NUC-Reviewで用意頂いた、mSATA規格のSSD。
元々、予定されていた製品は128GBだったのだが、Intelさんのご厚意で倍の256GBモデルが提供された。
コントローラーには、SandForce”SF-2281”を採用。
大きさ以外の仕様は、ほぼIntel SSD 520と同じだ。
当然ながら、性能も似通っている。
SandForce系SSDは転送データの圧縮を行う事で書込速度を高速化する構造を持つため、データの状態によって速度がブレる傾向を示す。
要するに圧縮しやすいデータは速く、圧縮が効かないデータの処理は遅くなる。
上がランダムデータ、下が0のみ書き込んだデータによるBenchmark結果を示す。
Intel SSD520同様、ランダムデータの場合は書込側が極端に落ち込む傾向だ。
ただし、他のSandForce系SSDと比較すれば落ち込みの度合いは遙かにマシで、特に4k周りの数字に極端な変化が無いところは、流石はIntel。
ファームウェアの作り込みがしっかりしている。
こちらは、同じ256GBのmSATA-SSDであり、525の対抗製品にあたるM5Mによるベンチマークの結果。
こうしてみると、シーケンシャルこそM5Mに負けているものの、ランダムでも300MB/sを超える525ー256GBは、M5Mと正面切って対決出来る性能は確保している。
4k周りの速度はむしろ勝る。
現在、mSATAのSSDではいまいち定番になり切れない525だが、そのポテンシャルは十分に高い。
また、他のIntel製SSDのReviewでも再三書いていることだが、Intel製SSDを選ぶにあたって強力な理由付けとなるのが、メンテナンスアプリである"SSD TOOLBOX"の存在だ。
手軽にTrimやファームウェア更新が出来るというだけで、IntelSSDを選ぶ有力な理由となると520のReviewでも指摘したが、525においてもそれは替わらない。
現在、このツールに正面切って対抗可能なツールを提供しているのは、実質Samsungぐらいのものであり、mSATAーSSDでは唯一無二。
NUCとの相性も良く、少し発熱が高い点が気になるものの、動作は安定している。
これで、値段がもうちょい安ければ、十分に定番が狙える製品だろう。
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