最近価格改定されたっぽいSanDiskの256GB SSDです。

恐らく先日発売されたExtreme Proとの絡みではないでしょうか。

価格が\12,800となったことで、256GBクラスのSSDの中では

コスパが頭ひとつ抜き出た感じになっています。

　＜開封の議＞　

梱包の簡素化にかけてはたゆまぬ努力を続けるAmazonですが、

今回は箱ですらありませんでした。

うん、いつもの箱の中にビニールラッピングよりも取り出しやすくて、

FFPって感じで良いんだけど、せめて精密電子機器とかハンドリングケアとか、

中身に応じた(SSDという商品の運送に関わる安心感)表記をしてくれると嬉しいですね。

ちなみにこれはエアキャップ付の封筒なので、まさしく気分の問題です。

中身は本体(商品PKG)と納品書。

梱包内の内容物はいつも通りですね。

そして代理店はCMJ。

へー、Amazon限定モデルで代理店がCMJですかー。

AmazonベーシックとかAmazon.co.jp限定モデルとかってどこが企画してんのかな～、

とか思ってたわけですが、企画：Amazonで流通/商品化：商社な感じですかね。

PKGを開けて出てくるのは次の3点。

・本体

・スペーサー

・取説

うん、シンプル（笑。

とゆか必要十分ですよね。

だってこれ以上あってもぶっちゃけ邪魔だし。

3.5"→2.5"変換ステーとかノートPCの換装には不要だし、

ケースによってはデザインや収納性でいらなかったり使えなかったりでそこまで必要じゃない。

データ移行ソフトがないなんて文句を言う(素)人なんて話にならないし。

(あったらあったで便利ではあるんですが、あったら凄いわけであって無いのが普通なわけで)

　＜外観チェック＞　

かるーくオーバービューです。

まず特徴的なのは重量。

樹脂製ケースに包まれた本体はとにかく軽い。

その重量なんと37.00g。

中身が入っているのか不安になる軽さですね。

ですが樹脂製ケースではめ込みしてるのか開けるとっかかりが見つからないorz

大体SSDだと放熱性も考慮して金属ケース+ネジ止めのパターンなんですけどね。

裏面シールにはWARRANTY VOID~って書いてあるので、

このシールの裏側に締結部材があるのかもしれませんが。

…

…　…

…　…　…そこまで人柱しませんよ!?

厚さとしては

本体：6.85mm

スペーサー：2.48mm

あたりが実測です。

まぁ量産誤差と目標値を換算して、6.90±0.10/2.50-0.10あたりが狙い値ですかね。

恐らくノートPC換装を主として、9.5mm以下を厳守で寸法設定してそうですね。

　＜性能測定＞　

やっとこ本題です。

まずはディスク情報ということで、Crystal Disk Infoを見てみます。

ベンダ固有が割と多いんですけど、何を記録しているのか気になりますね。

総書き込みと総読み込みが出ているように何回かCDMを回しているのですが、

樹脂ケースの割りに温度は割と安定しています。

触った感じでも熱さはちっとも感じませんでしたね。

では、お待ちかねのCDMです。

公称READ530MB/s、公称WRITE445MB/sとなっていますが、

どの程度達成されるのかというと、

うん、なかなかいいんじゃないですか。

公称READはちょっと届きませんでしたが、WRITEは到達していますし、4Kもなかなかです。

ベンチマーク的にはEVOやM6あたりには勝てませんが、現時点で\1,000程の価格差があり、

EVOがTLCであることを鑑みて、MLCのM6と比較すれば\2,000程の価格差となります。

基本的には十分な性能があり、価格的優位にあるので、選択肢に入れても良いと思います。

50MB、1000MB、4000MBでテストファイルサイズを振った場合です。

基本的にテストファイルサイズに影響されることなく安定しています。

多少の揺らぎはありつつも、テストファイルサイズの肥大化で性能が上向きます。

ただ上昇率から判断してもほぼさちっていて、大きな変化は望めない感じですね。

　＜推定概要＞　

Amazonモデルと言うことでオフィシャル情報がないのですが、

同一機種やネット上の情報を集めてそれっぽい一覧を作ってみます。

情報の真偽については一切保証致しません(⌒∇⌒)

型番：SDSSDHP-256G-G25AZ

メーカー：SanDisk　/　代理店：CMJ

容量：256GB

寸法：100.5×69.85×7.0 [mm]

重量：39 [g]

動作温度：0-70 [degC]

消費電力：0.12 [W]

コントローラー：Marvell SS889175

NAND：SanDisk 19nm eX2 ABL MLC

公称Read：530 [MB/s]　/　公称Write：445 [MB/s]

Random Read：82000 [IOPS]　/　Random Write：39000 [IOPS]

MTBF：2000000 [H]

製品保証期間：3年間(Support supplier is SanDisk)

　＜所感＞　

非常に良いと思います。

MXが思ったほどの性能ではなかったこともあり、

この価格帯にこれがいる意味は大きいと思います。

・EVOは速いけどTLCはちょっと

・かといってM6までいくのはなんだかなぁ

という人には良い選択肢だと思います。

一瞬在庫切れになって終息かと思いきや、納期7～9日で復活しましたので、

そこまで急ぎやしないけどコストを抑えたい、という場合には有効ですね。

スペーサーもついてるし換装にもバッチコイですし。

この価格帯に留まってくれると嬉しいですね、後は終息かモデルチェンジで価格UPがイヤですね。