初出:2013年02月06日
更新:2013年10月19日
◆ PCゲーマー集まれ!Windows8でゲーム環境を構築せよ! レビュー
Microsoft Windows 8 Pro (DSP版) 64bit 日本語
2012年10月26日発売 実売参考価格 10,980円前後(2013年01月末現在)
■ システム要件(64ビット)
プロセッサー 1.0 GHz 以上
物理メモリー 2 GB 以上
グラフィック WDDM 1.0 以上の対応ドライバが提供されている DirectX 9.0 以上の GPU
HDD 空き容量 20 GB 以上
その他 PAE、NX、SSE2 をサポートするプロセッサーである事
■ マイクロソフト公式 製品情報
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-8/meet
■ Microsoft Windows 8 Pro DSP版
● レビュー課題
◆ 必須課題
・やってみたいゲーム:ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
(C)SEGA
・Windows 8 上でゲームソフトを動作させるための手順を紹介
・動作させたPC環境について、使用しているパーツなどを紹介
◆ 自由課題
・新OS Windows 8で、オンラインゲーム(PSO2)長時間耐えられる環境を作ってみる
・トップガンレビュー インテル i7-3770Kを使ったオーバークロック設定
・ゲーミングマウスG600の設定と活用 など
◆ 必須課題:Windows 8 上でゲームソフトを動作させるための手順を紹介
■ PSO2のインストールと設定
2013年02月04日現在、動作環境の一覧には Windows 8 がありません。
Windows 8発売後に問い合わせもしましたが、対応状況などの動きもありません。
*追記 公式発表
(※Windows 8 デスクトップモードにて基本的な動作検証を実施し、プレイ上の問題は確認されておりません(2013/3/1時点))
・PSO2キャラクタークリエイト体験版 ベンチマーク機能付き!
http://pso2.jp/benchmark/
測定結果が、「score:5001」以上あると自由に設定を試せます。
・ベンチマークスコアー 「画像は『PHANTASY STAR ONLINE 2』キャラクタークリエイト体験版において撮影された実機画像です。」
・基準動作環境
http://pso2.jp/players/support/faq/?id=2
・PSO2公式サイトの「初心者ガイド」の手順通りに進めます。
http://pso2.jp/players/gameguide/beginners/
・インストール先はドライブ直下としています。
ユーザー・アカウント制御(User Account Control:以下、UAC)を必要とするゲームのためです。
PSO2専用のドライブを用意したほうが快適かもしれませんが、Windows 8のシステムドライブと同じ場所でも問題ありませんでした。
インストール先のドライブ空き容量は、20GB以上(NTFS形式)です。
その他にドキュメントフォルダ内にログファイル、スクリーンショット、シンボルアートを保存します。
・DirectX 9.0cの最新版が必要です。
PSO2のsetupを実行すると自動的にインストールされます。
個別にインストールしたい場合は、「http://pso2.jp/players/download/」からリンクがあります。
(PSO2キャラクタークリエイト体験版を先にインストールしている場合は実行されません)
PSO2のランチャーを実行すると約5.4GBがダウンロードされて、アップデート後は「約10GB」が必要です。(1月末現在)
・レビュー記事内のスクリーンショットは、簡易設定 3 仮想フルスクリーンまたはウインドウモードです。
・ランチャー画面 環境設定
・簡易設定 3 (描画 テクスチャ解像度:標準 シェーダー品質:標準)
・ゲーム起動前に必ず設定をしたいのが最大フレームレートです。
最大フレームレートは、「60fps」に設定しています。
GPUに余裕があれば、「90fps」や「120fps」にすると「ロックオン」の視点変更が滑らかで速くなります。
(参考:nVIDIA GeForce GTX 680 リファレンス 120fps 室温22度 マルチパーティエリア 12人PT PSE BURST時 GPUコア80度前後です)
・忘れず設定をしたいのは、「環境設定」「機能」にある接続設定「インターネットプロパティ設定」です。
インターネットのプロパティが開き、その中の「接続」を選択して、ローカル エリア ネットワーク(LAN)の設定にある「LANの設定(L)」を開きます。
自動構成の中に「□ 設定を自動的に検出する(A)」がありますので、チェックの「レ」を外します。
データ読み込みの画面(テレパイプ画面)の待ち時間が短くなります。
・よくあるご質問(http://pso2.jp/players/support/faq/)の一つにある「Q:ゲームをプレイすると、画面がガクガクとしたり、動作が遅くなったりします。」を設定します。
・Windows Aero機能の無効化
・デスクトップのショートカット「PHANTASY STAR ONLINE 2」を右クリックし、「プロパティ」を選択
→「PHANTASY STAR ONLINE 2のプロパティ」画面で、「互換性」タブを選択
→「デスクトップ コンポジションを無効にする」と「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れて「OK」をクリック
に関しては、Windows 8では、Windows Aeroの改良により「デスクトップ コンポジションを無効にする」ことはできませんので、「管理者としてこのプログラムを実行する」をチェックします。
