レビューメディア「ジグソー」

XP32bitからの更新です。

WindowsXP32bitから、8 64bitへの更新です。


●購入背景と導入●
XPのサポート期間の終了時期が見えてきたこともあり、
また、2013/1/31までの優待割引もあったため、
使うソフト等の互換性を、粗方調べての上で購入しました。

本当は、intel520SSDのベンチマークスコアが伸びなかった事もあり、
何かしら環境を変えてみる事で、スコアにも変化がないだろうかという期待も兼ねてのものです。

XPからでは、殆どのデータを引き継げない為、
保存しておきたいデータは手持ちのストレージや、
dropbox等のクラウドストレージに退避しての、ほぼクリーンインストールとしました。

期待したストレージの速度については、吊しのままでは変わりませんでした…。


さて、自分のWindows8使用環境ですが
目玉であるはずのモダンUIは一切使用しておりません…

タブレットやタッチパネルノートパソコンで扱う場合は別として、
デスクトップPCで扱う場合においては、
ディスプレイは仰角でも手元にあるでもなく、
タッチパネルに使うにはディスプレイのサイズが大きすぎる場合が殆どではと思います。
その為、従来通りの基本動作を期待しての事です。


●デスクトップ環境に最適化させる●
Classicshellというソフトを利用して、
従来のWindowsのようにデスクトップ画面で利用しています。

Classicshellを適用しても、そのままでは画像や音楽、動画ファイルを開いた場合、
全画面表示になってしまいますので、
従来のWindowsと同じような動作をして欲しい場合はアプリのビューワーではなく、
Windowsフォトビューワーなどデスクトップ上で動作するアプリと紐付しなおした方が良いです。

XPから変更して変わったことといえば
タスクバーがセカンド以降のディスプレイにも表示される事です。
また、XPには無かったタスクバーにソフトをピン留めができるようになり、
ランチャーを利用しなくとも、ある程度便利に使えるようになりました。

 

このような感じでデスクトップ画面を、セカンドモニタのタスクバーを縦にして使っています。

 


●新機能とその使用●
また、記憶域プールという機能が追加され、
複数のストレージをミラーリングする事で、
片方のストレージが故障しても、もう一方のストレージがあれば、
データを復旧する事ができるようになったそうです。

自分の環境でも試そうかと思いましたが、
起動ドライブにSSDと、サブにHDD×1の構成の為、
ミラーリングできるようにはできませんでした。
実質SSDやHDDが合計3つなければ、ミラーリングはできないようです。
とりあえず、上記のようなデータの復旧はできない、シンプルモードで記憶域を設定しましたが、
その際にHDDのデータの移行を忘れたままうっかり実行してしまった為、
HDDのデータをフォーマットしてしまいました…。

実際に作業する際には注意のポップアップが出ますので、本来は問題ないと思います。


また、XP環境時、MicrosoftSecurityEssentialを利用していましたが、
8では,7までとは違う、スパイウェアだけでなく
ウイルスにも対応したWindowsDefenderがプリインストールされています。
どれほどの信頼性があるのか実証した訳ではありませんが、
そのままでノーガードにならずにいてくれるのはありがたいところです。


●様々な互換性や個人的対策●
現在私の環境で使用しているソフトとの互換性についてですが、
Office2007(Excel、Word、Outlook)、Ccleaner、XAI、

Dropbox、Janetter、Rainmeter、Firefox、Mac type、

デスクトップ版Skype、Soluto、VLCMedia Player等は

全く問題なく動作しています。

Steam、Google日本語入力についてはあまり気にはなりませんが一癖あり
Steamでは日本語入力が直接使えない所があり、
ゲーム内チャットで日本語のやり取りをするか、
日本語はコピーして貼り付けるかで現状対応しています。

つまり、Steamそのものでは直接使えないといっても、
Steamでできるゲーム内での、日本語IMEの使用の可否の判定は別、という事です。
LEFT4DEAD2ではゲーム内チャットでは日本語IMEの使用が可能でした。

また、IMEは別にAudio surf、LIMBOはWindows8で動作可能でした。


Google日本語入力ですが、これそのものには問題なく、またこのIMEに限らず
「Windowsマーク+Spaceキー」で切り替えする仕様に慣れておいた方が良い様です。
規定の入力方法は固定できますが、ふとした時に切り替えられている事もありますので
何らかのきっかけでIMEが切り替わっている場合に、
このショートカットキーを覚えておけば、後々楽です。

