このレビューをきっかけに、シムの世界に興味を持たれた方は、是非、新しい「シムシティ」を体験してみてください。
■まずは、今回レビューする「シムシティ」とおいらの関わりについてご説明いたします。
シムシティの発売は1989年、当時は衰退し始めアングラしつつあった「レンタルソフト屋」で、PC-9800版をレンタルしてきたのが始まりでした。80年代の日本には「レンタルソフト屋」と呼ばれる店が存在し、現在のDVDやCDなどと同じように、アプリケーションソフトがレンタルできた。また、コンピュータ・アプリケーション自体も、FDに収められ、FD上で動作していたため、FDのセクター情報を丸ごとコピーするという強引な方法で、簡単にコピーが作成できた。こんな方法で入手し、楽しみ始めたゲームの中に「シムシティ」があったのです。
「シムシティ」は、プレーヤーが町の市長となり、町を大きく発展させていくというシミュレーションゲームだ。自分なりの都市計画を立て、町や工場を作り、道路網を整備することで人口が増えていく。ランダムに発生する災害に耐え、またその復興を行うという内容です。ゲームとしての終わりは特に無く、いつまでもプレイできた記憶があるのだが、町の人口が多くなると、その評価が段階的に上がっていくという仕掛けがあった。ま、箱庭的な小さな町に小人を住まわせて、自己満足する! といった感じのゲームだ。
このシムシティは世界的なヒットゲームとなり、後に更に大きな視点でプレーヤーが神となり惑星の文明を育てる「シムアース」や、シムの町で自由に生活する住人視点の「ザ・シムズ」などの派生ゲームも誕生した。
おいら的には、20~30万人くらいまでの都市を作って、ゴジラに似た怪獣が町を破壊する怪獣災害を起こし、逃げ惑う住人の様子を眺めるなどの、ちょいとSの入ったプレイが好きだった。災害復興は結構大変で、大型のハリケーンで町が廃墟と化すと、なかなか復興できずに、プレイをあきらめてしまうことも多かった。バージョンアップされ、こんな風に、意図的に災害を起こしたりなくしたりする機能が追加されてからは特に面白いと思った。
こんなシムシティを最後に購入したのが、「シムシティ4 ラッシュアワー」(2003年)だ。
発売当時は、色や模様が変わるだけだった市街表示が3D化され、小さな点が動いている様に見せかけるだけだった人間や自動車のキャラクターが、小さいながら本物そっくりに描かれた精細な絵に変わっている。火災が発生すると、消防署から消防車が駆けつけ、現場付近の交通が規制される中で、小さな消防士が放水する様等は、見ているだけで本当に楽しい。本格的に32bit化され、DirectXが実装されたWindows XPのグラフィック機能がDOSやClassic Mac世代のそれとは、大きく違うことを痛感されられる演出だった。今も、我が家のWindows XPマシンにはこの、「シムシティ4 ラッシュアワー」がインストールされている。さて、このゲームがWindows 8上でもうまく動くのだろうか・・・
先に結果に近いことを言ってしまうのは興味を削ぐことになるかもしれませんが、実は、お気に入りのこのシムシティは、Windows 7までのOSにはインストールしたことがあります。さすがに、画面比率4:3の設定しか無く、マシン負荷の事を考え全画面でしかプレイできない仕様なので、ワイドモニタではすべてが横長に変形してしまいます。しかし、最高不可設定でも楽々と動作することは確認していました。問題はWindows 8の新しいモダンUIではどう動くの? ってのが一番気になるところです。
さて、それではこのゲームを動かす、新しいWindows 8マシンの準備から、レビューしていくとします。
■Windows 8 をインストールしたPCについて
おいらは既にWindows 8のユーザーであり、Windows 8自体にはそれなりになじんでいるのですが、おいらの持っているWindows 8のライセンスはアップグレード版で、Windows 7に上書きインストールしたものだ。今回、zigsow様から提供されたものは、DSP版なので新規にインストールしたPCを準備しようと思った。そこで、以前zigsow様よりレビュー様に提供された、インテルのマザーボードにCore-i5のCPUを搭載し、Windows 8ゲーム機を構成することとした。ゲーム用PCならグラボはハイエンドのものがぁ~@@ と思ったが、手持ちに無い><; そこで、そこそこの性能ではあるHD5670のグラボを使った。ストレージもSSDに!!! とはいかず、HDDのRAID-0で我慢している。今後は少しずつ、世代に見合った性能へと引き上げていきたいものだ。以下に、マシンの詳細を掲載します。
