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Windows8でフライトシミュレータ・ゲームソフトを動作させてみた

Microsoft Windows 8 Pro (DSP版) 64bit 日本語版のレビューアーに選考していただき、ありがとうございます。

【必須課題】

(1)Widows8条でゲームソフト(F/A-18 HORNET3.0)を動作させるための手順

(2)動作させたPC環境

【自由課題】

・Windows8ゲームデバイス(Microsoft FORCE FEEDBACK2)

以上の課題を中心に、レビューを目次に示す順に説明していきます。

ここでは、上記の課題に沿って書いていますので、Windows8の総合的な解説は他のレビューアーの方を参考にしてください。

 

目次内の凡例

◎:問題なし,〇:一部制限あるものの動作する,△:動作するが制限多し, ×:全くダメ

目次

1.PC動作環境

2.Windows8 マルチ(デュアル)ブート・インストール

2.1. 既存のWindows7とWindows8をマルチブートにする手順概要

2.2. Cドライブを縮小し未割り当て領域作成 手順

2.3. Windows7 32bit版とWindows8 64bit版の比較

3.Hyper-V有効化の試行(CPU機能不足により断念)

4.ゲームデバイス:Microsoft FORCE FEEDBACK2・・・〇

5.フライトシミュレータ・ゲームソフト動作テスト

5.1. F/A-18 HORNET3.0(GRAPHIC SIMULATIONS)・・・・・×

5.2. F/A-18 KOREA DEMO(GRAPHIC SIMULATIONS)・・・〇

5.3. FLANKER 2.5(SSi)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・〇

5.4. Combat Flight Simulator2(Microsoft)・・・・・・・・・・・・・・◎

5.5.IL2 FORGOTTEN BATTLES(UBISOFT)・・・・・・・・・・・・・・・・〇 追加

 

 1.PC動作環境

  

メーカ:TOSHIBA

機種:satelite A200 T31 200E/5W

CPU:インテル® Core™ 2 Duo プロセッサー T7250 動作周波数 2GHz

チップセット:モバイル インテル® GM965 Express

メモリ:PC2-5300(DDR2-667)対応 SDRAM 2GB×2(最大搭載済)

グラフィックアクセラレータ:モバイル インテル® GMA X3100搭載

ビデオRAM:最大64MB(メインメモリと共用)

内部ディスプレイ:15.4型 WXGA TFTカラー液晶 1,280×800ドット

HDD:80GB(5,400rpm、Serial ATA対応)

外付けHDD:USB接続 I-O DATA HDC-U320 320GB

ゲームコントローラ:USB接続 Microsoft FORCE FEEDBACK2

 

PCは、昨年に購入した中古ノートPCでWindows8のレビューアーに選ばれたとのメールを頂き、メモリの実装が1.5GBだったのを4GBに載せ替えました

 

 2.Windows8 マルチ(デュアル)ブート・インストール

 Windows8をインストールする前にWindows7で動作していたアプリがWindows8でも動作するかどうかをチェックするアップグレードアシスタントがMicrosoftで公開されていたのでダウンロードして調査してみるとOffice 2003が動作しないと判定された。

そもそも、このPCを購入した理由がOffice 2003を使用するのが目的だったので、そこでWindows7とWindows8をマルチブートにすることにした。

 

2.1.既存のWindows7とWindows8をマルチブートにする手順概要

HDDに未割り当て領域がなければ既存のドライブを分割する必要がある。一般的にはWindows7がインストールされているドライブはCドライブなのでCドライブを分割することになる。

  1. Cドライブのボリュームを縮小し、未割り当て領域を作成する。
  2. 未割り当て領域にプライマリパーティション(例.Eドライブ)を割り当てる。
  3. 新規に作成したパーティション(例.Eドライブ)にWindows8をインストールする。

EドライブにWindows8をインストールすると2,3回のリブート後、10分余りでインストールが完了した。なおⅱ.は省略してもWindows8インストール時に未割り当て領域を選択できるかも知れない。

Windows8を起動すると、Windows8の起動ドライブがCドライブとなり、元のWindows7がDドライブとなっていた。

 

2.2.Cドライブを縮小し未割り当て領域作成 手順

Windows8インストール前は80GBのHDDにパーティションがCドライブ(70GB:Windows7),Dドライブ(8GB:リカバリーパーティション)と分けられていて、最も標準的な構成だろう。リカバリーパーティションには手を付けずCドライブを2つのパーティションに分割する。

なお、Windows8 64bit版のインストールに必要な領域は20GB以上です。

  1. Windows 7のスタートメニューからコントロールパネルを開く。
  2. 「システムとセキュリティ」「管理ツール」「コンピューターの管理」の順にクリックする。
  3. コンピューターの管理画面が開いたら、「ディスクの管理」をクリックする。
  4. Cドライブのパーティションを右クリックし、「ボリュームの縮小」をクリックする。
  5. 「縮小する領域のサイズ」に入力(例。35000)する。縮小可能なサイズは使用状況に合わせてください。

