レビューメディア「ジグソー」

何に使いたいのかがハッキリしているのなら買い!

Amazonの"Amazon最適化タブレット"である「Kindle Fire HD 16GB」を購入したのでレビューです。

基本スペックなどはAmazonの商品ページでどうぞ。

筆者が購入する際の主目的が「ブラウジング」と「HDMI出力を利用してのTV画面での動画視聴」の2つでした。
Nexus 7 も検討したのですが、あちらはHDMI出力が無いと言う致命的な欠点があるので、今回は見送りました。

[価格]
16GBが15,800円、32GBが19,800円とお手頃。
ただし急速充電器が別売りなので、スマホ等を所有していて、USB接続タイプの急速充電器を持っている人以外は、本体に加えて990円の出費が加算になります。(16GBの場合で、計16,790円。)
急速充電器別売りについては、携帯電話や3DSでもそうであるように、既に同系列の製品を所有している人からすれば無駄な物を別売りにする事で、本体価格を安くしている訳なので、私的には喜ばしい事だと思います。
急速充電器を使わなくても充電自体は出来ますが、時間的には実用的ではないので、素直に急速充電器も同時購入するのが吉だと思います。

[大きさ・デザイン・重量]
縁が太めなので液晶部分に指が掛からず持ち易いですね。
デザインからして、基本的に横持ちする事が前提になっている気がします。

ボリュームについては、横持ちした時に上下で音量が大小になるようになっているため、縦持ちした際には一般的なボリューム操作と左右が逆になります。(左が大で、右が小。一般的には左が小で、右が大)
ハード的に縦横の判断が出来ているのだから、ここは縦横で切り替わるようにしておいて欲しかった所ですね。
重量は地味に腕に来ます。
長時間片手で支えて持つには不向きな重さですね。

[液晶]
一部で黄ばんでいる、とのクレームもあるようですが……
私的には特に黄ばんでいるとは思えません。
白は白として表示されています。(嫁さんにも確認して貰いましたが「白」と言う結論です。)
本当に一部に黄ばんでいる液晶があるのか、青白い液晶を基準として比較した結果として黄色身が掛かって見えているだけなのか、そこは残念ながら判りません。

[初期設定]
Amazonのレビューで、日本語の取説が無いと喚いている人もいますが、他のグローバル製品同様にマルチリンガルな取説になっているだけで、ちゃんと中を確認すれば日本語のページを見つけることが出来る筈です。
取説自体は非常に簡易的な物で、各部の説明と電源の入れ方程度しか書いてありませんが、電源を入れる事さえ出来れば、後はKindleが初期設定手順を表示してくれるので、迷う事はありません。

電源を入れると、先ずはロック画面になるのでロックを解除します。(取説に説明あり、)
ロックを解除すると言語選択が出るので、そこで日本語選べば後は日本語の画面での設定になります。

そして、Wi-Fiの設定画面に。
設定画面にはAPの一覧が表示されているので、自宅のAPを選んで、後はパスワード等を設定するだけ。
当たり前の事ですが、Kindleは日本ローカル機能なAOSS等には対応していません。
国際規格であるWPS(Wi-Fi Protected Setup)の方には対応しているようなので、自動設定使う場合はそちらの方で。
余程古い無線APでも無い限り、WPSをサポートしていると思います。
WPSを使う場合は、無線AP側の取説をちゃんと読めば出来る筈です。

Wi-Fiの設定が出来れば、後はタイムゾーンを選ぶだけ。
かなり下の方に日本があるので、一生懸命スクロールして日本を探しましょう。

Kindle購入時にプレゼント扱いにしていない限り、購入時のAmazonアカウントの設定が成されています。
画面左上にAmazonアカウントで設定している名前が表示されますので、変更したい場合は、AmazonでMy Kindleメニューから変更しておきましょう。

初期設定が終わると、使い方の説明になります。
この説明をちゃんと読めば、基本的な使い方はマスター出来る筈です。

[UI]
独自のUIになってますが、慣れれば判りやすくて使い易いですね。
最後に使った物がスライダーの左端に追加・表示される仕様なので、良く使う物ほど左に来ます。
要らない物は長押しでメニュー出してスライダーから削除。

ただし、Silkで見たサイトまでスライダーに登録されてしまうので、そこは本体の設定でサイトは追加しないように変更が必要です。
また、縦持ちしている際に、画面下部にAmazonからのおすすめが表示されて鬱陶しいので、それも本体の設定で非表示に。
そうすると画面がスッキリとして使い易くなりました。

設定は最初に一通り確認する方が良いですね。
アプリ内課金を停止したり、機能制限をかける事で、子供に渡しても大丈夫な状態になりました。

AndroidのUIに慣れた人には不満を感じるUIかもしれませんが、タブレット初心者向けとして考えると、このUIの方が簡単で良いと思います。

[アプリ]
今後に期待。現状は数も種類も少なく、定番的なアプリも登録されていない状態です。

ブラウザのSilkはFlash非対応なのでFlashPlayerを要するページを見るには不向きですが、普通にブラウジングする分には困りません。
表示もそれなりにきびきびしているので、ストレスは溜まりませんね。

ブックビューアは海外仕様なのか、ページめくりが左右逆になっているので違和感を感じます。

また、動画ビューアもサムネイルでしか一覧が表示されないため、同じようなサムネイルになる動画が複数あると見分けが付きません。

なので、最低限の機能は用意されているけれど、かゆい所には手が届いていない、って感じです。

一部はストアからアプリを入れる事で解決できますが、それ以上を望むのであれば、自分でapkファイルを持ってきてインストールする必要があります。
なので自分でapkを扱えないレベルの人は、ストアが充実するまで待つか、割り切って諦めるか、を選ぶ事になります。

[Wi-Fi]
全く問題無く繋がりますね。
まぁ、自宅内で使ってるだけなので、繋がってて当然かもしれませんが。
SilkでYoutubeのHQ動画を見ても途切れたりする事無く見ることが出来ています。

[総評]
筆者のように使用目的がハッキリしていて、それ+α程度の機能があれば十分、かつ、その状態にまで自分で設定出来る人なら、価格も手頃で良い端末だと思います。
逆に言えば、それ以外の人には不向きな端末です。

「Amazonが出している安価なAndroid端末」と誤った認識で購入すると痛い目に遭います。
汎用的なAndroid端末では無く、あくまでもAmazonを利用する為の専用端末、だと割り切りましょう。
勿論、一定以上の知識を有する人なら、自己責任で汎用Android端末に近い所までは持って行けますが……

説明書の類は端末内にありますので、紙の取説が付いている必要性は感じません。
ただ、親御さんや子供に渡すような場合は、初心者でも使える所までお膳立てしておいてからでないと厳しいですね。

私的には安価に目的果たせているし、使い勝手も良いので大満足です。
  • 購入金額

    15,800円

  • 購入日

    2012年12月22日

  • 購入場所

    Amazon

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