところですが、発売当時は結構高めの価格設定で、Windows 8機との価格差は1~2万程度だった気がします。
そんなWindows RTに更に逆風が吹くことに。
2014/4/2に『9インチ未満のスマホ・タブレット向けに無料でWindowsを提供する』という発表もあり、Windows RTの存在意義はもはや無いんじゃないかと(汗)
この、Windows RT搭載のASUS VivoTab RT TF600Tですが、ASUS製としては最初で最後のWindows RT搭載機というレアモノになってしまいました。
■ 外観 ■
一見、ノートPCに見えますが、モバイルキーボードドッグにタブレットをドッキングさせています。
10インチのIPS液晶タブレットで、重量(536g)も結構ある。
モバイルキーボードドッグもアルミボディなので、かなりの重量(542g)です。
↑ドッキングコネクタ部
ドッキング状態では、厚みもかなりのモノ。
最厚み部27mm
タブレットは便利だけど、Office等の文字入力がメインの作業だと、どうしても不便。
そんな時に、このモバイルキーボードドッグは便利ですよね。
重量がある分、10インチタブレットも安定して使えます。
裏面には、スピーカーを搭載。
モバイルキーボードドッグにはタブレット並の重量があるのだから、ついでに補助バッテリーを搭載してると良かったのにな。
■ アプリ ■
冒頭でも書きましたが、Windows RTでは今までのWindowsソフトは使えません。
アプリストアにあるアプリしかインストール出来ず、その数もAndroidやiOSの足元にも及ばないのは、後発の弱みですね。
しかし、Windowsの無償化によりアプリ開発が加速するかもしれませんよね。
ASUS VivoTab RT TF600Tには、標準でOfficeアプリがインストールされています。
RT用に機能を簡略化されているそうですが、使った感じに違いは分からなかったです。
調べた所、下記のような機能が省略されています。※Microsoftより一部引用しています
●マクロ、アドイン、フォーム、カスタム プログラム (Word、Excel、PowerPoint、Outlook) ⇒マクロやVBAが使えない
●OneDrive 同期統合 (Word、Excel、PowerPoint)⇒One Driveとの自動同期をサポートしていません
●数式エディター 3.0 (Word、Excel、PowerPoint)⇒表示は出来るが、編集が出来ない
●Lync ファイルのダウンロード⇒Lync 会議のファイル/添付ファイルを OneNote にダウンロード出来ません
●グループ ポリシーを使った管理⇒グループ ポリシー オブジェクト (GPO) がサポートされません
その他にも、色々あります。
この内容を考えると個人使用はOKでも、ビジネス使用としては厳しい部分がありますね。
ビジネスでの使用を視野に入れる場合は、アプリの件も含めてWindows 8.1搭載のタブレットやPCの購入をオススメします。
ちなみに、初期状態ではMicrosoft Office 2013 RT Previewがインストールされていますが、Microsoft Office 2013 RTに無償アップデート出来ます。
勿論、Windows 8.1 RTにも!
Office Home and Business 2013のレビュー作成の際、実家に帰省している時に、車の燃費データ入力をASUS VivoTab RT TF600Tを使って行っていました。
■ 使ってみた感想 ■
普段、使っているソフト(InkscapeやPaint.NET等)が使えないので、不便に感じる事はあります。
それでも、コンパクトでOfficeも使えるので、旅先や帰省時に活躍してくれます。
今から買うなら、Windows 8.1のタブレットをオススメしますね。
Windows用のソフトは使えないけど、未だに人気が絶えない『艦これ』が動くかどうか検証してみました。
艦これは、普通に遊べていますね。
そこそこ使えるタブレットだと思いますが、微妙なタブレットでもあります。
このレビュー、殆ど良い事を書いて無い気もするが、同じWindows RT機でもMicrosoft製のSurfaceシリーズ(Proじゃ無く、無印)の方が評判が良いので、流石はMicrosoft製という所でしょうか。
どうせ買うなら、Surface 2 Proの方が良いですよね♪
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購入金額
0円
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購入日
2013年頃
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購入場所
Manyaさん
2014/05/02
officeとブラウジングだけならまだまだ使えそうですね。
愛生さん
2014/05/02
今日、気付いたのですが・・・Windows RTのIE問題の攻略方法が分かりません。
となると、ますます存在意義が(^^;
それにしても、Windows無償化は凄いですよね。