 僕は、未割り当て領域を全てEドライブに割り当てたが省略可能です。

 後のWindows8のインストール時にインストール先を領域確保したドライブ(例.Eドライブ)か未割り当て領域を選択すればよく、他は一般的な手順ですので省略します。

 

2.3.Windows7 32bit版とWindows8 64bit版の比較

  • Windows8 64bit版にして良かった点

Windows7 32bit版ではメモリが3GBしか認識しなかったのに、Widows8 64bit版では4GB認識したことである。

それにしても32bit版の3GBってノートPCのマニュアル通りとはいえ中途半端ですよね。

  •  Windows8の問題点

メモリ カード リーダーが認識できなかった。デバイスマネージャーを見ると「ほかのデバイス」に「大容量記憶域デバイス」が表示されマークがついている。ドライバーを更新しようと検索したが見つからなかった。

  • スピードの比較 

計測にはCrystalMark2004R3を使用した。意外にもほとんどの項目でWindows7の方がスピードが早かったが、大差ないレベルと言えると思う。

図 左:Windows7 32bit版、右:Windows8 64bit版

 

 3.Hyper-V有効化の試行(CPU機能不足により断念)

 Hyper-Vで仮想マシンを作成できれば古いゲームソフトをインストールし実行できると思ったからであるが、結論をいうとCore™ 2 Duo プロセッサーではVTはサポートしているもののSLAT(Second Level Translation)という機能がないため仮想マシンに接続はできるが作成できないことが分かった。

図  「サーバーに接続」メニューはあるが「新規」メニューがない

そこで「コントロールパネル」の「Windowsの機能の有効化無効化」を起動して見るとHyper-V プラットフォームにチェックが入らない。Hyper-V プラットフォームにマウスを持って行くとツールチップが表示された。

図 インテル® Core™ 2 Duo プロセッサーには、SLAT機能が無い

せっかくHyper-Vを有効化し、BIOS設定でもVT機能を有効化したのに、残念!

 

 4.ゲームデバイス:Microsoft FORCE FEEDBACK2

フライトシミュレータ・ゲームに欠かせないのがJoystickである。以前はSaiteckのX45も持っていたがニュートラル付近で固着してしまうため捨ててしまい、現在はMicrosoft SideWinder Force Feedback 2のみである。

 動作結果

Game Controller Softwareのインストール:不許可

動作:〇 Force Feedbackの変更ができないが操作は可能

 

CD-ROMのSetup.exeの実行はできなかったが、USBでJoystickを接続すると問題なく認識しているようだ。コントロールパネルから「デバイスとプリンター」をクリックする。

 

Joystickのアイコンを右クリックし「ゲームコントローラーの設定」メニューをクリックするとゲームコントローラーが起動される。

Joystickを選択して 「プロパティ」ボタンを押してプロパティ画面を開く。さっそくテストTabをクリックしてテストしてみる。

しかし、スライダーが全く反応しない。スライダーはスロットルレバーなのでキーボードでも操作は可能である。

設定Tabをクリックして「調整」ボタンを押してウィザードを起動して設定してみるとスライダーは反応しているのでテストの方のバグのようだ。

また、フライトシミュレータゲームの方もスライダーに反応していた。

しかし、何かが欠けている。Force Feedbackの変更項目が無い。Force Feedbackは強,中,弱の3段階あり、ディフォルトは中だが反応が大きすぎるので弱にしてゲームをしている。中でも深夜にゲームしていると家族からうるさいと言われる。墜落でもしようものなら机をガンガン叩くような音がするほどである。また、20mm機関砲を打つと操縦桿も揺れてしまい撃った弾がとっちらかってしまって当たらない。(^_^;)

そう言うわけでForce Feedbackは弱に設定している。

 

 5.フライトシミュレータ・ゲームソフト動作テスト

完全に作動すると言えるのは、 Combat Flight Simulator2(Microsoft)だけでした。

F/A-18 KOREA DEMO(GRAPHIC SIMULATIONS)とFLANKER 2.5(SSi)も制限はあるものの作動しますが、作動に関しては自己責任でお願いします。

 

インストールできなかったソフトの作動方法

 以前からゲームに使用していたXPの「C:\Program Files\FA18 Hornet」フォルダをフォルダ毎「C:\Program Files (x86)」の配下にをコピーします。ただし、Cドライブ配下にコピーするには管理者権限が必要ですが、他のドライブにしても良いです。例えば、「F:\Program Files (x86)」の様に、要は「Program Files (x86)」の配下にコピーすれば良いようです。ただし、この方法ではWindowsのシステム・ディレクトリに何もコピーしないソフトを前提としています。Windowsのシステム・ディレクトリにコピーするソフトの場合、DLLをコピーする場合が多いので、DLL関連のエラーとなるはずです。

