【大きさ】
mini-PCIeのコネクタを見ているので、おおよそ予想はついていたものの、実物単品を見るとやはり小さいです。
iPhoneとかと比べるには小さ過ぎますので、一般的な100円ライターと並べてみました。
この大きさで、デュアルチャネルのIEEE802.11nで300Mbpsに対応したWi-Fiと、Low Energyに対応したBluetooth 4.0に対応しているのですから、私の大好きな“お得”感全開です。
NUCの接続はmini-PCIe対応の下段スロットに搭載します。接続する際、固定用ネジを外してから装着する必要があります(私がやらかしたので一応書いておきます)。
固定ネジで固定し、アンテナケーブルを接続すれば完了です。部品が小さいため、細かい作業ではありますが、それほど難しい工程ではありません。
【Wi-Fi】
残念ながら、我が家にはデュアルIEEE802.11nの環境はないため300Mbpsの確認はできません。
今回の目標は、下記2品を使って150Mbpsを目指したいと思います。一応、普段使用しているIEEE802.11b/gのルーターでも計測してみました。
確認方法としては、NUC側にRAMディスクを作成・共有、他PC側(有線Gigabit-LAN)でネットワークドライブ割り当てし、ディスクアクセス速度を計測してみました。
RAMディスクの速度、オンボード有線LAN(Gigabit)接続時の速度は以下になります。
確認の結果は以下の通りです。左からfonルータ、WLI-UC-GNM、WHR-HP-G54です。
他PC側がテスト環境によって異なったり、fonルータが不安定でテスト条件が異なるため、多少の差異はありますが、前二つはIEEE802.11nで接続できていると思われます(少なくとも54Mbpsは超えている)。
ただし、IEEE802.11n接続でも、実測(目測)で最大90Mbps程度と150Mbpsには遠く及びませんでした。確かにIEEE802.11b/gの54Mbpsに比べると早いですが、体感でそれほど速くなった印象はありません。
これがデュアルになって180Mbpsになれば、体感もずいぶん変わるのかもしれません。
【Bluetooth】
Bluetoothの評価としてヘッドセットを購入してみましたが、私の買いたかったものが3.0だったため、本品に搭載された4.0の評価はできていません。
単純に、ヘッドセットを通して音楽・音声の入出力ができることは確認できました。
Low Energyの確認をするなら、下記ヘッドセットではなく同時期に発売されたカナル型を選択するべきでしたが、ヘッドセット側の評価になってしまうため、今回は3.0での接続テストのみとさせて頂きました。
一応、Bluetooth 2.0 EDRのドングルでファイル転送した結果、以下のようになりました。
Bluetoothを使用しない人、有線LANしか使用しない人にとっては、本品は必要ない品かもしれません。
しかし、いざ使用したいと思った時に搭載されていないのは不便です。そのために、個別にUSBドングルを購入するのもイマイチですし、USBポートを消費したり、デザインに墨を落とすような感じにもなりかねません。
NUCだけでなく、Ultrabook等を購入した際には、mini-PCIeに本品を装着しておいても損はないと思います。
可能であれば、デュアルIEEE802.11n対応のルータも準備しておきたいところです。
れいんさん
2013/05/06
ちらほら登場しているので
購入時期が難しいところですね。
蒼-aoi-さん
2013/05/07
そうですね、nのドラフトが外れたのが、ついこの間だと思っていたら、あっという間に無線でGigabitの時代が来てしまったわけですからね。
使い慣れているからと言って、いつまでもb/gにしがみついていると、私はどんどん時代遅れになってしまいそうです(汗