・「互換性」タブ内にある「互換モード」「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェック「レ」を入れて「Windows 7」を選択すると良いかもしれません。
(テストした限りでは、「互換モード」「特権レベル」を設定しなくても問題はありませんでした。)
・ファイアーウォールやルーターでセキュリティの設定
Windows 8のファイアーウォールやWindows Defenderなどは設定しなくても動作に問題ありませんでした。
ルーターの「サーバー側の通信ポートとしてTCP 12000~12999 のポート」も解放する必要ありませんでした。
個別にセキュリティスイートソフトを入れている場合は、プレイ中にセキュリティスキャンなどをしない「サイレントモード」を設定すると良いでしょう。
・ゲームコントローラーの設定
Xbox360 controller for Windowsは、接続するだけで使用できました。別途ドライバのインストールもありません。
PSO2起動後の設定も自動認識されて設定をする必要がありませんでした。(除く、個別の好みの設定)
・ユーザー アカウント制御の設定(UAC)
ゲームプレイ中にデスクトップが暗転するとPSO2はゲームを終了します。
コントロールパネルにある「ユーザー アカウント」から「ユーザー アカウント制御設定の変更」をクリックして、 「常に通知する 通知しない」のスライダーを一つ下げ(デスクトップを暗転しない)に変更するとゲームプレイ中に他のソフトを起動することができるようになります。
GPU温度が非常に高くなることがあるので、モニターソフトを起動したり設定の変更をする時に便利です。
・ウインドウズ アップデートの設定(Windows Update)
PSO2の定期メンテナンスは、毎週水曜日 11:00~17:00です。(アップデートの配信は、12:00頃からです)
水曜日といえば…第二・第四の週にウインドウズ アップデートがあります。季節によりますが、深夜の2:00または3:00頃に配信されています。
セキュリティ情報リリース スケジュール
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/hh224643
PSO2のアップデートも第二・第四の水曜日にアップデートされることが多いです。
メンテナンス明けのゲームプレイ中に悲劇が襲いかかります。動作が重い。突然、再起動した!!!
これらを避けるために設定を「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更しておきます。
その他、NVIDIA コントロールパネルの電源管理モードの設定や、Windows 8 電源オプションなど省電力設定を見直すと高パフォーマンスで遊ぶことができると思います。
レンダリング前最大フレームは、お好みで「2」もありです。
電源管理モードは、GPU温度を見ながら調整しましょう。
フルスクリーン動作時に効果がある項目 スケーリングをGPUに任せる
・追記2013/08/21
・スケーリングモードを「縦横比」
・PSO2ランチャー「環境設定」「画面」「フルスクリーン表示」「画面サイズ 1280*720」に設定
・起動すると、1280x720の解像度のままモニター全体に表示できます。
・(モニターが16:10の場合は1280*800)
Windows 8 電源オプション 初期値の「バランス」から「高パフォーマンス」に変更
CPUを100%クロック固定で動作させるためにWindowsの再起動をしてください
これらの設定は、必ず必要なものではありませんが、Windows 7/8/8.1/10に共通するPSO2を快適に遊びたい人向けゲーム設定なので、参考にしてみてください。
(何か他にも設定がありましたら、教えてください m(_ _)m)
緊急クエスト 「チョコレートの行方」 (2013年01月30日~02月06日09:00まで)
・旧 Windows との比較
何か設定を変更したいときは、画面左下にマウスカーソルを合わせてスタートを表示したままで、右クリックする。
デスクトップに戻るときに便利な「Winキー+D」、電源を切りたいときは「Winキー+C」または「Altキー+F4」
Windows 8 便利なショートカットキー(Winキー+?)を覚えれば、やりたいことができると思います。
特に「Winキー+D」のデスクトップの表示は、PSO2の仮想フルスクリーンモードと相性がよく使いやすいです。
◆ 動作させたPC環境について、使用しているパーツなどを紹介
使用したPC環境の一覧
CPU Intel(R) Core(TM) i5-2500K
マザーボード
GPU NVIDIA GeForce GTX285 (Leadtek WF GTX285)
メモリー CFD W3U1333Q-4G(PC3-10600-4GBx2)
SSD
電源 ENERMAX MODU82+ EMD625AWT
ケース
ゲームパッド(コントローラー)Microsft Xbox 360 Contoroller for Windows
マウス
キーボード DIATEC Majestouch Linear 英語104キーボード FKB104ML/EB
スピーカー BOSE M3
USBケーブル ELECOM USB2.0ケーブル A-Bタイプ フェライトコア付き U2C-BF20BK
■ レビュー時のドライバ バージョン
nVidia GeForce GTX 285 / GTX 560Ti
GeForce R310 Driver 313.96 BETA
http://www.nvidia.co.jp/object/win8-win7-winvista-64bit-3...