この方法も、作動には自己責任でお願いします。

 

5.1.F/A-18 HORNET3.0(GRAPHIC SIMULATIONS)

動作結果

インストーラー:不許可

動作:メニューのコックピット画面は表示するがゲームは作動せず

 

インストーラーが作動しなかったので、 以前からゲームに使用していたXPの「C:\Program Files\FA18 Hornet」フォルダをフォルダ毎「C:\Program Files (x86)」の配下にをコピーし、アプリFA18.exeをダブルクリックして起動してみた。

何年ぶりだろー、懐かしい画面である。

さっそくフライトをしてみるが、DirectXをインストールしろと言うエラーが出る。DirectXのバージョンが違いすぎて互換性がないのか。

TRANINGは作動する。文章も音声も英語ですけど...英語の勉強になるかも...

 

実は、 F/A-18 KOREA版も持っている。

こちらもインストーラーが作動しないので「C:\Program Files (x86)」の配下にをコピーして起動してみた。結果は、ミッションビルダーは表示するが他は同じ状況だった。

 

5.2.F/A-18 KOREA DEMO(GRAPHIC SIMULATIONS)

 

動作結果

インストーラー:必要なし

動作:作動する(解凍又はコピー先は「F:\Program Files (x86)」の配下)

 

制限:解像度が3種類しかない(640×480,800×600,1024×768)

 

製品版が作動しないのにデモ版は作動した。但し、Settingの変更が必要です。

 

Settingの変更

アプリケーションのKorea Demo.exeをダブルクリックして起動すると、以下のReady Room画面が表示されます。

図 Ready Room(Career Mode)画面

ここで、ドアにマウスを持っていくと「Enter Cockpit」が表示されるのでクリックします。

 

図 Preflightメニュー画面

「SETTINGS」「PREFERENCES」と順にクリックしてVIDEI MODEの3Dfxのチェックを外す必要があります。

 

ゲームの操作方法概要

  • ゲームの実行:上のCareer Mode画面で「MISSION」「PREFLIGHT」「FLY]と順にクリックします。
  • ゲームの終了:Ctrl+Q(Windows8は異常終了したと判断して警告画面が表示されますがCancelボタンを押せば良いでしょう。)
  • 操縦方法:Documentsフォルダにキーボードのコマンドリファレンスがあります。 

Ready Room画面で、モニターにマウスを持って行くとReplyが表示されクリックすると6本のデモ飛行が選択できます。それを見るだけでも参考になります。

  

5.3. FLANKER 2.5(SSi)

動作結果

インストーラー:成功

動作:セキュリティ警告画面が表示されますが作動します

制限:解像度が3種類しかない(640×480,800×600,1024×768)

 

解像度が3種類しか選べないことから、使用しているPCとの解像度が合わなければ必然的にWindowモードで実行することになります。

 

5.4. Combat Flight Simulator2(Microsoft)

動作結果

インストーラー:成功

動作:作動する、解像度も多種類から選べれる

制限:ヘルプが表示しないが解決可能

 

インストールもすんなり成功し、作動も全く問題なかった。特に解像度が多種類選べることができPCの推奨の解像度(1280×800)を選べるのが良かった。他のユーザーの環境でも問題はないと思われます。

 

ヘルプ表示の解決方法

CFS2の「?」ボタンをクリックするか「F1」キーを押すと、「Windowsヘルプとサポート」画面が表示され、「このプログラムからヘルプを取得できない理由」の説明の中の「Microsoft サポート」のリンクをクリックします。

「Windows ヘルプ形式 (WinHlp32.exe) で作成されたヘルプを開くことができない」のHPが表示されますので「Windows 8 用 Windows Help プログラム 」のリンクをクリックするとDownloadページが開きます。ファイル名がx64とx86との2種類ありますがx64の「ダウンロード」ボタン「ファイルを開く」」ボタンを順に押してインストールします。

 

5.5.IL2 FORGOTTEN BATTLES(UBISOFT) 

 

 

動作結果

インストーラー:不許可

動作:セキュリティ警告画面が表示されますが作動します

制限:解像度が3種類しかない(640×480,800×600,1024×768)

 

作動方法

インストーラーが作動しなかったので、 以前からゲームに使用していたXPの「C:\Program Files」配下の「Ubi Soft\IL-2 Sturmovik Forgotten Battles」フォルダをフォルダ毎「F:\Program Files (x86)」の配下にをコピーし、アプリil2fb.exeをダブルクリックして起動してみた。

制限は解像度が3種類しか選べないことから、使用しているPCとの解像度が合わなければ必然的にWindowモードで実行することになります。

 

 

 

 

 

 

 

今後も、僕が持っている他のフライトシムの評価を載せていきたいと思います。また、これを機に僕のPCで作動するソフトを購入してみようと思います。僕のPCでは最新のP-51とかが動かないのが残念ですが...

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