また、これに限らずWindowsキーで組み合わせるショートカットキーはかなり便利なもので
従来よりも不便な所を解消する、というネガティブな箇所だけでなく、
単純により便利なものになった、と好意的に感じられています。

●Solutoで起動速度の改善や環境を調整する●
本来は、UEFIなどの設定での起動速度改善が主かと思われますが、
当方の環境ではそうした先進機能?には対応していないかと思われますorz

ですが、新しいハードでなくとも、起動速度は改善できます。

Solutoでは
スタート時の画面をモダンUIにするかデスクトップ画面にするかを
このソフト内で切り替えられる機能が追加されていました。

 

画面右下のswitct to start screenボタンです。



また、従来のOSでの使用時と同じように
起動させるソフト、起動を後回しにするソフト、起動させないソフトを
仕分けられるので、この機能で起動を早める事が出来るようになります。

起動設定を変えると支障がでるものは、選択できないようになっており
気兼ねなく弄れる仕様ですので安心です。

XPと違いWindowsDefender関連のもの等、
Windows関連で入る、起動内容を変更する事ができない物が増えるので
その分はどうしても、そのままの状態のXPより、
起動までの時間は内訳として増えてしまいます。

灰色の40の部分ですね…。

起動を合理化した分、水色の通りに起動時間は14秒削る事ができました。



しかし、XPでSecurity Essentialを入れた場合より合理化されているので
そうネガティブな部分ではないかと思います。

Windows8は、環境設定について、
従来と名称が違ったりと不案内に感じるポイントも多いため、
このSolutoの環境設定機能との親和性が、従来より高く便利に感じられます。


●起動しなかったものの一部解決方法●
もちものにあるTVチューナー、DY-UD200のドライバを入れる事ができませんでした。
調べてみたところ、既に解決した方がいるようで、それに倣って解決しました。

原因は「デジタル署名がないドライバ」はドライバの導入が弾かれてしまう事です。
こうした物の場合、これに限らず、この機能を回避する手順を踏む必要がある様です。
その手順を画像に収めてみました。


画面右上にポインタを当てると出てくる、5つのアイコンから歯車型の設定ボタンを押す



PC設定の変更を選択



PC設定→全般→PCの設定をカスタマイズする→今すぐ再起動する



再起動するとトラブルシューティング画面になりますので、詳細オプションを選択



スタートアップ設定画面を選び



7番のドライバー署名の強制を無効にするを選択



これで通常画面で起動しますので、
同様の原因で入れられなかったドライバを入れられるようになります。
後は入れるソフトによってやる事は変わってくるかと思いますので、
それぞれの手順を踏んで進める形になります。

但し、次起動した時にはドライバー署名の強制は元通り有効になりますので、
また同じ理由で使えないものが出てきた場合は、同じ手順を再度する必要が出てきます。

本来、OSがPCを保護する為の機能を回避しての手順になりますので、
試される方はご理解の上でお試しを…。


●まとめ●
従来のWindowsのように使うには、
設定しなおさなければならない箇所も多いものの
自分の環境に合わせる為の引き出しは用意されており、大抵の事はどうとでもなります。
前向きに見れば自由度が高いと感じました。

また、その引き出しも従来のWindowsより多く、より便利に使うこともできます。
既に発売から一ヶ月半以上経っておりますし、
互換性が心配なものも既に先達が試しているものも多いので、
調べれば可否は殆ど事前に判断できると思います。

自分のように、XPやVistaなど過去のOSを使っている方で、
環境を自分に合わせる事に抵抗がなければ
Windows8にして後悔する事は、きっとないと思います。

現在のところ使う予定はありませんが、モダンUIやタッチについては、
そのつもりになれば、Windows8自体を持ってさえいれば、いつでも使用は可能です。
今手に入る価格でのWindows8を確保しておいても、損をすることはないのではないでしょうか。

 


個人的には、XPより快適になりました!

 

 

ちなみに、XPの時に使えなかったものが殆どの様々なベンチマークなので

これまでとの比較にはあまりなりませんが、このような結果になりました。


  • 購入金額

    5,280円

  • 購入日

    2012年11月15日

  • 購入場所

    amazon

8人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (1)

  • aoidiskさん

    2013/01/31

    『Classicshell』よく見ますね。
    快適になるようですね。

    ある面自由度も広くなっているのか、分かるようになってくると
    楽しめそうですね。

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