マザーボード BIOS、ドライバ 等
2013年01月31日時点のメーカー公式 最新版を使用しています。
◆ 自由課題
■ 新OS Windows 8で、オンラインゲーム(PSO2)長時間耐えられる環境を作ってみる
・オーバークロックをしない(できない)環境としてIntel デスクトップボード DH67BL にDirectX9最速(発売当時)のnVIDIA GeForce GTX 285を使いPSO2ゲーム環境を構築しました。
・Windows 8 をインストールする前にマザーボードのメーカーより最新版のBIOSをダウンロードして更新しました。
・UEFIインストールをしてみました。
インテルデスクチップボードのBootメニューは、F10キーです。
Windows 8 のインストールメディア(UEFI)を選択して、インストールを進めます。
DH67BLのBIOS画面です。
・Fast Boot を使用した起動時間の短縮
http://www.intel.com/jp/support/motherboards/desktop/sb/c...
Fast Boot オプションには 3 つの最適化設定があり、General Optimization、USB Optimization、および Video Optimization のオン/オフを個別に切り替えることができます。
とあったので、3つを有効にしたら、BIOSに入れなくなった。
「USB Optimization」は、無効の方がよさそうです。(Windows 8からUEFI BIOSに入る画面がありませんでした)
後日、マザーボード上にあるジャンパピンを操作して再設定してみます。
Windows 8 のインストール完了後は、以下の順番でソフトウェアをインストールしました。
・マネジメント・エンジン・ドライバ(ME ドライバ)
・チップセット・デバイス・ソフトウェア(INF)
・LANドライバ
をインストール後にWindows UPDATE、再起動後に以下の3つのドライバを入れました。
・インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー・ドライバー(AHCI ドライバ)
・GeForce R310 Driver 313.96 BETA
・Realtek High Definition Audio
Windows 8 インストール後に最低限必要なドライバは、「マネジメント・エンジン・ドライバ(ME ドライバ)」と
PSO2公式サイトで推奨されているグラフィックスドライバの最新版です。
インストールからアップデート完了までの時間が短いことが、現在のWindows 8 の魅力です。
PSO2の接続を半日して、その時間内にオーダークエストや緊急クエスト(上記のチョコレートの行方)、マイルーム(放置)のマグ餌やりなどで遊んでみましたが、一度も落ちることなく動作したので、しばらく構成を変更しないで使ってみたいです。
■ i7-3770K オーバークロック設定
・オーバークロックは自己責任です。メーカーの保証がなくなります。
Windows 8 PSO2環境を構築したPCとは異なります。
CPU
マザーボード
・Z68マザーボードのUEFI BIOS内にあるコア倍率の変更にて、全コアの倍率を同じにする方法で行いました。
PSO2では、Intel Core 2 Duo E6300 以上を基準動作環境としています。
(参考:Intel Core 2 Duo E6300 1.86GHz (266MHzx7) 2コア 2次キャッシュ 2MB)
Z68マザーボードのUEFI BIOSのCPU設定にあるアクティブ プロセッサ コア(active processor cores)の機能を使って、
Ivy Bridge Core i7 3770Kを2コア、2コア+2スレッド、4コア、4コア+4スレッドとコア数の調整と動作クロック数、約2GHz、約3GHz、定格3.5 GHz(ターボ3.9GHz)、オーバークロック4.4GHzと設定して遊んでみました。
設定の限界値は、全コア4.6GHz位でしたが、PSO2側がエラーで落ちてしまうので、全コア4.4GHzに下げました。
2コアでも動作に問題は無さそうでしたし、2コア+2スレッドや4コアでは快適、4コア+4スレッドならより快適な体感でした。
ハイパースレッディング・テクノロジー(Hyper-Threading Technology、HT、HTT)は、使わないような動作なので、快適に遊びたいときは、4コアのCPUでも良さそうです。
動作クロックに関しては、2GHzでも問題ないのですが、データ読み込み(テレパイプ画面)には、CPUの動作クロックが影響しますので、若干ですが長くなる傾向があります。
3GHz以上から、温度やWindows 8 全体の動作や安定性を考えて、4.2GHz位でバランスが良かったです
CPUをオーバークロック動作させるよりも、グラフィックス(GPU)の強化とストレージをSSDにするのが一番効果が高いです。
オーバークロック状態のままで、PSO2を回線切断等のエラーなく遊べました。
■ ゲーミングマウス G600(G600 MMO Gaming Mouse)の動作確認
・Logicool G600 MMO Gaming Mouse
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/g600-mmo-gaming-m...
