ざっくりとした説明をしてしまうと、レコードを再生する際にまずトーンアーム(針が装着されている部分の棒状の部品)の重りを調整して、トーンアームが完全に水平になるよう調整します。これをゼロバランス調整と呼びます。そしてそのままでは針がレコードの盤面に触れない状態となってしまいますので、適度な重さを針側にかけてやる必要があります。このときにかける重さはカートリッジ(レコード針が付いている部分)によって固有の値が指定されていますので、トーンアームの重りを調整して指定の重量をかけます。この重さのことを針圧と呼びます。
針圧が軽すぎれば溝のトレース能力が弱まりますし、重すぎれば針やレコードを傷めてしまう結果になりますので、適度な針圧を与えるというのはレコード再生では非常に大事な作業となります。
ここからが本題となるのですが、この針圧計というものはそこでかけた重さ(針圧)が正しい値であるかを確認するための器具ということになります。この製品は最もシンプルな天秤の原理を利用したタイプですが、デジタル式で重さを読み取るタイプの製品などもあります。人によってはキッチンスケールで代用している場合もあるそうですが、我が家にはそもそもキッチンスケールがありませんでしたので、とりあえずこの製品を買ってみました。
カートリッジを頻繁に交換する人は針圧計も頻繁に使うべきですが、私のように普段は常用のカートリッジを付けておいて、たまに目的や気分によって取り替えるという程度だと、使用頻度は年に数回というところです。
実用度が高い道具ではありませんが、一つ持っていると安心感のあるものです。
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購入金額
3,980円
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購入日
2008年11月06日
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購入場所
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