ただ、逆に言えばそれ以外の特徴は全くありません。USB1.1接続で、1倍速という標準的なメーカー純正オプションの仕様です。
私自身、ThinkPad s30をそもそも所有していませんので、このFDDを買う意味は特になかったのですが、たまたまUSB接続で、自分の手持ちのノートPCでシステムの起動が可能なFDDを探していて、安売りされているこの製品を見つけたために買っただけなのです。
このときには、10台以上のIBM純正FDDが安売りされていて、そのうちの2台がミラージュブラックのものだったので、物珍しさもあってミラージュブラックの方を1台買ってきたというわけです。このとき売られていたFDDのうち、ミラージュブラックの方にだけ保存用のソフトケースが付いていたというのも購入のポイントでした。
ちなみに、SONY VAIO PCG-SR9C/Kや、TOSHIBA Dynabook SS 3490 DS70P/1N2Tなどと組み合わせて使っていましたが、どちらのPCでもFDDからのブートは可能でした。この製品の中身はTEAC製で、確か型番はFD-05PUだったと思いますが、SONYやTOSHIBAの純正オプションも確か同じ機種を採用していたはずです。私自身、もう1台富士通のFMV BIBLO向けの純正オプション品を職場に置いておくために持っていましたが、こちらも同じドライブを採用していましたので、当時はかなり幅広く使われていたということなのでしょう。
外装に強いこだわりを持って作られたThinkPad s30系だけに、イメージを統一した外付けドライブ(当時はCD-ROMも用意されていたはずです)まで用意した辺りには強いこだわりを感じさせられます。生憎セールス的には成功しなかったシリーズでしたが、今ならまず商品化されることの無いであろう趣味性の強い製品が出ていたことは評価すべきことではないでしょうか。
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購入金額
980円
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購入日
不明
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購入場所
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