・Logicool ゲーミングソフトウェア Software Version: 8.40.83にて、動作を確認しました。
PSO2用のプロファイルを登録します。
サイドキーにキーを割り当てます。
パソコンに保存したプロファイルが使えましたが、今後のPSO2アップデートで、nProtect GameGuardが動作を停止する かも しれません。
マウスの活用としては、武器を素早く変更する使い方のみなので、まだまだ戦闘スタイルの模索や操作の練習が必要のようです。
◆ その他の課題
■ MSI Afterburnerを使って、GPUの使用率や温度、FPSをゲームプレイ画面に表示する設定
・MSI Afterburner Version 2.3.1 (2013/1/23)
http://www.msi-computer.co.jp/Afterburner/
・Windows 8では、PSO2のセキュリティで表示できなかったりします。
初回インストール時に表示できましたが、しばらくすると使えなくなりました。
nProtect GameGuardが関係していると思います。
PSO2キャラクタークリエイト体験版では、動作します。
動作していたころのスクリーンショット(スクリーンショット左上の緑色です)
■ 使ってみての感想
・Windows 8を初めて使った時は、[スタート]ボタンが無いこと、デスクトップ画面とスタート画面が頻繁にかわったりすることに戸惑いましが、「Windows 8 をマウス、キーボードで使う場合の便利なショートカット キー」を覚えてからは、快適に使えるようになりました。
便利なショートカット キー 壁紙もお気に入りです。
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-8/guide/de...
[スタート]ボタンがない方が、素早く直観的に操作できて、機能を探す「迷子の時間」が減らせたように感じます。
■ お礼の言葉
レビューの機会を与えてくださった皆さま、最後までご覧いただいた皆さまに感謝します。
[EOF]
ゲーミングノートPC Windows 8モデルでのレビュー
ゲーミングノートPC Windows 8モデルでのレビューは、こちらです。(2013/05/19完成)
Windows 8.1での動作の確認
★2013/10/19 Windows 8.1 へアップグレード後にPSO2の動作を確認しました。(設定変更等はありません)
PSO2公式対応済み
・10/16 定期メンテナンス終了のお知らせ http://pso2.jp/players/news/?id=2410
★2014/07/24 Windows 8.1 updateへアップデート後のIntel i7-3770K PCにて動作を確認しました。
PSO2設定の変更などは、こちらのレビューが最新となります。
Intel(R) Core(TM) i7-6700 内蔵グラフィックス Intel(R) HD Graphics 530での動作を確認(Windows 8.1)
Windows 10での動作の確認
Intel(R) Core(TM) i7-3770Kの環境をWindows 8.1からWindows 10へアップデートしてPSO2の動作を確認しています。
セキュリティソフトの設定について(Windows Defender)
2016年1月現在は設定をしたほうが良いでしょう。
★あくまで個人的な意見です ~ここから~
PSO2のインストールフォルダー名に「PHANTASYSTARONLINE2」「win32」が使われているため
フォルダー名が「PHANTASY STAR ONLINE 2」であれば問題は起きにくいはずですが…
セキュリティソフトが時々検知するのはシステムのファイル名を使っているからではないかと
~ここまで~
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