レビューメディア「ジグソー」

128GBクラスでも2012年最速を狙えるか?

830で存在感を見せ付けたSamsungが繰り出した新型SSD840シリーズの上位モデル840pro。840無印の方はTLCを使用した普及向けモデルなので、830の後継は実質コチラの840proと言えるだろう。


 この840pro、まだ新製品で情報も少なく…さらに最速を狙うならメインとなる256GBではなく128GBモデルはベンチスコアもあまり出ていない。
普段私は「ある程度使ってから」レビューを書くのだが、今回は先にベンチマークの類を並べただけのプレ版として先に公開してみようかと。
つまりコレを書いている時点でOSインストールや実際の使用は行っていないのでその辺は後々追記したい。あと装飾とかね(オイ

 


これを書いている時点で840proシリーズは、秋葉原で品薄傾向があり、一部のショップでしか入荷されていない。本来SAMSUNGのSSDは代理店のITGマーケティングを通した製品が流通するのだが…

コイツにはそのシールが見当たらない。ショップが独自に輸入したものだろう。代理店版を扱うショップもあったのだけど…



おっぱいにつられました。

 


 ベーシックキットというだけあって付属品は最低限。

マニュアル・保証書・ユーティリティディスクのみで、最近のSSDではよく付属している3.5インチ→2.5インチ変換マウンタさえ付属していないのは注意。でもロゴシールはついている。

 



 ブラックにオレンジのアクセントが効いた本体はカッコイイ。特にカドの処理がたまらない。まあ内蔵しちゃうとわからないんですが。

 


【ベンチマーク】



 今回ベンチマークに使用する環境は今までSSD関連のベンチに使用していたASRock Z68 Pro3-MではなくIntel DH77DFを使用。参考に掲載する別HDDはASRock Z68 Pro3-Mで取得したスコアを流用しているのでSSDごとに「H77とZ68」「IRSTのバージョンが違う」点はお許しいただきたい。

またCDMに関しては下記Voss氏のレビューで840無印 256GBのスコアが掲載されているので、両者の差異を比べると面白いかと。

 

まずはお決まりCDM。ランダムと0Fillだ。

どちらもスコアに大差は無いので癖の無いSSDと言える。てかはえー。

特に4K系の速さが素晴らしい。SAMSUNGの作り込みを感じさせる。これなら体感速度も期待できるだろう。また128GBモデルでのスコア落ち込みも思っていたより少なそうだ。1万円でこれが買えるとかステキ。

 

どの位早いのかをまとめてみた。インテルの旧型SSD320/510、Plextorの1世代前になるM3P、そして今回の840proだ。全て容量は120GBクラス。上段がSATA3、下段がSATA2のスコアだ。

こうしてみるとM3Pに対してシーケンシャルリードの項目を除いて全て上回るスコアを叩き出しているのが判る。後継となるM5PはM3Pに対して順当に上乗せしたスコアとなるようなので、一進一退となるだろうが、どちらにせよ単機で520MB/sを越えるリードを叩き出すバケモノに違いは無い。

 

せっかくなので普段取らない他のベンチも載せてみる。

AS SSD。何故かAcc.timeのReadがエラーを吐いて出力できないのだが順当なスコア。やっぱりはえーよお前。

 

お次はHD tunePro(試用版)

なんかもう取れるだけとっといたんできになる方はどうぞ(投げやり)

しかしどのベンチでも傾向は同じ。まあ速度に関しては安定したパフォーマンスが期待できそうだ。

 

【消費電力】

今までSSDレビュー時に行っていた消費電力計測も行ってみよう。

計測方法は内部SATAポートに接続したSSDの給電を、外付けHDD用のACアダプタで行い、ACアダプタに繋いだワットチェッカーでの数値をとるというもの。ACアダプタ自体の待機電力が1.4W程あるので、純粋なSSDのみの消費電力と言うわけではないが相対的な比較にはなるだろう。

リード/ライト時はCDMのシーケンシャルベンチ中の値、アイドルは当然暫く放置した状態だ。

比較対象として、ベンチマーク編で使ったM3P/510/320に加えてSF1200コントローラを搭載した50GBSSD「Mach Xtreme Technology MXSSD2MDS-50G」、2.5インチ5400rpm 500GBHDD「HTS545050B9A300」、3.5インチ1TB 7200rpmHDD「HDS721010DLE630」、回転数可変2TB 3.5インチ2TBHDD「HDS5C3020ALA632」を同様の方法で計測している。

 

 

というわけでこれが計測結果。3コアのコントローラを持つという事で消費電力は高めではないかと推測していたのだが、確かにリード・ライトの動作中は他のSSDより若干高めだ。ライト中は2.5インチHDDよりも多い値となるが、実はSSD510やM3Pも同じだったりする。

しかし驚くべきはアイドル値の低さ。1.5Wは今回出したストレージの中で最も低い。読み書きの消費電力はこちらで十分リカバーできるので、バッテリー駆動のノートPCでも、安心して搭載できる…いやアイドル時間の長い用途だったらバッテリーの持ちがよくなるかもしれない。

微かな差ではあるが、ノートPCにおいては無視できない傾向だろう。

 

 

…という訳でベンチ&消費電力データ取得のみの購入当日レビューでした。実際にOSを移行するのは正真正銘のメインPCなので、まだ手をつけていない。後日実際の使用感等を追記する予定ということで、今回はここまでということで。

 

 

 

【2013年6月追記】

すっかり追記を忘れていた訳ですが…念のため2013年頭にファームウェアをアップデートした以外は全くノーメンテ、さらにノントラブルで毎日稼働中です。

買ったSSDの半数近くが何らかのトラブルを出しているというSSD運のない私にとってはそれだけでもベタ褒めしたいわけですが。

 

Plextor M3PのPCとこの840 proのPCを並べて使っているのだけど、体感性能は殆どなしというか若干840proのが速いくらい。PC本体のメモリやCPU性能はM3P側のほうが高いのでこれは立派。

 

結局初出のベンチ通り、高性能で少なくとも私の環境では安定性もバッチリ。SSDはハズレを引く事が多い性分なのでM3P含めバックアップは頻繁にとっていますが、今のところは杞憂。

半年使用&システム入り状態でのベンチ速度も大きな低下はない。

 

惜しむべきは、為替の影響で以前程の割安感が無くなってしまったところでしょうか。とはいえSSD市場全体の値上がり幅を考えると踏みとどまっている印象があり、さらに代理店のキャッシュバックキャンペーンと組み合わせればコストパフォーマンスは依然として高いハズ。

 

 

それにしてもニコルさんの破壊力が高すぎてヤバイ。好きだけど。 

 

【2014年6月追記】

前回の追記から1年経ちますが相変わらずノントラブル。ベンチマークもとってみました。システムデータは入れっぱなし。ファームは付属ユーティリティ経由で現時点の最新版に更新済み。

さすがに1年でライトは若干下がっているけどリード周りは維持。シーケンシャルは相変わらず500の大台を突破している。1年半使ってこの性能なら十分だし相変わらず128GBクラスとしては速い。

で、いつのまに840proもRapidMode(840Evoとかにあったキャッシュによる高速化モード)対応になったと聞き設定してみた。

ベンチマークあらぶりすぎ!体感速度はちょっと上がったかな?まだあまり使ってないので不明だけど、このベンチスコアは最早笑えるレベル。

  • 購入金額

    10,480円

  • 購入日

    2012年11月25日

  • 購入場所

    TSUKUMO DOS/V

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