CPU:Intel Core-i5 3570K (Kなので今後OCしてみたいのである)
マザボ:Intel DP67BG
メモリ:2G×2+1G×2=6GB
HDD:HITACHI HDS721050×2 (500G×2=1TB)
光学ドライブ:LG BH08NS20
といったところ。エクスペリエンスは以下の通り。
HDDだと、Windowsエクスペリエンスは5.9を超えない><
思った以上にグラフィックスの性能がしょぼい><
・・・と2大ショボちゃんですが、お許しください<m(_ _)m>
ドライバの更新とインテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジーのユーティリティをインストール。
ここで、ちょいと問題発生しました。
bru-rayドライブが見えたり見えなかったりします。
他のOSではなかったのですが、どうやら起動時にAHCI BIOS Availableと出た時には見えるが、AHCI BIOS not ・・・(正確な表示を忘れちまった@@;)だと、見えない。どうやら、起動時に、“何かおかしい・・・”と、感じるとマザボがAHCIをロードしてくれないようだ。通常ならIDEモードで使えると思うのだが、このWindows 8ではIDEドライバが光学ドライブに対してうまく動作しない事がある様です。詳しい情報は、今後使用してうえで解明してみたいと思います。
ま、なんとかOSのインストールと準備ができ、いよいよ「シムシティ」のインストールです。
CDをセットすると、画面右上に「このデバイスに対する動作を選択してください」とでる。最近はAutoplayは即実行しないのが当たり前なのでOK! 改めてコンピュータのウィンドウからCDを起動した。
SIMCITY 4のインストールが終われば、即ラッシュアワーのインストールへ・・・
ここまで、一切の問題なくインストールが終了してしまった@@
なんと気の抜けた話だ。
多少のトラブルに巡り合いながら、コツコツと対応していくなんて事は一切ありませんでした。
そのままゲームの起動をすると・・・
この通りです。
ではここで、新「シムシティ」の宣伝をばwww
下記サイトへGO!
EAジャパン シムシティhttp://www.ea.com/jp/sim-city
■10/24追記■
Windows8はダメOSと言われていましたが、Windows8.1を使うようになり、ダメ(?)ではなかったことに気づき始めた。
1)マイクロソフト・アカウントとの連動
Windows8では、標準でマイクロソフトアカウントを利用するように勧められる。
しかし、登録時に日本語で名前を登録していると、ローカルPCのアカウントも日本語となり、一部のアプリケーションに悪影響を与える。また、環境設定などの同期が行われるため、ネットワークへの負荷が高くなる。Windows8.1では、ローカルのアカウント名とマイクロソフトアカウントの関連付けが行われ、ローカルPC上ではインストール時設定したアカウント名がそのまま使われる。このため、Windows8で発生していた上記不具合が解消された。
2)ホームグループの設定をすると環境によっては非常に多大なネットワーク負荷とローカルPCへの負荷がかかる
Windows8では、ホームグループへの参加が推奨され、これを設定すると、共有コンテンツの多いホームグループにおいては、非常に多大な負荷がローカルPCにかかる。おいらの環境では、常に2Mbpsほどのネットワークトラフィックがあり、ローカルPCの動作にも大きく影響していた。ネットワーク共有やSkydriveの共有設定が簡単に細かくできるようになったWindows8.1では、この点は大きく改善された。
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