デトロイトテクノの生きる伝説デリック・メイに発掘されたカール・クレイグの
(デリック・メイを第一世代のオリジネイターとすれば、
彼は第二世代のオリジネイターと呼ぶに相応しい。)
Paperclip People名義で作曲された、傑作中の傑作アルバム。
1988年に発売されてから長らく廃盤となっていたが、
カール・クレイグが主催するデトロイトテクノレーベル「Planet E」の
創立20周年記念ということで、奇跡の再発売。
ただの再発売では収まらず、リマスタリングと幻の曲を加えられている。
曲調は、オリジネイターらしいデトロイトテクノ初期の流れを組む、
黒くどろどろとした世界観でありながら、
彼独自とも言える冷えた色調のミニマリズムを展開させていく。
これほど、デトロイトテクノらしいデトロイトテクノも無いかもしれない。
当たり前のことを当たり前に出来る作曲センスと采配。
「さすがカール・クレイグ」、という言葉が自然に出てくる。
1988年に発売されたということは、
ざっと計算しても24年前の音楽。
それだけを聞けば「古くさい」、なんて一蹴されてしまうが、
いまどきの一ヶ月で古くなってしまう"最新音楽"には無い魅力がある。
時を経ても今尚"新鮮"。
聴き直す程に新しい発見に満ちあふれる
この音こそ、「本当の音楽」と言えるのかもしれない。
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購入金額
578円
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購入日
2012年09月13日
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購入場所
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